じじぃの「無知の発見・見えてはいけないものが!科学の歴史を実験で振り返る本」

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微生物の発見

Eppur si muove. And yet it does move.

『サピエンス全史(下) 文明の構造と人類の幸福』 ユヴァル・ノア・ハラリ/著、柴田裕之/翻訳 河出書房新社 2016年発行
無知の発見と近代科学の成立 より
歴史の大半を通じて、人類は地上の生き物のおよそ99.9パーセント、すなわち微生物について何も知らなかった。それは、微生物が私たちと未関係だったからではない。私たちの一人ひとりが何十憶という単細胞生物を体内や体表に抱えており、それもたんにただ乗りさせているわけではない。彼らは私たちの最高の友であり、また最も致命的な敵でもある。私たちが食べた物を消化し、消化管を掃除してくれる微生物もいれば、病気や感染症を引き起こすものもいる。それにもかかわらず、人間の目が初めて微生物を捉えたのは、ようやく1674年になってからだった。この年、アントーニ・ファン・レーウェンフックが手製の顕微鏡を覗き、水滴の中に、ごく小さな生き物たちが動き回る世界をまるごと一つ発見して肝を潰した。その後の300年間に、人類は膨大な数の微小な種を知るようになった。微生物が引き起こすとりわけ危険な致命的感染症のほとんどをなんとか克服するとともに、微生物を利用して医学や産業に役立ててきた。今日、私たちは細菌に手を加えて医薬品を生み出したり、生物(バイオ)燃料を製造したり、寄生体を殺したりする。

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『2階から卵を割らずに落とす方法 科学の歴史を実験で振り返る本』 ショーン・コノリー/著、古谷美央/訳 ディスカヴァー 2014年発行
ガリレオが望遠鏡で見たもの より
世界の仕組みについて漠然とした理論を考え出す代わりに、ガレリオは数千回にもおよぶ実験を行いました。結果を注意深く見直しては、何度も実験を繰り返し、結論を導き出しました。
このやり方で、物がどのように動くのかや、その動きを可能にする力について、たくさんの理論を打ち立てたのです。1608年には、ガレリオは新たな発明(望遠鏡)のことを知り、まだ原始的で信頼性の低かったその装置の改良に着手しました。そして翌1609年には、満足のいく改良型望遠鏡を完成させ、それを使った研究を始めました。
見えてはいけないものが……
1610年1月7日、ガレリオは望遠鏡で月を観測していました。観測を終えて床につく前に、たまたま望遠鏡を土星に向けた彼は、その横に3つの小さな星が並んでいることに気づきました。
次の夜に見たときには、その3つの星は木星の反対側に並んでいました。そして3回目に見たときには、3つの星は違う並び順で見えた上に、4つ目の星が出現していました。ガレリオはそれらの星の位置を注意深く記録し、すぐにそれらが、地球の周りを回る月のように、木星の周りを回っている月であるという結論に至りました。
太陽系の惑星のこのような動きを観察することで、ガレリオはそれほど時間をかけずに、われわれの住む地球もまた、太陽の周りを回る存在だということに気づきました。

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どうでもいい、じじぃの日記。
パラダイムシフトとは、その時代の価値観が劇的に変化することをいう。
見えなかったものが、ある日を境に見えるようになることだ。
イギリスの物理学者ホーキンズは、天動説をひっくり返したガレリオの地動説を挙げている。
今後のパラダイムシフトは?
「反重力装置」なんかができたら、びっくりもんだなあ。