じじぃの「サッカー女子W杯2011年・なでしこJAPAN奇跡の世界一!スポーツ世紀の番狂わせ」

ワールドカップ2011 なでしこジャパン奇跡の優勝!

『スポーツ世紀の番狂わせ 世界が驚愕した、まさかの88試合』

鉄人ノンフィクション編集部/編 鉄人社 2019年発行

なでしこJAPAN 奇跡の世界一 より

2011年7月17日 サッカー女子W杯 ドイツ大会決勝 日本 2 - 2 アメリカ (PK戦で日本の勝利)
2018年2月28日から3月7日にかけ、ポルトガルアルガルヴェ・カップが開催された。女子サッカーでは、オリンピック、ワールドカップに次ぐ国際大会で、今回で25回目を数えた。
参加したのは、アメリカ、ドイツ、フランス、イングランドなど欧米の強豪国を除く12ヵ国。大会前のFIFAランキング9位の日本にも優勝の目はあった。が、グループリーグで戦ったオランダ(ランキング7位)との試合は後半、相手選手が2枚目のイエローカードで1人欠けたにもかかわらず、2対6の大敗。最終的に6位で大会を終えた。
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世界の女子サッカー界で、アメリカは1つ抜けた存在である。メジャー大会での成績もさることながら、FIFAランキングは2007年以降、数回を除き1位。その数回がドイツで、これまでイングランドに一度ランクを逆転された以外、2位をキープしている。つまり、世界の女子サッカーアメリカが絶対王者、次にドイツが常に2番手につけている状態と言っていい。
一方、日本は2009年6月で7位、9月で6位。2011年W杯直前の同年6月には4位まで上昇したが、実質的な力は上位2ヵ国と、とてつもなく大きな開きがあった。
2011年6月26日、女子W杯ドイツ大会開幕。なでしこJAPAN=サッカー日本女子代表は、過去最高のベスト3以上を目標に掲げ本番に挑む。メディアでの扱いは小さく、大会前、女子サッカーのワールドカップが開催されることすら知らない日本人も多かった。
日本はグループBに組み込まれ、ニュージーランド、メキシコを破ったものの、イングランド(当時FIFAランク6位)に0対2の完敗。グループ2位通過で決勝トーナメントに進む。
順々決勝の相手は、グループAを3連勝の1位で抜けたドイツである。対戦成績は、過去8試合で日本の0勝7敗1分。直近の北京五輪3位決定戦でも0対2と全く歯が立たなかった。
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準決勝のスウェーデンを3対1で破り、7月17日、日本はメジャー大会でいまだ経験したことのない決勝戦に駒を進める。しかし、敵は王者アメリカ。日本はこの試合までアメリカに0勝21敗5分と、完璧なまで叩きのめされている。どう転んでも勝てる相手ではなかった。
だが、神は日本に微笑む。点の入らぬまま迎えた後半、アメリカのFWモーガンが先制点を決める。が、12分後の後半36分、MWの宮間あやが決めて同点。そのまま試合は延長戦に突入する。
延長前半14分、アメリカのFWワンバックが決め再びアメリカ勝ち越し。もはやこれまでと誰もがあきらめた。が、試合終了3分前の延長後半12分、宮間からのコーナーキックに、飛び出した澤がニアサイドで右足を伸ばし同店ゴール。寸前で優勝を逃したアメリカに、もはやPK戦を勝ちきる気力は残っておらず、日本のキッカー4人目のDF熊谷紗希がゴールを決め、PK3対1で勝利。日本は奇跡の世界一に輝いた。

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どうでもいい、じじぃの日記。
女子サッカーアメリカ合衆国女子代表は、7月8日に行なわれたFIFA女子ワールドカップ2019決勝戦で勝利した。
アメリカ合衆国女子代表は、凱旋パレードを行ない全米でフィーバーを起こしている。
日本はオランダに負けてしまった。
2020年のオリンピックでは、「なでしこジャパン奇跡の勝利」を見たいものです。