じじぃの「科学・芸術_446_おいしさの秘密・食塩」

極ウマ塩ラーメンの作り方 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ZDwZromaMWQ
塩鉱山から塩を摂取するゾウ

食塩

塩はなぜうまいのですか?塩はうますぎますよ 2015/5/9 Yahoo!知恵袋
回答
精製塩だとどうかと思いますが、塩を美味しいと思うのは正常です。
体が要求するからです。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10145324205
『もののはじまり 雑学大全 どこを読んでも必ず誰かと話したくなる!』 なるほど倶楽部/編 だいわ文庫 2013年発行
どうして海の水は塩辛いの? より
海の水が塩辛いのは、大量の塩分が含まれているからですが、最新の調査によると、海水には塩分だけでなく、自然界にある92もの元素が溶け込んでいることがわかりました。
約45億年前、誕生したばかりの地球はとても熱く、水は液体ではなく気体として空気中に漂っていました。
やがて地球が冷え始めると水は液体になりましたが、このとき空気中の塩化水素を取り込んで塩酸となり、地球に降り注ぎました。この塩酸の雨が岩石の中に含まれる成分を溶かしながら海になったのです。
これが30億年ほど続きましたが、岩から溶け出した成分で海水は中和されて中性になり、6億年くらい前には今のような塩辛い海になったといわれています。

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『元素118の新知識 引いて重宝、読んでおもしろい』 桜井弘/著 ブルーバックス 2017年発行
Mg マグネシウム/Magnesium 12 より
海水を濃縮して塩化ナトリウム(NaCL)を取り出した後、さらに煮詰めると。塩化マグネシウムなどを主成分とする苦い塩類混合物の液体または固体が残る。これはニガリとよばれ、水溶性の大豆タンパク質である豆乳を豆腐に変える凝固剤である。
マグネシウムは生体必須元素である。体重70kgの成人の体には105g含まれ、タンパク質、核酸、脂質の生合成に関わる酵素類の活性化、軟骨と骨の成長、脳と甲状腺機能維持に重要である。リン酸塩、炭酸塩として骨や筋肉に分布し、欠乏すると筋肉がふるえ、脈が乱れる。しかし、体内でのマグネシウム代謝についてはまだよくわかっていない。

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『「おいしさ」の科学 素材の秘密・味わいを生み出す技術』 佐藤成美/著 ブルーバックス 2018年発行
調味料 より
おいしさの決め手になり、食品のおいしさを広げてくれるのが調味料です。調味料は料理や食品に塩味や甘味、うま味などの味や香りを付け、好みの風味にするために加えるものです。調味料がなければ、毎日の食事は味気なくなってしまうでしょう。調味料は私たちの食生活に欠かせないものなのです。
調味料の種類は多いのですが、基本的な調味料である食塩と砂糖、食酢のおいしさを生み出す働きを見てみましょう。
食塩は、塩化ナトリウムが主成分ですが、それ以外に塩化マグネシウム硫酸マグネシウム、硫酸カルシウムなどをわずかに含んでいます。食塩は食品に塩味をつける味付けだけでなく、調理にも頻繁に使われています。
食塩を加えることで腐りやすい食べ物が保存できることはよく知られています。これは、食塩を5%以上加えると腐敗の原因になる微生物の増殖を抑えることができるからです。漬物は食塩の脱水作用を利用したもの。浸透圧により、野菜などの細胞の水分を引き出します。
食塩は、食品を固めるのにも役立ちます。うどんのコシやパンの弾力はグルテンというタンパク質によって生み出されます。小麦粉に水を入れて練ると、小麦中に含まれているグルテニンとグリアジンというタンパク質が絡み合ってグルテンができます。このグルテンの生成を食塩が助けます。茶碗蒸しでは食塩を加えることでほどよく卵が固まりますし、ハムやソーセージ、かまぼこ、ハンバーグなどでも食塩を加えることで固まります。食塩によって塩溶性タンパク質が溶け出し、溶けたタンパク質が糊となって肉を固めてくれるからです。