じじぃの「人の生きざま_786_ジム・ロジャーズ(投資家)」

Welcome to Asia in 2030

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=eIFgkXt2sQg

Jim Rogers

ジム・ロジャーズが断言「私が10歳の日本人なら、ただちにこの国を去るでしょう」

2017.1.5 クーリエ・ジャポン
私は日本人ではないので、日本人に何かをしろと指示できる立場にありません。
もちろん、日本は基本的に外国人や移民が好きではない、と言えるでしょう。そしていまの日本はとても深刻な問題に直面しています。人口は近年で最低となり、債務は跳ね上がるように増えました。もし私が10歳の日本人だったら、ただちにこの国から去るでしょう。
https://courrier.jp/news/archives/70902/

ジム・ロジャーズ

ウィキペディアWikipedia) より
ジム・ロジャーズ(Jim Rogers、1942年10月19日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州出身の投資家である。
クォンタム・ファンドの共同設立者である。現在はロジャーズ・ホールディングスの会長である。ウォーレン・バフェットジョージ・ソロスと並び「世界三大投資家」と称される。
2018年には中国はトランプ政権の政策と習近平政権により国交を深めよりさらに偉大な国になるであろうと述べている。
2007年に家族とともにニューヨークからシンガポールに移住した。「1807年にロンドンに移住するのは、すばらしいことだった。1907年にニューヨークに移住するのは、すばらしいことだった。そして、2007年にはアジアに移住することが次のすばらしい戦略となるだろう」と英Telegraphのインタビューに答えている。娘たちには将来を見越して、華僑圏で中国語を学ばせている。

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『お金の流れで読む 日本と世界の未来』

ジム・ロジャーズ/著、大野和基/訳 PHP新書 2019年発行

日本の未来を世界史から照射する 閉じた国は滅び、開いた国は栄える――歴史の必然 より

「私がもし10歳の日本人なら、ただちに日本を去るだろう」

日本は、私が世界で1番好きな国の1つである。これまで私は世界1周旅行を2回敢行し、数えきれないほどの都市を訪れたが、その中でも東京――あれほど豊かな食文化が発達している都市を私は知らない。銀座に世界最高のステーキハウスがあるのをいまでも覚えている。
最高のイタリアンレストランは、イタリアではなく日本にあるのだ。もちろん食べ物だけではなく、日本はすべてがすばらしい。京都など、歴史をよく保存している都市も多い。個人的に本当に好きで評価している国だが、その日本が50年後か100年後には消えてしまうのは心から残念でならない。
なぜ消えると断言できるのか? 当然だ。これだけ借金があり、しかも子どもを作らないのだから。私はこれだけ日本を愛しているが、日本に住もうとは思わない。借金と少子化、この2つがシンプルな理由だ。

朝鮮半島が迎える劇的な変化 南北の統一が進めば、韓国経済が抱える問題はすべて解決する より

北朝鮮はこれから2桁成長を遂げる

日本にもほど近い朝鮮半島――。この地は、これから激動の時代を迎えるだろう。韓国と北朝鮮が統一されるからだ。
現在、先進国の経済は停滞ムードに入っている。しかし韓国と北朝鮮は、これから2020年、2022年あたりにかけては、他の国ほど不景気の影響を受けないだろう。北朝鮮の経済状況はいま、世界の最下位と言ってもいいほど低レベルにあるが、それは中国の鄧小平政権における、1980年代前半の頃と同じだ。1981年、中国では計画経済の下で市場経済を発展させる、という決定がなされた。中国が外に対して開かれるようになってから何が起きたか、あなたもよく覚えているだろう。そう、劇的な経済成長だ。
それと同じようなことが、北朝鮮にも起こる。

「もう1つの中華経済圏」台湾・マカオ 大国に振り回されるか、独自の道をゆくか より

台湾は「併合」されるのか

いずれ、中国と台湾が統一される日も来るだろう。中国に行ったら、「台湾は中国の一部である」と言った方が喜ばれる。台湾では、「中国という国は1つしかない。我々がそれだ。我々が本国をコントロールすべきだ」と言っているのだが。いずれにせよ、両者ともに「中国と台湾は1つの国」だという見解は一致しており、いずれ本当にゆっくりと1つの国になるだろう。
50年前、いや、30年前でさえも、中国南東のビーチに行けば、海岸線に有刺鉄線が張られており、銃が台湾の方向に向けられていた。台湾に行けば、中国側に有刺鉄線と銃が備えられていた。
いまはもちろん、そのようなものはない。20年前、中国から台湾に行く手段はなかった。いったん香港に飛んで、それから台湾に飛ばなければならなかった。いまは飛行機でも船でも、中国と台湾間の行き来は自由だ。中国人がたくさん台湾に渡っている。変化は着実に起きている。
最終的には、みなが中国の台湾併合を受け入れることになるだろうと思う。いますぐではないが、いずれはそうなる。ここ30年の変化を見ればそう言うことができる。