じじぃの「パーキンソン病・動きが遅い・手や足の震え!いつか罹る病気に備える本」

脳に電極を埋め込みパーキンソン病を治療 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=cvl5Orkgh1c
脳深部刺激療法(DBS)
(neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp HPより)

機能的手術 - 脳深部刺激療法(DBS) 岡山大学病院
DBSは機能異常をきたしている中枢神経系疾患に対して、脳内に深部電極を留置し、標的を電気刺激することにより、異常な神経活動を制御する治療法です。
この治療の特徴は、1)刺激部位における組織の損傷をほとんどきたすことなく、2)刺激条件や刺激部位を変更することで症状の変化に合わせて調整が可能であり、刺激による副作用を軽減させることができる。3)刺激を中止することで、元の状態に戻すことが可能である。そのため、治療のやり直しも行うことができる。このようにDBSは「安全性」「調節性」「可逆性」の面で大変優れた治療法であります。
わが国では、2000年にパーキンソン病と本態性振戦に対して保険収載されており、主に不随意運動症に対する外科的治療として普及しています。
http://neuro.hospital.okayama-u.ac.jp/disease06/1553
『いつか罹る病気に備える本』 塚崎朝子/著 ブルーバックス 2012年発行
パーキンソン病 より
動作が鈍くなってくるのは自然な老化現象だが、パーキンソン病になると、運動の調節にかかわる脳内の神経伝達物質ドーパミンが不足するために、そうした障害がより早期に現れる。40〜50代を過ぎたころから発症する人が増える。40歳以下で起こるものは、若年性パーキンソン病といわれて区別されるが症状は変わらない。軽度まで含めれば、日本では約15万人の患者がいると見られ、珍しい病気ではない。ごくわずかに遺伝によるものがあるが、誰でも起こり得る。
パーキンソン病では、手や足の震え(振戦)、動きが鈍くなる(無動)、筋肉が固くなってこわばる(固縮)、体のバランスがとりにくくなる(姿勢反射障害)といった、大きく4つの症状が現れる。初期からすべてが揃って現れることは少なく、いずれかの症状で、気づくことが多い。
ネコは高所から落下しても、うまく回転してバランスよく着地できる。人間もバランスを崩すと、無意識に足が前後に出て、転倒から身を守る。パーキンソン病になると、反射が鈍り、踏ん張りが利かなくなって、朽ちた木のように、なすすべもなくバタっと倒れる危険がある。
最初は片手・片足など、片側だけに症状が出て、両側に広がってくるのが特徴。多くは無表情になり、緩慢な動きと相まって、うつ病と見誤られることもある。加えて、睡眠異常、におい感覚の障害、便秘などの運動以外の障害も問題になってくる。症状は急激に起こるのではなく、徐々に進行するので、日常生活に支障が出て、医療機関を訪れるのが一般的だ。
神経内科では、さまざまな検査と診察、薬の反応を見て診断をする。脳梗塞、けがの後遺症や、進行性核上性麻痺や大脳基底核変性症などの異なる疾患でも、パーキンソン病と同様の症状が起こることがあり、こちらはパーキンソン病症候群と呼ばれて区別される。パーキンソン病の場合、中脳と呼ばれる部分の神経細胞に障害が出ているが、MRI検査では異常は現れない。
治療は、ドーパミンを補う薬で症状を抑える。ドーパミンを補給するもの、ドーパミンを受け取る細胞の働きを活発にするもの、あるいはドーパミンが分解されるのを防ぐものなど、10種類以上もの薬が発売されており、効き目は高く、服薬しながら働いている人も多い。一方で、悩ましいのが副作用だ。最も多いのが幻覚や幻視で、本人に自覚がある場合もある。また、急に眠気が来たり、手足がブルブルと勝手に震え出すことがある。これらは薬が効いている証拠でもあり、高価と副作用のバランスを見て薬の量を調節する。
ドーパミン病につながる遺伝子の異常はいくつか突き止められてはいるが、根本から治す治療はなく、症状は緩やかに進行する。近年、薬の効果が不十分な場合の治療として、深部脳刺激療法(DBS)が注目されている。脳の深部にある神経核に電極を挿入し、微量の電流を流すことで運動症状を改善させる。いわば、脳のペースメーカーといえる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
暇なもので、病気に関する本をよく見ている。
最近 家の中で、ちょこまか小刻みに歩くことが多くなった。
手足の震えや動きが鈍くなるのは、主に脳のニューロンの働きが鈍くなったことで起こる。
うつ病パーキンソン病など精神障害に共通するものらしい。
寒い日、お風呂に入ると血流がよくなり、運動機能が良くなる。
脳の場合は、手術する深部脳刺激療法(DBS)というのがニューロンの動きを良くするのだそうだ。
私の場合、自閉症との合併症から来ているのかもしれない。