じじぃの「科学夜話・ピカピカの金と錆びる鉄・どっち!くらべるシリーズ」

Gold created in an exploding star 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=gxb8_9KjiBo
錆びついた車

 ウィキペディアWikipedia)より
元素記号の Fe は、ラテン語での名称「ferrum」に由来する。日本語では、鈍い黒さから「くろがね(黒鉄、黒い金属)」ともいう。旧字体は「鐵」で、また異体字として「銕」がある。
ほとんどの元素は恒星の核融合によって作られるが、それはまでである。原子番号が鉄より大きい元素は、新星爆発などでしか生じない。地球にやプラチナが存在するのは、超新星爆発の残骸が太陽系の材料であった証左である。
【鉄利用の歴史】
今のところ製鉄技術が普及し始めたのは紀元前25世紀頃のアナトリア(トルコ)と考えられているが、鉄の利用自体はそれよりも古い。
メソポタミアでは紀元前3300年から紀元前3000年頃のウルク遺跡から鉄片が見つかっている。また、エジプトのゲルゼーからも、ほぼ同時期の装飾品が見つかっている。これらの鉄器はニッケルの含有量から隕鉄製と考えられている。鉄利用の開始は更に有史以前に遡ると思われるが、詳細はわかっていない。カマン・カレホユック遺跡やアラジャホユック遺跡、紀元前20 - 18世紀頃のアッシリア人の遺跡からも当時の鍛鉄が見つかっている。

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『くらべるシリーズ〈1〉さびる?さびない?金と鉄 (1)』 藤嶋 昭/監修、神奈川科学技術アカデミー科学書編集委員会/編集 丸善 2004年発行
金と鉄をくらべる より
鉄は強くて、固くて、しかも加工しやすいなど優れた性質をもつことから、人類はそれを大いに利用して文明を築いてきました。現代が鉄の文明といわれる由縁です。その文明の側からすると、鉄の唯一の欠点はさびる(酸化されやすい)ということになります。
鉄が酸化されるのは、水が高いところから低いところに流れるように自然に進む反応であり、このとき外部にエネルギーが放出されます。このエネルギーを利用している例に、冬に使う「簡易カイロ」があります。また、金属が酸化されるときのエネルギーを電気エネルギーとして外部に取り出しているものに「電池」があります。電池の原理とさびの発生機構は基本的に同じであり、鉄さびが生じるとき、鉄板の表面では局部電池ができているということができます。
一方の金は、鉄や銅などと違って、さびない金属の代表です。さびとは、空気に触れた金属の表面にできる酸化物または水酸化物などのことですが、純粋の金は非常に安定な性質をもっており、酸化金(Au2O3)は特別な環境でないとできません。この点では、鉄と金は正反対の性質をもっていることになります。
金鉱石の中にも純粋な金として含まれていて、たとえば、これが川の上流から砂と一緒に下流に流れてくれば砂金として採集することができます。かつてアメリカ西海岸で砂金ラッシュがあったという話を思い出される方もおられるでしょう。我が国でも佐渡での砂金取りの話が知られています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
金と鉄。どっちが好きですか?
鉄は錆びてボロボロになりますが、金はいつまでもピカピカでまるで永遠の命のようです。
でも、あなたが生きていられるのは鉄があるからなんです。
肺に取り込まれた酸素は、身体の赤血球中のヘモグロビンと結合して全身に運ばれています。
錆びついた鉄は再生できるのですから、あなたも再生できるのです?