じじぃの「温熱効果・寒いときにはネギ入りの鍋焼きうどん!理系の話」

『世の中の裏が面白いほど見える理系の話』

話題の達人倶楽部/編 青春出版社 2011年発行

ネギの裏 関東と関西でネギが大きく違うのは? より

鍋物の具、そばやうどんの薬味に欠かせないのがネギ。一般家庭にも常備されていることが多い野菜の1つだが、用いられるネギの種類は、西日本と東日本では微妙に異なっている。
ネギには、土寄せして白く柔らかく育てた部分を利用する「根深(ねぶか)ネギ」と、緑色の柔らかい葉を用いる「葉ネギ」の2種類がある。このうち、白い部分を柔らかくした「根深ネギ」は、おもに関東以北で、葉ネギは関西で栽培されている。
むろん、現在はどちらのネギも全国に向けて出荷されているので入手することは可能だが、やはり食文化の違いによって、消費量には大きな地域差がみられるのだ。
それにしても、世界からみれば狭い日本で、栽培されるネギに違いがみられるのはどうしてだろうか?
ネギの原産地は中国西部で、それが日本に入ってきたのは8世紀頃。中国では紀元前から栽培されていたと考えられ、根深ネギは主に中国北部で、葉ネギはおもに中国南部で栽培されていたとみられる。
それがそっくりそのままの形で、日本に輸入されることになった。というのも、根深ネギは寒さに強く、葉ネギは暑さに強いからである。
それで、関東から北の地方には、寒さに強い根深ネギが、西日本では暑さに強い葉ネギが盛んに栽培されるようになったというわけだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
免疫力を高める野菜・果物のうち、一番にニンニクが挙げられる。
実はニンニクはネギ属に含まれる。
1週間前ポカポカ陽気だったので、もうすぐ春一番かと思ったら、寒さが続いている。
このところ、即席鍋焼きうどんばかり食べています。うどんにはネギがよく合う。
実はネギの白い部分は「葉」なんです。
根っこの部分は包丁で切り落とすが、切り落とした根のごく短い部分が「茎」なんだそうです。