じじぃの「若田光一・3人の宇宙飛行士が語る・日本人が月を目指す日!プライムニュース」

Moon Base Concepts 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2zaIy1TARPE


第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)
平成30年3月3日(土)に文部科学大臣主催で宇宙探査に関する閣僚級の国際会議「第2回国際宇宙探査フォーラム(ISEF2(アイセフツー))」を開催いたします。人類の活動領域の拡大、人類共通の知見・経験・利益の獲得への挑戦である宇宙探査について、ハイレベルの政府関係者が集まって、宇宙探査やその国際協力の重要性、今後の協力の在り方等について議論し、国際宇宙探査の持続的な進展を促すための会議です。
http://www.isef2.jp/jp/about/
プライムニュース 「3人の宇宙飛行士語る 日本人が月を目指す日 林文科相に問う新戦略」 2018年2月20日 BSフジ
【キャスター】竹内友佳、反町理 【ゲスト】林芳正文部科学相 自由民主党参議院議員)、向井千秋(宇宙飛行士 東京理科大学特任副学長)、若田光一JAXA宇宙飛行士)、油井亀美也JAXA宇宙飛行士)
日本の宇宙への挑戦が新たな一歩を踏み出そうとしている。アメリカのトランプ大統領は昨年12月、宇宙飛行士を再び月に送り、火星に向かう基盤を作ると発表。安倍首相もこれを受け、有人月面探査を国際協力で目指す姿勢を打ち出した。来月3日には、宇宙探査における国際協力推進に向けた「第2回国際宇宙探査フォーラム」が東京で開催され、最大60カ国が参加する見込みだ。
アメリカでは、宇宙開発に民間企業・団体が参入する動きが加速。中国やインドなど新興国も勢いを増している中、日本の宇宙への取り組みは、今後どうあるべきなのか?日本は次の宇宙探査、開発、利用をリードしていくことができるのか?
ISS国際宇宙ステーション
JAXA宇宙航空研究開発機構)の宇宙に関する主な活動は有人宇宙活動、宇宙輸送システム、人工衛星や探査機。
今月16日にはISS国際宇宙ステーション)に去年12月19日から滞在中のJAXA宇宙飛行士・金井宣茂が6時間にわたる船外活動を行った。
向井千秋、「日本人が肩の力を抜いて宇宙を一つの舞台に活躍しているのはうれしい。今の日本の飛行士たちは実力をそのまま出せば、普通に地上と同じように仕事をしていけばいい時代になってきている」
ISS国際宇宙ステーション 米国2025年予算打ち切りへ
米国・トランプ政権は今月12日に「2019会計年度の予算教書」宇宙政策関連で、ISS国際宇宙ステーション)への米国政府予算の直接の支出を2025年に打ち切る方針を明らかにした。
国際宇宙ステーション2010〜2015年までの経費。
日本 約2000億円、米国 約1兆8900億円、欧州(ESA) 約2500億円、カナダ 約250億円、ロシア 不明。
向井千秋、「撤退というより政府主導の立場から民間資金を入れてやればいいということ。政府は民間ができないことに目標を移していくことが月であり火星である」
若田光一、「今後も地球低軌道の利用は変わらない。政府主導でつくった計画を民間主導で置き換える。月や火星など政府が主導しないと開拓できないところに投資していく」
●中国・インド・民間企業 群雄割拠の宇宙開発事情
宇宙開発の新興勢力:中国、インドなど新興国
スペースX社(米国)、ブルーオリジン社(米国)、アリアンスペース社(欧州)などの民間企業。
今月6日、米国・スペースX社が新型ロケットを発射し戻ってくる映像があった。
中国宇宙ロケット、H-2Aロケット、米国・スペースX社「ファルコンヘビー」の映像。
若田光一、「中国の宇宙飛行士訓練センターを訪問したが、着々と有人宇宙技術を高めてきている。実際に独自の有人宇宙輸送手段を持っている。インドも人工衛星の打ち上げ能力は非常に高い」
油井亀美也、「急速に追いついてきている。一方、日本の得意なところは信頼性だ」
●中国・インド・民間企業 群雄割拠の宇宙開発事情
宇宙開発の米国における民間活力について聞く。
林芳正、「米国は終身雇用があまりない。NASAにいる時はコストを気にせずやっていたが、民間に行くとコストを気にしてやらないといけないということを、培った技術をもとに考える訓練をする。逆ではNASAがやっていることに対してコスト節約や将来民間に使ってもらうためにどうするか、ということが1人の人の中で起きる。そこが日本やロシアなどと違う」
●日本の宇宙開発の未来 次世代育成に何が必要か
向井千秋、「リスクは考えて投資する思いがある。スペースX社は若い人たちで、この分野で仕事をしたくて仕方がない人たちがやっている。宇宙開発は日本が技術立国としてやっていくうえで決め手となるものだ。是非、若い人たちに活躍の場を与えてほしい」
若田光一、「アポロ計画1つとってもコンピュータを速くするとか、小型化するとか、炭素繊維を使った強い材料を作るとかで、世代を育てた。私の友人はアポロを見て宇宙に行こうと思ったと言っていた。統計によると米国ではアポロ計画の5年後ぐらいに博士課程が一番増えた。次世代を育てるためにきっかけとなるイベントがあって若い人に夢を与えた。そういう意味で国際探査の果たす役割は大きい」
油井亀美也、「教育というのは未来への投資だから、国の1大事業だ。宇宙から日本を見ると小さな国だ。しかし、世界に与えている影響は大きい。その原因は教育の水準が高いことのある。そして他の国が真似ができないものを持っているからだ」
提言 「日本の宇宙開発のあるべき姿」
林芳正 「果てなき宇宙への挑戦」
 月に行ってお終いじゃなくて、その先(火星など)がある。ネバーエンデング。
向井千秋 「人類のための宇宙開発を!」
 宇宙は広くて無限のように思えるが、限りある資源。みんなのための宇宙だ。長期展望に立って若い人たちを育成していく。
若田光一 「科学技術創造立国 日本の強みを生かして宇宙を拓く」
 宇宙を切り拓く国は限られている。日本が宇宙を切り拓くのは我々の使命、義務だと思う。私たちの優れた知見を生かして、世界が享受できるような成果を生み出すような宇宙開発を進めていく。
油井亀美也 「信頼」
 日本は高い信頼性を武器に。何か難しい仕事があれば日本に任せようと言われるようにする。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d180220_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d180220_1