じじぃの「おすすめスポット・火星は理想的な厳寒の保養地です?太陽系観光旅行読本」

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過去の火星大気は酸素が豊富だったかもしれない 2016年7月1日 アストロアーツ
火星探査車「キュリオシティ」が酸化マンガンを発見した。過去の火星の大気中には現在より豊富に酸素が存在していた可能性を示すものだ。砂の模様からも火星の歴史を知る手掛かりが得られている。
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/886_mars
『太陽系観光旅行読本』 オリヴィア・コスキー、ジェイナ・グルセヴィッチ/著、露久保由美子/訳 原書房 2018年発行
火星 より
うだるような夏の暑さから脱出したいなら、火星は理想的な厳寒の保養地です。太陽からの距離が地球の約1.5倍ある火星は、地球よりもずっと寒い星なのです。
火星の季節の移り変わりは地球にとてもよく似ています。自転軸の傾きが2度も違わず、ほぼ同じだからです。ただし火星は大気が非常に薄いために、季節は地球よりもずっとおとなしいと言えるでしょう。
吹雪も、激しい雷雨も、落葉も(ついでに言えば木も)ありません。季節の変化はわずかなものです。四季の移り変わりを感じとれるのは、岩に当たる日光の具合や、風の強さと向き、雲のあるなしの違いなどにかぎられるでしょう。最も激しく変化するのは極地方です。ここでは太陽の光の変化で極冠[火星の南北両極を覆う氷床]が大きくなったり小さくなったりします。
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火星はいつ訪れても見どころがたくさんあるのですが、北極冠の大きさが最大になる北半球の冬はいかがでしょうか。あるいは、北半球か南半球どちらかの「常夏」が見られるタイミングで。もちろん本当に常夏ではないものの、火星の夏は地球の夏の約2倍の長さがあります。夏休みを大事にする学生や教師にはご機嫌な情報かと思います。
北半球の夏のあいだ、火星は太陽から最も離れた位置にあり、雲は赤道付近に集中します。曇り空をできるだけ避けたいのなら、春か夏の南半球に行くのがおすすめです。ただし、砂塵嵐のピークの時季でもあることをお忘れなきように。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2100年、旅行会社「太陽系を巡る旅」のパンフレットにこんな旅行案内が載っているかもしれません。
「うだるような夏の暑さから脱出したいなら、火星は理想的な厳寒の保養地です」
その中には、こんな記述も。
「火星のオリンポス山は、太陽系最大の火山です。ゆるやかな勾配は傾斜のきつい地球の山に比べて登りやすく登山には最適です」
パンフレットの隅にはこんなことが書かれているでしょう。
「火星の大気の組成は、95%が二酸化炭素です。地球の大気と比べて薄く酸素が少ないので酸欠にお気をつけください」