じじぃの「宇宙でも米中覇権争い・人類は火星で生きられるのか?科学の謎」

Mars Sample Return Mission - Animated Overview

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=3SEOiC5IVXA

Tianwen 1: China launches first independent mission to Mars

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=sCiwZTnxBvo

U.S.-China Cold War to Space War

宇宙でも米中覇権争い?米が火星探査車「パーシビアランス」打ち上げ

2020年7月31日 TBS NEWS
生命の痕跡を火星で発見することができるのでしょうか。アメリカのNASA(航空宇宙局)が、新たな火星探査車を打ち上げました。
順調に進めば来年2月に火星で活動を始める予定で、地表を探索したのち、ロボットアームを使って、火星の表面にある土壌を採取。そのサンプルを2030年代の初め頃には地球に届ける計画です。
先週には、中国が火星探査機の打ち上げに成功していて、宇宙における米中の覇権争いも激しさを増すことになりそうです。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4041835.htm

はやぶさ2」地球帰還まであと3.8億km

2020年08月03日 アストロアーツ
現在の見通しでは、11~12月に地球に帰還し、リュウグウから採取したサンプルを入れたカプセルを分離した時点で、「はやぶさ2」のイオンエンジンの燃料は約55%残るとみられている。
また、イオンエンジン自体も、1万4000時間の設計寿命に対して帰還までの累積の運転時間は7000~8000時間ほどであり、地上試験ではすでに6万時間以上の運転も達成していることから、まだまだ使える見込みだ。地球帰還後の「はやぶさ2」は地球の大気圏には突入しないため、別の天体に向かう延長ミッションが検討されている。
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11317_hayabusa2

『科学の謎 研究者が悩む99の素朴な疑問』

ナショナル ジオグラフィック 日経ナショナル ジオグラフィック社 2019年発行

人類は火星で生きられるのか? より

火星と地球にはいくつかの類似点がある。軸の傾きがほぼ同じなので、火星にも地球と同じように季節がある。ただし、軌道離心率が地球よりはるかに大きいため、季節の長さは変わり、1年も地球のほぼ2倍の長さになる。1日の長さはほぼ同じだ。また、火星の砂漠地帯は地球上の一部の地域に似ている。
だが、そうした類似点にもかかわらず、火星はきわめて過酷な環境だ。呼吸できる空気はなく、大気圧もごく小さい。長期的に定住するなら、重力の小ささも問題になる。気温は激しく変化する。21℃まで上がることもあれば、一部の地域ではマイナス142℃まで下がることもある。土壌は有毒で、太陽からの放射線も致死量を超える。そうした諸条件は、地球とは違いすぎるように思えるかもしれないが、一部の科学者と少数の企業家は、火星での生活という夢を実現したいと考えている。

『太陽系観光旅行読本』

オリヴィア・コスキー、ジェイナ・グルセヴィッチ/著、露久保由美子/訳 原書房 2018年発行

火星 より

うだるような夏の暑さから脱出したいなら、火星は理想的な厳寒の保養地です。太陽からの距離が地球の約1.5倍ある火星は、地球よりもずっと寒い星なのです。
火星の季節の移り変わりは地球にとてもよく似ています。自転軸の傾きが2度も違わず、ほぼ同じだからです。ただし火星は大気が非常に薄いために、季節は地球よりもずっとおとなしいと言えるでしょう。
吹雪も、激しい雷雨も、落葉も(ついでに言えば木も)ありません。季節の変化はわずかなものです。四季の移り変わりを感じとれるのは、岩に当たる日光の具合や、風の強さと向き、雲のあるなしの違いなどにかぎられるでしょう。最も激しく変化するのは極地方です。ここでは太陽の光の変化で極冠[火星の南北両極を覆う氷床]が大きくなったり小さくなったりします。
    ・
火星はいつ訪れても見どころがたくさんあるのですが、北極冠の大きさが最大になる北半球の冬はいかがでしょうか。あるいは、北半球か南半球どちらかの「常夏」が見られるタイミングで。もちろん本当に常夏ではないものの、火星の夏は地球の夏の約2倍の長さがあります。夏休みを大事にする学生や教師にはご機嫌な情報かと思います。
北半球の夏のあいだ、火星は太陽から最も離れた位置にあり、雲は赤道付近に集中します。曇り空をできるだけ避けたいのなら、春か夏の南半球に行くのがおすすめです。ただし、砂塵嵐のピークの時季でもあることをお忘れないように。

                      • -

どうでもいい、じじぃの日記。
中国は7月23日、火星探査機「天問1号」を海南省の発射場から打ち上げた。
米国も7月30日、火星無人探査車「パーシビアランス」をケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。
米国の無人探査車は地表を探索したのち、ロボットアームを使って、火星の表面にある土壌を採取。そのサンプルを2030年代の初め頃には地球に届ける計画だ。
なんとなく、日本も火星探査機を打ち上げようと思えばできるような気がします。
はやぶさ2」がもうすぐ(今年の11~12月)、地球に戻ってきます。