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スチーブンイワサザイ
オウムガイ
『話のネタ―会話がはずむ教養読本』 毎日新聞社/著 PHP文庫 1998年発行
発見された年に絶滅した鳥とは? より
ニュージーランド特産の鳥でスズメ目に属するイワサザイという小さな珍鳥がいる。イワサザイは全部で4種。だが、このうちスティーブンイワサザイは、発見された年に絶滅するという、なんとも変わった記録の持主である。
それは1894年のことだった。ニュージーランドの南島(ここにはイワサザイ、ミドリイワサザイ、ヤブサザイが、いまもいる)の北端から3キロの海上にあるスチーブン島の灯台守は、ある日、飼いネコがくわえてきた小鳥が見慣れないものだったので、びっくりした。これを鳥類学者のもとに送った結果、新種であることがわかった。これがスチーブンイワサザイである。この年、灯台守のネコは全部で11羽くわえてきたが、その後、スチーブンイワサザイは1羽も姿を見せていない。もちろん捕獲もされていない。おそらく絶滅したのだろう。
それにしても、スチーブンイワサザイは珍鳥中の珍鳥だった。
この鳥の生きている姿を見た人間はたった1人である。灯台守だ。彼の話によると、スチーブンイワサザイは飛べなかったらしい。事実だとすれば、スズメ目のなかで、これだけが飛べない鳥ということになる。またこの鳥は、この島(直径1.6キロ)にしかいなかったと思われるが、これは鳥類のなかでは分布範囲の最も狭いレコードだ。
山階鳥類研究所の浦本昌紀博士は「本当に飛べない鳥だったかどうかは、標本を見ただけではわからない。標本にはツバサがあるから――。しかし、けもののいない島だったそうだから、飛ばないで地面を歩いていたことは、十分に考えられる」という。それにしても、発見された11羽の「遺体」が全部、標本にされているのは、せめてもの慰めというべきか。
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どうでもいい、じじぃの日記。
ネットで、「絶滅危惧種 動物」をキーにして検索してみた。
オオヤマネコ、ヒョウ、チーター、トラ、・・・など。
ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』によれば、ほとんどの大型動物が絶滅した原因は人間にあるのだそうだ。
意外と、絶滅していそうでいないのが「オウムガイ」だ。
オウムガイは、約5億年も生きている。
ある本によると、オウムガイは浅瀬に棲んでいたが、生存競争に敗れ、沖のほうに追いやられた。
深海では水圧で殻がつぶれてしまうので、水深の限られた範囲にしか棲んでいなのだそうだ。
知ったかぶりのじじぃでした。