じじぃの「プラスチック製ストロー・紙袋にしますか、ビニール袋にしますか?小さな抵抗」

Sea Turtle with Straw up its Nostril - "NO" TO PLASTIC STRAWS 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4wH878t78bw
プラスチック製ストロー

平成教育委員会 (追加) 2018年10月21日 フジテレビ
【先生】北野武 【助手】高島彩 【生徒】鳥越俊太郎安藤美姫濱口優劇団ひとり、その他
●プラスチック・ゴミ
潮の影響から日本近海の深海には空き缶が多く埋まっている。また、2015年にはコスタリカでプラスチックのストローが鼻に詰まったウミガメが救助された。
プラスチックは海中で分解されないため粒となって海を漂い、魚やクジラの内臓に蓄積される。
【問題】
ことし8月に、ある製品が大量に海に捨てられているとアメリカで発表された。それは何か?
【正解】
アメリカだけで年間最大33億枚が捨てられているというプラスチック製品。
正解はコンタクトレンズ安藤美姫ら数名が正解。
15〜20%の着用者が使用済みレンズを流しやトイレに捨てているのだという。
2050年までに海に廃棄されるプラスチックの総重量が海で生きている生物の総重量を越えるとも言われている。
https://www.fujitv.co.jp/heisei/
TIMEが選ぶ20世紀の100人〈上巻〉指導者・革命家・科学者・思想家・起業家 徳岡孝夫/訳 1999年発行
【化学者】レオ・ベークランド 【執筆者】アイバン・アマート より
映画『卒業』は、主人公のベンジャミン・ブラドック(まだ若いダスティン・ホフマンが演じていた)が、彼のために両親が開いた卒業記念パーティーに集まった裕福な南カリフォルニアの客たちを、いかにも不慣れにもてなしているシーンから始まる。その場面で、家族ぐるみで付き合いのある知り合いが、20世紀の映画史上もっとも有名なアドバイスをベンジャミンにする。「君にひと言だけ言っておこう。たったひと言だ。『プラスチック』」
そのせりふに、多くの観客がたじろぎ、苦笑した。60年代末、自分の周囲がどんどん化学合成物質で埋められていくことに対して観客が抱いていた複雑な心境を、うまくとらえていたからだ。彼等は安価な、掃除のしやすいフォーマオカ塗りのカウンターを気に入っていたが、同時に、大理石や木の本物が持つ手触りと普遍性をうらやみ、あこがれた。『卒業』のそのせりふの引き起こした感情は、1907年の夏にレオ・ヘンドリック・ベークランドが、わたしたちの世界を形作っている材質を変えてしまうような大躍進を達成してから、60年間でいかに大きな変化が起こったかを裏づけていた。
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ベークランドの死後1年たった1945年、米国のプラスチック総生産量は40万トンに達した。『卒業』の12年後の1979年、プラスチックの年間生産量は、産業革命のシンボルである鉄鋼を追い抜いた。1998年の総生産量は約4700万トンだ。今日、歯の詰め物からコンピュータ・チップ(シリコンの代わりにプラスチックを使った、もっと柔軟にたわむことのできるトランジスタの研究が進んでおり、巻物のように居間の壁につけて巻き上げることができる、平面テレビのような驚くべき生本が登場するかもしれない)まで、プラスチックはどこにも使われている。その一方で、もはや1967年当時ほどひどく言われてはいないかもしれないが、相変わらず好き嫌いの激しい対象物であることには変わりがない。食料品店の店員が「紙袋になさいますか、ビニール袋になさいますか」と尋ねるたびに、客は、答えるまでの一瞬に、古いものと新しいもの、自然素材と合成素材、自然分解可能かそうでないか、どちらを選ぶべきか、壮大な論議を静かに胸の内で繰り広げるのだ。

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週刊新潮 2018年7月19日号
還暦も文化 小さな抵抗 【執筆者】石田純一 プラスチック製ストロー、クジラ、スターバックス より
わが家では日ごろ、ある小さな抵抗をしている。プラスチック類を極力拒んでいるのだ。たとえば、プラスチック容器に入った弁当は買わないし、卵も紙の容器に入ったものを選ぶ。プラスチック製のスプーンやフォークも使わず、スーパーで買い物する際は、エコバックを持参する。
コンビニを覗けばプラスチック容器に入った商品は実に多い。その傾向は、特に日本に強いように思う。
言うまでもないが、プラスチックは強力だ。自然界に投棄されると、理論上は数百年から数千年は分解されずに残るという。結果としてなにが起きているか。いまクジラやアザラシ、鳥や魚の体内から、大量のプラスチックが見つかっている。生態系に大きな影響が及んでいるのだ。
僕も痛ましい光景を何度も目にしている。北海道や沖縄にクジラを観に行って、舟で沖に出ると、凪のときは海面が鏡のように輝いているが、その上にいろいろな形のプラスチック類が無数に浮いていた。我々の捨てたプラスチック製品に違いないが、それらをクジラや鳥たちが飲み込んでしまうのである。
この状況に対し、最近いくつかの「小さな抵抗」が報じられている。米西海岸ワシントン州のシアトル市は、市内のすべての飲食店で、プラスチック製ストローの提供を全面的に禁止した。

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じじぃの日記。
少し前に、TBS 「サンデーモーニング」を観たときにこんなことを言っていた。
風をよむ 「プラスチックごみ」
コメンテーターの涌井雅之氏
「クジラはキラキラ光っているのをエサと間違えるんです。海上に浮かんだプラスチックをエサと間違えて、下からガバッと飲み込むんです」
プラスチック製ストローだけ禁止してもなあ。
という意見もあるが、プラスチック製ストローはその象徴なのだ。
コンビニさん、よろしくね。