中国 “レアアースの輸出制限”チラつかせ米けん制(19/05/29)
「日本最東端の島」守る 南鳥島の海自部隊公開
中国のレアアース、貿易交渉で武器なら米産業界に「壊滅的」な打撃
2019年5月29日 Bloomberg
中国が圧倒的な強みを持つレアアース(希土類)を対米貿易交渉のカードに使うとの脅威が広がっているが、自動車から軍用機器に至るまであらゆる製品に使用されているレアアースの供給が枯渇すれば米国の産業界は深刻な打撃を受ける恐れがある。
さらに、この締め付けを打開するには数年を要する可能性もある。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-29/PS9ANPSYF01S01
『世の中の裏が面白いほど見える理系の話』
話題の達人倶楽部/編 青春出版社 2011年発行
レアアースの裏 誰がどんなふうに使っている? より
いま、世界各国が激しい争奪戦が繰り広げられているレアアース。「希土類元素」ともいい、天然の存在量が少ない「レア」な元素である。具体的には、スカンジウム、イットリウム、ランタン、ネオジムなどの元素を指す。
かつては、さほど需要がなかったのだが、現在ではハイテク製品の製造に欠かせない元素となっている。
たとえば、光学レンズ、セラミックスコンデンサー、蛍光体にはランタンが欠かせない。レーザー関係では、ホルミウム、ツリウム、イッテルビウムなどを必要とする。超強力永久磁石には、サマリウム、ネオジム、超伝導体にはイットリウム、磁性誘導体にはユウロピウムが必要になる。
一方、よく似た言葉の「レアメタル」は産出量が少ない金属の総称で、厳密な定義はない。
こちらも、ハイテク産業には不可欠で、たとえば後期行には、回転体周辺にコバルト、エンジンのタービンにはバナジウム、ニッケル、クロム、チタン、タングステン、ニオブ、主脚の強化のためにクロム、モリブデンが使われている。
ドリルやカッターをはじめとして、衝撃に強い高度な工具類にも、レアメタルが欠かせない。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
どうでもいい、じじぃの日記。
中国は世界のレアアース埋蔵量の37%を占める。
中国は世界の精製能力の大半を有しており、2017年に米国が輸入したレアアースの80%が中国産だった。
米国は中国からの輸入品に対する関税引き上げを打ち出している。今のところレアアースを関税対象の中国製品から外している。