じじぃの「日本人は欧米人と比べて空気を読む力が優れている?自分の顔が好きか」

愛着パターン

セロニン不足で不安が強い日本人…欧米の引き寄せの法則では無理がある 2018年03月10日 INDIGO塾
よく、性格は生まれてからの生育歴や環境で決まるなんて理解が一般的には広まっていますが、これは半分は間違いです。
セロトニントランスポーター遺伝子の観点からみても、実のところ、性格や気質というのは、大枠は遺伝子で決まっている…。
生来気質として、ある程度その子の性格というのは生まれた時点で決まっているとも言えそうですね。
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『自分の顔が好きですか?−「顔」の心理学』 山口真美/著 岩波ジュニア新書 2016年発行
日本人の敏感さ より
2010年代に発見された日本人の視線の法則をもとに、古典的な研究を探ってみると、日本人の文化的背景ががみえてきます。
1970年頃に流行った、アメリカの発達心理学者アインズワースによる「愛着理論」による研究です。実験では、ひとつの部屋と協力者を使って、子どもを特定の状況に置き、その際の行動を調べています。
まずは知らない部屋に入り、お母さんと一緒に遊びます。やがて知らない女性が入ってきて、その後にお母さんが席を外すというシチュエーションをつくり出すのです。そこで出ていくお母さんにどう振る舞うかが、観察されるのです。
対象は、生後12ー18ヵ月の赤ちゃんです。お母さんの不在にまったくの無関心でいることも問題とされるのですが、アメリカの基準でいうと、お母さんが不在になっても、むやみに取り乱さないことがよしとされるのです。ところがこの実験を日本で行うと、ほとんどの赤ちゃんがお母さんの不在に明らかに不安を示し、追いかけたり泣いたりすることがわかりました。
欧米の基準からすると、日本の親子は問題があるとみなされるのです。日本人の子育てがおかしいというのは、欧米基準のゆがんだ話でもあるでしょう。このことから、日本を含む東アジアは、欧米とまったく異なる基準を持った文化を持つことが明らかになったのです。
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ハリウッド映画やアメリカのテレビ番組を見ると感じるように、欧米の人たちの表情のつくり方は大げさです。日本人が欧米に行くと、ただ街で人とすれ違うだけでも、ふだんよりも強く口の周りの筋肉を動かして、笑顔をつくらなければならない気持ちになります。欧米と比べると日本人の表情は、大きな動きが少ないのが特徴なのです。大きく口を開けて笑うよりも、にっこりと笑う目で、感情を伝え合う傾向があるのです。
それに従うように、日本人が表情を見るときの視線の行く先は、目に集中します。それはまるで、目に示された小さな変化を一所懸命に検出しようとしているように思えます。
視線の行く先から、日本人はデリケートな感情の伝え合いを読み取っていることが証明されたともいえましょう。それがなんと、生後7ヵ月という小さな赤ちゃんでも習得しているというのです。なんとも不思議なことですが、小さな頃から文化のシャワーをあびて、それが文化を形成しているともいえるのです。
視線の動きから、日本人特有の表情のやりとりの繊細さがわかりました。私たちはとても微妙な変化で表情を伝え合っていること、それをとても小さい頃から身につけているのです。一方でそれは、非常に洗練化されているがために、とてもわかりにくいものになっていることは、自覚しておくべきです。他の文化に見られないほどに洗練化されて細密化された感情のやり取りが、「空気を読め」とか、「空気が読めない」とか、そんな風にないことを責める方向にもつながっていくようです。でもそれはいわば特殊能力であり、本来は「空気が読めないことが当たり前」、そんな風に考える必要があるのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
「空気を読む」というのは、日本人に特有なものらしい。
日本人は相手の表情を読み取るとき相手の目に集中して見るが、欧米人は顔全体を見るのだそうだ。
だから喜びを表現するときなどは、日本人はにっこりとするだけだが、欧米人は目より口を大きく開いて喜びを表現するのだそうだ。
文化的な要因もあるのだろうが、脳内で働く神経伝達物質セロトニン(しあわせホルモン)の量がもともと日本人と欧米人とで違っているらしい。
「空気を読む」には、この人私と協調性があるのかしら、といったことも見ているのだとか。
いろいろ、複雑なのだ。