じじぃの「洋式トイレで水の飛び跳ね汚れを防止する方法!すごい家電」

『すごい家電 いちばん身近な最先端技術』

西田宗千佳/著 ブルーバックス 2015年発行

トイレ 急速に進化する新しい家電 より

トイレが家電!?――違和感を覚えている人もいるかもしれません。確かに、かつてのトイレは、あくまで水回りの設備の1つという位置づけでした。
しかし、現代のトイレは自動で水を流して便器を洗浄し、便座を温めて冬の寒い朝でも心地よく使わせてくれ、さらには温水洗浄や脱臭の機能を備え……と、、十分に「家電」とよべるだけの要素を備えています。特に近年は、スピーカー内臓で用便中に音楽を聴くことができたり、排泄物の色などから健康状態を推測する機能をつける検討が始まっていたりするなど、より家電的な色合いを強めながら進化をつづける製品に変貌しています。

トイレ研究に不可欠な「擬似便」

使いやすさ・汚れのつきにくさという点で、アラウーノ(おそうじトイレ)にはもう1つ独自の工夫が施されています。「泡」の活用です。
トイレの汚れは、汚物のこびりつきが原因です。便器にこびりつかないように配慮すれば、そのぶん汚れにくくなります。
トイレのフタは手であけるものというイメージがありますが、アラウーノでは、便座開閉ボタンを使うことが基本となっています。このボタンで同時に、「泡」を出すしくみになっているからです。
トイレに汚れがつく原因の1つに、排泄物が便器内に貯められた水に落ちる際に、落下の反動で水が跳ねて付着することが挙げられます。アラウーノは、これを防止するために、トイレの開閉ボタンに連動させる形で、内部の水の上に自動的に泡の膜を作るように設計されているのです。泡がクッションの役割をはたすことで、飛び跳ねによる汚れの付着を防止しています(図.画像参照)。
この泡は、便器の洗浄にも使われます。直径約5mmの「ミリバブル」と、洗剤が入った直径60μmの「マイクロバブル」の両方が生成され、水とともに流されることで、汚れをかきとるしくみになっています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん。

しとぴっちゃん!

洋式トイレで、アレをすると、ときどきやーな感じがします。
トイレのタンクに家庭用の食器用合成洗剤を少々入れておくと便器の水に薄い膜ができ、アレをしたときの飛び跳ねが弱くなるそうです。