金正恩委員長が演説 「安全を武力で担保すべき」
プライムニュース 「岐路に立つ文在寅政権 冷え込み増す日韓関係 南北融和は正念場か?」
2019年3月27日 BSフジ
【キャスター】斉藤舞子、松山俊行 【ゲスト】松川るい(自民党参議院議員)、磐村和哉(共同通信社編集委員兼論説委員 元平壌支局長)、金慶珠(東海大学教養学部国際学科教授)
韓国最高裁が三菱重工に賠償を命じた、いわゆる「元挺身隊」訴訟で、同社が韓国で持つ8件の商標権と特許権、約8000万円相当の資産が差し押さえられた。
一方、北朝鮮は開城の南北共同連絡事務所から22日に撤収したが、25日に復帰した。一時は融和の機運が高まっていたが、物別れに終った米朝首脳会談後は、南北関係にも不透明感が漂う。
韓国は日本や北朝鮮との関係をどう考えているのか。
●岐路に立つ文在寅政権 どうなる?米朝の“仲裁役”
北朝鮮・崔善姫北朝鮮外務次官は「南朝鮮は仲裁者ではなくプレイヤーだ」と語った。
斉藤舞子、「崔善姫外務次官が文政権を突き放すようなことを言ったのはなぜか」
磐村和哉、「私は逆だと思う。仲裁者ではなく南北連合で米国と交渉するんだと、当事者意識を持てと言う意味だと思う。金委員長は自分の最初の首脳会談の相手はプーチン大統領だと考えていた時期があった。安倍首相にも期待を持ったことがある」
金慶珠、「米朝の話し合いが本格化した時の韓国の立ち位置をどう決めるのかということに対する懸念があった。文大統領は鉄壁、いったん決め込んだら最後までやる」
松川るい、「親北朝鮮の左派の人たちは困難な状況になるほど北を助けなければなどの使命感にかられてもっと鉄壁になる可能性がある。いま北朝鮮はハノイ会談決裂を受けて他にどういう選択肢があるか試行錯誤している最中だと思うが、米国との対話は続けるつもりでいる」
【提言】 「文政権への日本の対応」
金慶珠 「一括」
この10年日本と韓国はずっと争ってきた。どこかで解決を目指すためには一括して、解決できる道を模索すべきだ。仲裁委員会とかICJとかを通してお互いが納得できる線引きをする必要がある。
磐村和哉 「韓国財界の取り込み」
いま徴用工の差し押さえの問題が進んでいる。韓国財界に危機感を持たせてこのままではだめだ、ということを文政権に言わせるような仕掛けを考えてみたらどうかと思う。
松川るい 「やわらかく『決別』」
これは韓国に対してではない。韓国はいろいろ変化している。文政権はその中で革命的なことをしている。日本は文政権に対し毅然とした態度を取る。次の政権でまともな関係を作ることではないか。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d190327_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d190327_1
ワイドスクランブル
2019年3月28日 テレビ朝日
【司会】小松靖、大下容子 【コメンテーター】古谷経衡(ジャーナリスト)、白河桃子(相模女子大学客員教授)、萱野稔人(哲学者) 【解説】李相哲
●北朝鮮高官が北京入り 米中と協議か
2度目の米朝首脳会談は決裂。北朝鮮のメディアは金正恩委員長の演説を報じた。金正恩は軍部に安全を武力で担保すべきと訴えた。
アメリカではICBMを想定したミサイル迎撃実験の成功を発表。
米国・ビーガン北朝鮮担当特別代表が訪中している。北朝鮮の外交を統括する李洙ヨン副委員長も北京入りした。
李相哲、「金正恩は末端の軍人を集め心を掌握しようとしている。軍人をなだめて、アメリカと対話をするのにあらゆる方面で強化するというのは衛星発射などの含みを残している」
大下容子、
「これからは中国が仲介に入るのか」
李相哲、「ビーガンは北朝鮮をこれからどうしようかと中国と話し合いをしている最中だ」
https://www.tv-asahi.co.jp/scramble/