じじぃの「チック症(トゥレット症候群)・勝手に顔しかめ大声が出る!世界仰天ニュース」

ザ世界仰天ニュース チック症SP 8月31日 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0j2bhNmBHA4
Deep Brain Stimulation - What is DBS? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kWAVOhl9OFk
研修プログラム・脳神経外科コース 脳深部刺激治療(DBS) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 病院
脳深部刺激療法(Deep Brain Stimulation: DBS)は、不随意運動症などで脳の一部で発生している異常な神経活動を、脳内に留置した電極から微弱な電流を与えて制御する治療法です(表)。
DBSは脳組織を破壊せず、電流を流している時に限り一時的に特定部位の神経活動を抑制する効果を期待した治療で、電流の強さや刺激部位を調節できること(治療の調節性)、電流を停止して治療を中止することができること(治療の可逆性)が特徴です。また治療が不要になれば電極と刺激装置を抜去することも可能です。
疾患名      刺激目標     症状

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パーキンソン病 視床        振せん
           視床下核    オンーオフ、振せん、寡動
           淡蒼球      寡動、ジスキネジア
トゥレット症候群 視床淡蒼球 四肢・体幹・音声チック
http://www.ncnp.go.jp/hospital/sd/noushinkei/special01.html
世界仰天ニュース  2016年8月31日 日本テレビ
【MC】福亭鶴瓶中居正広 【ゲスト】久野静香中村勘九郎、ヒロミ、おかずクラブ佐藤ありさ、その他
●勝手に顔しかめ大声が出る! 自分で止められないチック症
堀川充さんはスポーツ万能でクラスの女子に人気。成績も優秀だったが強く瞬きしたり顔をしかめたり鼻ならし、甲高い声を出す、つま先をすって歩く、気になった物を触る癖を持っていた。
母に注意されても止めることができずあまりにも母親が怒るのでやめようと何度も試みたが気が付くと触っていた。そして一度やりだすと止まらない。
これは「チック症(トゥレット症候群)」という症状で脳内の神経伝達物質が過剰に作用することが病態の1つと言われている。首を振る、身体を叩く、椅子に座った状態で飛び跳ねるという症状を持つ人もおり、これは運動性チックと呼ばれる。突然大声を出す、ビスケットという言葉を何回も繰り返すという症状は音声チックと呼ばれる。
リアム・コークくん(15歳)は重度のトゥレット症候群を抱えていた。首を振り身体を痛めつける。様々な薬を試したが症状が軽くなることはなかった。リアムくんは脳深部刺激療法(DBS)を受けることにした。電極を脳の深部に埋め込み微弱の電流を持続的に流し薬物治療でコントロール困難な症状の軽減を図るというもの。ただ、脳を傷つけるというリスクもある。リアムくんの場合はこの手術が成功した。
脳深部刺激療法について新井卓医師、
「元々脳深部刺激療法が最も有効と言われたのはパーキンソン病で国内でも認められているが、トゥレット症候群の患者に対してはまだまだない状況で、少なくとも子供を対象にはなっていない」
http://www.ntv.co.jp/gyoten/
『フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する』 ミチオ・カク/著、 斉藤隆央/訳 NHK出版 2015年発行
意識と精神疾患 (一部抜粋しています)
現在、精神疾患を診断するのに、正確で、普遍的に受け入れられている方法はない。それでも、いつの日か科学者が、脳スキャンなどのハイテクを使って正確な診断手段を生み出してくれるという望みはある。これまで、精神疾患の治療の進歩はひどく遅かった。統合失調症患者は、何世紀も苦しみつづけた末、1950年代にソラジンなどの抗精神病薬が偶然発見されたとき、初めて救済の光を目にした。そうした薬は、患者につきまとう声を奇跡のように抑え、時には取り除くことさえできたのである。
抗精神病薬は、ドーパミンなどの神経伝達物質の作用を調節することで作用すると考えられている。具体的に、ある種のニューロンのD2受容体の機能を阻み、それによってドーパミンの作用を抑えるという理屈だ。(幻覚の一因が辺縁系前頭前皮質におけるドーパミンの作用の過剰にあるとするこの理屈で、アンフェタミンを服用した人が似たような幻覚に襲われる理由も説明できた)。
ドーパミンは、脳のシナプスにとってきわめて重要なので、ほかの疾患にも関与している。一説によると、パーキンソン病シナプスにおけるドーパミンの不足で悪化し、トゥレット症候群ドーパミンの過剰で引き起こされるという(トゥレット症候群の症状には、チックと呼ばれる、顔面などの異常な動きがある。ごく一部の患者は、卑猥な言葉や下品な悪口を無意識に発してしまう)。
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将来、科学は精神疾患にどう対処していくのだろう? 予測は難しい。いまや精神疾患は、ひとくくりにできるものではなく、おそろしく多様な形で心を苛(さいな)む幅広い病気だとわかっているからだ。そのうえ、精神疾患を対象とする科学は未熟で、莫大な領域がまったく探索されておらず、解明されていない。
しかし、きわめてありふれていながら頑固になくならない精神障害のひとつであるうつ病については、今日、患者の終わりのない苦しみを治療する新しい方法が試されている。うつ病は、アメリカで2000万人のもの人々を苦しめている。そのうちの1割は、これまであらゆる医学の進歩に抗ってきた難治性のうつ病だ。そうした患者を治療する直接的な方法のひとつは、脳のいくつかの部位の深部にプローブを設置するというもので、これはかなり有望視されている。
この疾患の重要な手がかりは、当時ワシントン大学医学部で研究をおこなっていたヘレン・メイバーグ博士のチームによって発見された。彼らは脳スキャンを使って、それまでほかのどんな治療もうまくいかなかったうつ病患者の大脳皮質に、絶えず異常に活性化しているブロードマン第25野という(脳梁帯状回ともいう)脳領域を突き止めた。
メイバーグのチームは、この領域に脳深部刺激療法(DBS)を試みた。脳に小さなプローブ(探針)を挿入して電気ショックを与える手法で、それは心臓ペースメーカーによく似ている。さまざまな疾患の治療に、DBSは驚くべき成功を収めてきた。ここ10年では、パーキンソン病や癇癪など、身体の不随意運動を起こす疾患の患者4万人に施されている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
8/31、日本テレビ 『世界仰天ニュース』を観た。
【勝手に顔しかめ大声が出る! 自分で止められないチック症】
精神疾患の1つに人格が変わってしまう「チック症(トゥレット症候群)」というのがあるのだそうだ。
昔、電車で通勤していた時に、電車内で突然「ホィ、ホォー」などと、奇声を発する人がいた。こういう症状の人を言うようだ。
パーキンソン病シナプスにおけるドーパミンの不足で悪化し、トゥレット症候群>はドーパミンの過剰で引き起こされる」
「脳に小さなプローブ(探針)を挿入して電気ショックを与える手法で、それは心臓ペースメーカーによく似ている。さまざまな疾患の治療に、DBSは驚くべき成功を収めてきた」
自分にも経験があるが、大人になってこんな病気の原因が分かると、ホッとするものだ。