じじぃの「ゲノム編集・もうすぐマンモスの復活が実現する?雑学に強くなる本」

エレン・ヨルゲンセン:CRISPRについて知っておくべきこと 動画 TED
https://www.ted.com/talks/ellen_jorgensen_what_you_need_to_know_about_crispr/transcript?language=ja

「2年以内にマンモス復活させる」ハーバード大教授が宣言! 研究の“真の目的”について理学博士が緊急解説 2017.02.23
では、マンモファントはどのように作られるのだろうか。プロジェクトではまず、シベリアで発見された氷漬けのケナガマンモスのゲノムを解読して、この生物に特異的な形質を与える遺伝子の特定を進めた。ケナガマンモスの特徴である長い体毛、耳の大きさ、皮下脂肪の厚さ、そして寒さに耐えるヘモグロビンなどに関わる遺伝子である。
次に、マンモスの遺伝子をマンモスに一番近い種であるアジアゾウのゲノムに組み込む。この作業には最近話題になっているゲノム編集技術、CRISPR-Cas9が使われており、現在のところ、45個の遺伝子の編集が完了しているという。あとはこのゲノムを受精卵や胚性幹細胞などに組み込み、初期胚にまで成長させる。この胚を育てれば、マンモファント、つまり現代のマンモスが復活するという流れである。
http://tocana.jp/2017/02/post_12423_entry.html
『「雑学」に強くなる本―読んでびっくり!知って得する!』 A・レオクム/著、竹内均/訳 三笠書房 1998年発行
マンモスが寒冷地で生き抜くための”贅沢”な知恵とは? より
われわれは現在「マンモス」という言葉を、なにか並はずれて大きなものや、とてつもないことを表わすときに使っている。マンモスは、現在では絶滅してしまっているが、象の一種で石器時代には世界のさまざまな地域に暮らしていた。
この古いタイプの象は、名前こそ”マンモス”であるが、実際の大きさは現在生きているインド象くらいであった。頭蓋骨は先がとがった形で、2本の牙は螺旋状にカーブしながら先端が互いにもう1本のほうに向いている。たいへん変わった形をしている。
この象が今日の象と大きく異なる特徴は、体が長い毛で覆われていたことである。実際に毛は地上に届きそうなほど長かった。そして、首の後ろに大きなコブがあり、耳は小さかった。
マンモスは全身が黄色みを帯びた茶色のモジャモジャした下毛で覆われている。さらにその中から長く黒い濃い毛が生えていて耳までも毛で覆われている。もし今日マンモスを目にしたら、人はまず最初にこういうだろう。
「毛を切ってもらいなさい」
わかり切ったことではあるが、たくさんの毛で覆われた動物は寒い気候の中では居心地がいいだろう。マンモスは北極地方の環境に適した唯一の象である。だからシベリアの地に心地よく暮らし、かなり最近の時代まで生き残っていたようである。
ところが、フランスやイギリスといった地域では、マンモスが生き残っていたのは氷河時代が終わるまでであった。氷河時代氷河時代の間(間氷期)で温度が上がったときには、マンモスは後退する氷を追ってイギリスから北へ移動している。
また、その時代には北アメリカにもマンモスが存在していた。なかには体長4.3メートルのものもいた。マンモスは非常に重いので、時には氷のように冷たいぬかるみに沈み、そのまま凍ってしまうことがあった。今でも時々シベリアのような寒い土地から保存状態のよいマンモスが見つかるのはそのためである。

                          • -

どうでもいい、じじぃの日記。
絶滅したマンモスをどうやって復活させるのか。
ハーバード大学が目指しているのは、解析したマンモスのDNAをゲノム編集組み換えでゾウのゲノムに組み込むというものだ。
ゲノム編集技術はすでに、肉の大きさを2倍にしたサケ、腐りにくいトマトなどに応用されている。
一方で、クローン技術を使ってマンモスをよみがえらせるやりかたも進行中だ。
この方法は、劣化していないDNAが必要なので、氷漬けのマンモスから新鮮なDNAが採取できるかどうかだ。(まあ、無理だろう)
ゲノム編集組み換え技術でマンモスが復元したら、チンパンジーを使ったネアンデルタール人の復元も可能になるのかもしれない。