じじぃの「宇宙の95%がまだわかっていない・ダークマターって何だ?地球まるごとふしぎ雑学」

ブルーバックス『宇宙になぜ我々が存在するのか』村山先生の最新作!

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=QjmRgXWGbdI

宇宙は何でできているのか

dark matter map

NHKドキュメンタリー 最後の講義 「物理学者 村山斉」

2019年2月20日 NHK BS1
【出演】村山斉(東大カブリ数物連携宇宙研究機構初代機構長)
各界の第一人者が“人生最後”の覚悟で珠玉のメッセージを贈る人気シリーズ「最後の講義」、世界的な物理学者、村山斉さん。
日米の大学を拠点に最先端の宇宙研究をリードする。若い頃は挫折だらけ。う余曲折。アメリカへ飛び出した研究生活。原動力は子供時代の「科学は楽しい」。宇宙はどう始まった?私たちはなぜ誕生?次々生まれる疑問「真理を知りたい」。
暗黒物質、英語ではダークマターと言ってます。
ここに地球があって、遠くの銀河を望遠鏡で観測してるんですけども、ここに銀河団があるとそこに暗黒物質がたくさんあるので、そこの重力が強くなってる。
たまたまその向こうに銀河があったとすると、その銀河から来る光が暗黒物質の重力に引っ張られて曲げられるんです。
暗黒物質、どう頑張っても望遠鏡で見えないんですけれどもいたずらをしてるのでいたずらをしてる現場をつかまえたらいたずら者がどこにいるか分かりますよね。
今のテクノロジーを使うと数十億光年向こうの銀河の大きさも形もちゃんと分かる。
よく見ると、ゆがんで引き伸ばされてる。
ということは、その銀河の手前に暗黒物質がいていたずらをしてるに違いない。
それで暗黒物質がここにこれだけいます、という地図が作れるんです。
こういう研究をしていくと、暗黒物質がどこにどれだけあるか分かるんです。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92409/2409388/index.html

『思わず人に話したくなる 地球まるごとふしぎ雑学』

荒舩良孝/著 永岡書店 2014年発行

宇宙の95%がまだわかっていない! より

ハワイのマウナケア山にある望遠鏡や地球の周りを飛んでいるハッブル宇宙望遠鏡などのおかげで、私たちはたくさんの天体をとてもきれいな画像で見ることができるようになってきた。宇宙といえば、そのようなたくさんの星や、その星たちが集まった銀河のことを想像する人は多いと思う。だが、宇宙の研究が進んだことで、そのイメージは大きく変わってしまった。何と、星や銀河などを含めて、私たちの目に見えるふつうの物質は、この宇宙の5%にも満たないのだ。
では、残りの95%は何なのか。ビッグバンの名残である宇宙背景放射という、この宇宙にまんべんなく伝わっているマイクロ波の観測結果から計算したところ、約26.8%がダークマターで、約68.3%がダークエネルギーということだけは突きとめることができた。
この突然のように出てきたダークマターダークエネルギーの正体は何なのだろうか。実はそれがよくわからないのだ。ダークというのは真っ黒とか、真っ暗という意味で使われることもあるが、今は正体不明でよくわからないものという意味あいで使われている。そして、マターは物質という意味なので、ダークマターは、正体不明のよくわからない物質、ダークエネルギーはよくわからないエネルギーということになる。
しかも、このダークマターダークエネルギーは、これまで人類が積み上げてきた宇宙の理論の中には登場したことがないものだったのだ。

つまり、人類が理解している部分は、宇宙の全体の5%にも達していない。

この宇宙にはまだまだわからないことがたくさん存在するのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
我々が見ている世界は、宇宙全体の5%にすぎないのだそうだ。
暗黒物質ダークマター)が存在すると初めて気づいた人間は、スイス出身の天文学者フリッツ・ツヴィッキーだった。
ツヴィッキーがダークマターに気づいたのは1933年だった。それから86年経ってもダークマターの正体は分からないでいる。
何となく、ブラックホールがくさい。
あちこちに、小さいブラックホールが存在して銀河がばらばらにならないようにしている、とか。
ところで、ブラックホールって何だ。