じじぃの「GMO・除草剤耐性の遺伝子組み換え作物は安全か?ゲノム編集技術」

Are GMOs Good or Bad? Genetic Engineering & Our Food 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=7TmcXYp8xu4
除草剤耐性作物gmo.luna-organic.org HPより)


遺伝子組み換えの基礎知識 サルでもわかる遺伝子組み換え
◆遺伝子組み換えって何?
遺伝子組み換えは、植物でも、動物でも行われていて、作物で一番多いのは、除草剤をかけても枯れないという「除草剤耐性」。除草剤をかけると他の雑草はすべて枯れ、その作物だけが生き残るので、除草の手間が省ける、というのが謳い文句だ。
http://gmo.luna-organic.org/?page_id=18
『CRISPR (クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見』 ジェニファー・ダウドナ、サミュエル・スターンバーグ/著, 櫻井祐子/訳 文藝春秋 2017年発行
政府の規制は変わるか? より
だが遺伝子編集生物に対する異論は徐々に出始めている。初の本格的な抗議活動が行われたのは2016年春のことだ。GMO(遺伝子組み換え生物)に反対していた活動家が、CRISPR(ゲノム編集技術)の研究者に矛先を向けるケースもある。
農業関連会社や農家、消費者、そしてとくに政府関係者にとっての大きな問題は、遺伝子編集作物をどのように分類し、規制するかだ。遺伝子編集作物を「新育種技術」(NBT)[従来の交配や接ぎ木などの手法に、分子生物学的手法を組み合わせたもの]の産物に分類する科学者に対し、抗議者は、遺伝子編集作物は隠れたGMOにほかならず、科学者は裏口からこっそり食料品店に運びいれようとしている、と反発する。この問題はいろいろな意味で、突き詰めれば「最終産物をとるか、プロセスをとるか」という問題に行き着く。つまり新種の作物に対する規制は、最終産物だけを考慮すればいいのか、それとも開発に用いられたプロセスまでも考慮に入れるべきか、ということだ。うどんこ病の例に戻れば、新しいコムギ株が、自然変異や人為的に誘発された変異が生み出すものと理論上まったく変わらないとしても、パンコムギにこの病気への抵抗性を持たせるために高度な遺伝子編集が行われたことは、問題にされるのだろうか?
現時点では、新しく開発された遺伝子組み換え作物には、多くの紛らわしい規制のハードルが課されてる。アメリカでは食品医薬局(FDA)、環境保護庁、農務省に管轄が別れていて、承認プロセスは長くコストがかかり、一部からは不公正で厄介との声も上がっている一連の要件を満たさなくてはならない。法外なコストがかかるせいで、中小企業の多くはGMO分野から完全に閉め出され、巨大なアグリビジネスの市場独占に拍車をかけている。驚いたことに学術研究者さえもが、厄介な規制のせいで遺伝子組み換え作物の実地試験を行うのに苦労しているのだ。
さいわい、事情は変わりつつある。アメリカ農務省は、新世代の遺伝子組み換え作物には農務省の承認が不要であることを、ひっそりと企業に通告し始めている。ただし、FDAの承認はまだ必要である。遺伝子編集技術を使って開発された除草剤耐性のあるキャノーラは、カナダでの使用が承認され、アメリカ農務省の規制対象ではないとされた。同様に、ケイリクストの科学者がTALENを用いて開発した遺伝子編集ダイズとジャガイモのほか、30種類の遺伝子編集植物が、農務省の規制対象外とされた。CRISPRは登場してまだ日が浅いが、デュポンパイオニアは2010年代の終わりまでにCRISPRを用いた農産物を商品化する予定を明らかにしている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
桜の開花と同時に、急に暖かくなりました。
お庭の雑草も健やかに育っています。
除草剤を撒き散らしたいという誘惑にかられます。
だけど撒き散らすと、土壌のミミズさんも、微生物さんもみんな死んでしまうんでしょうねえ。
どうしましょうかねえ。 (^^;;