じじぃの「韓中でキムチ戦争・倭辛子・九州から韓国に持ち込まれた食材は?世界史を大きく動かした植物」

2021/01/20【中国vs韓国!激化する『キムチ起源戦争!』】【 論争ではなく、もはや戦争! 】

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=MIT8tWZfzhI

中国と韓国の「キムチ戦争」

キムチの歴史

チェさんのキムチ通販サイト
なぜ「キムチ」と呼ぶの?起源は?など歴史についをご紹介しています。
●真っ赤になったのはなぜ?
キムチが真っ赤なのは皆様ご存知の「唐辛子」のためです。
唐辛子は茄子科の植物で原産地はアマゾン川流域です。アマゾンから大航海時代ポルトガルに渡り、日本には1542年の鉄砲伝来と同じころ伝わってきたと言われています。
その後、韓半島に唐辛子が伝えられました。そのきっかけは、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)[1592-1598]の時に日本軍が冬の寒さから足を守るために靴の中に唐辛子を入れて持ってきたのが始まりとされています。
やがて、栽培用に唐辛子が韓半島に持ち込まれ広く普及していきました。
昔、韓国では、唐辛子を倭椒(ウェチョ)、倭芥子(ウェケジャ)と呼んでいました。なぜ、キムチに新しく日本から入ってきたばかりの唐辛子を入れるようになったのかは分かっていません。一般的に、キムチには塩辛などの動物性たんぱく質が入っているので、その酸化を防ぐことを目的に入れられたと言われています。
結局のところ、古(いにしえ)の韓半島で「名も無い天才漬物家が唐辛子を入れたんだ」としかいいようがないのです。
http://www.kimchi3.com/kimchi-arekore/kimchi-history.html

『世界史を大きく動かした植物』

稲垣栄洋/著 PHP研究所 2018年発行

トウガラシ――コロンブスの苦悩とアジアの熱狂 より

日本にやってきたトウガラシ

トウガラシは、アジア各地で料理に取り入れられていくだけでなく、栽培も広まっていった。また、熱帯原産のコショウは栽培地域が限られていたが、トウガラシは温帯地域でも栽培できるため、広い地域で栽培が可能だったのである。
そして、1492年にコロンブスアメリカ大陸を発見してから、わずか半世紀の間に、トウガラシは極東の日本にまで到達するのである。
トウガラシは漢字では「唐辛子」と書く。つまり、中国から伝わった辛子という意味である。当時のポルトガル船は中国に寄港してから、日本にやってくることも多かった。そのため、そう名付けられたのである。
日本にやってきたポルトガル船は、さまざまな珍しい植物を日本に持ち込んだ。その中には、アメリカ大陸から持ち込まれた作物も少なくない。
ジャガイモは、もともと「ジャガタラ芋」と呼ばれた。「ジャガタラ」というのは、現在のインドネシアジャカルタのことである。ジャガイモは南米原産の作物だが、ジャカルタに寄港したがポルトガル船が持ち込んだことから、そう呼ばれているのだ。当時の船は、ジャガイモをたくさん積み込んで航海をしていた。ジャガイモは食糧になるだけでなく、ビタミンCを多く含むので、長い航海でのビタミンC不足によって起こる壊血病を予防できたのである。
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一方で、トウモロコシは「ナンバン」ということもある。これは「南蛮」という意味である。また、トウガラシにも「ナンバン」という別名がある。これはトウガラシのことを「南蛮辛子」や「南蛮胡椒」と呼んだことに由来する。つまり、南蛮渡来ということなのだ。
日本でも各地でトウガラシは栽培されており、漬け物をつけるときに入れたり、七味唐辛子のように調味料としても用いられた。
しかし、世界を魅了したトウガラシだが、不思議と日本の食卓ではそれほど広まらなかった。
日本は食材の鮮度を重視し、素材の味をいかに引き出すかという独特の食文化がある。そのため、辛味一辺倒で食材の味がわからなくなるトウガラシは、あまり必要とされなかったのである。

キムチとトウガラシ

隣国どうしである日本と韓国は、似たところがたくさんあるが、大きく違うことの1つは料理の辛さだろう。キムチやコチジャンに代表されるように、韓国料理はトウガラシをたくさん使う。
日本では「唐辛子」と呼ぶのに対して、韓国の古い書物では「倭辛子」と記されている。つまり、韓国では逆に日本から伝わったとされているのである。
一説によると、16世紀末の豊臣秀吉朝鮮出兵の際に、加藤清正の軍が毒薬に使ったり、足袋のつま先に霜焼け止めとして入れたりして持ち込んだのではないかとも言われている。
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そういえば、今でも韓国料理といえば、まずプロコギやカルビなどの肉料理である。そのため韓国では、ヨーロッパと同じように肉を保存するために香辛料を必要としていた。そして、トウガラシがなくてはならないものとなったのである。
一方、元の侵略を免れた日本では、肉食は仏教で禁止されたままだったので、トウガラシは韓国ほどには広まらなかったのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
テレビを見ていたら、外国のニュースとして「韓中でキムチ戦争」をやっていた。
韓国人、「キムチは我々の偉大な発明だ」
中国人、「韓国人はなんでも自分たちが源流だという。民度が低い」
料理人、「韓国のキムチがあっても、中国のキムチがあってもいいんじゃないの」
とか。
「日本では『唐辛子』と呼ぶのに対して、韓国の古い書物では『倭辛子』と記されている。つまり、韓国では逆に日本から伝わったとされているのである」
「トウガラシ」だけでいえば、日本も少し絡んでいるようです。