Why I'm a White Nationalist (14 Reasons) 動画 Dailymotion
https://www.youtube.com/watch?v=efJUFlD1S8Q
白人至上主義者団体(KKK)の行進
アメリカでくすぶる白人至上主義勢力の実態 2000.6
彼らを構成する人々は、少々古臭い考えを持った主婦から金融業界で働くビジネスマン、軍服に身を包んだエリートパイロット、果ては坊主頭をした過激派学生まで千差万別である。しかし、白人至上主義者に共通しているのは、彼らが人種差別論者であるという点だ。白人を最も優秀な民族と考え、他の民族を劣等の存在とする考え方は、彼らに基本的に共通するものである。特に、黒人、ユダヤ人に対する彼らの嫌悪は激しい。
日本に原爆を落としたハリー・トルーマン大統領や最高裁判事のヒューゴ・ブラックも当時のKKKのメンバーだったという。特に1920年代の「人種差別的移民法」(アジア系、ラテン系の移民を制限した)の制定にあたっては、KKKが大きな影響力を行使している。さらに、彼らは財界、警察や軍部内部にも多くの支持者を抱え、アメリカを陰で動かすとさえ言われていた。
当時のKKKは政府、特に州政府や警察とも密接な繋がりを持ち、暗殺などの州政府の出来ないことを行なう非合法手段の遂行者としての役割を担っていたと言われていたのである。
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hc/a6fhc500.html
トランプ現象の背後に白人の絶望──死亡率上昇の深い闇 2016年6月8日 ニューズウィーク日本版
米国の大統領選挙でドナルド・トランプの得票率が高い地域は、白人の死亡率(人口に対する死亡者の割合)が高い地域と一致しているという。
その米国では、薬物・アルコール中毒や自殺など、白人を中心とした「絶望による死(プリンストン大学のアン・ケース教授による表現)」の増加が問題視されている。トランプ現象の背後には、死を招くほどの絶望が潜んでいるようだ。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5278.php
『面白いほどよくわかる 世界の秘密結社』 有澤玲/著 日本文芸社 2007年発行
KKK――アメリカ合衆国を蝕む白人優越主義の結社 それは”暇つぶし”と”悪ふざけ”から始まった!?
白装束。先の尖った頭巾から、目だけがのぞいている異様な姿。炎を振りまいて燃え盛る十字架。そして、極端なまでの白人優越主義――。KKK(クー・クラックス・クラン)のイメージは、このようなものであろう。
KKKが生まれたのは、1865年12月15日。ちょうど南北戦争が終ったばかりのころに当たる。復員した軍人や、戦地へと送られる前に運よく徴兵を解かれた大学生たちが”暇つぶし”の道楽として、テネシー州南部のプラスキーという小さな町で秘密結社を結成したのだ。
彼らは夜更けに白い服を着て道を歩いていると、迷信深いアフリカ系アメリカ人たちが幽霊と間違えてパニックに陥ることを知った。そこで、白装束と白頭巾に身を包み、馬に乗り、松明たいまつ)を掲げて街道を駆けまわった。
この行為を、夜の騎行と呼ぶ。あり体にいえば、幼稚な”悪ふざけ”にほかならない。
ちなみに「クー・クラックス・クラン」という団体名は、ギリシャ語でサークルを意味する「キュクロス」とスコットランド語で氏族を意味する「クラン」を組み合わせたもの。旧式の獣に弾を籠めるときの擬音語とする説は、単なるジョークである。
KKKは差別の対象を次々と拡大していく……カネが集まりすぎて躓いた第2次KKK運動
1915年、感謝祭の日――。KKKが復活した。
主謀者は、W・J・シモンズという牧師。彼は情事あ州都のアトランタの近くにあるストーン山で、「クー・クラックス・クラン騎士団」の結成を高らかに宣言した。これが、第2次KKK運動の始まりとなったのだ。
今回の運動では、アフリカ系アメリカ人だけにとどまらず、さまざまな勢力が排斥の対象とされた。たとえば、ユダヤ人、ローマ・カトリック、共産主義者、無政府主義者、東洋人、移民、進化論者、同性愛者……。
第一次世界大戦とロシア革命が社会全体に不穏な雰囲気を醸し出していたため、スケープゴートを探し求めていた民衆が大挙して、KKKに押し寄せてきた。おかげで、最盛期の会員数は700万超! 創設から6年間の総収入だけでも、800万ドル以上!
しかしながら、このカネが災いをもたらした。利権争いから来る内輪もめや、訴訟合戦と暴露合戦の泥仕合が相次ぎ、幹部たちの腐敗と堕落は目を覆わんばかりになった。
連邦政府や裁判所も、KKKの弾圧と摘発に全力を注いだ。こうして会員数が激減したため、1928年にKKKは「大森林騎士団」と改称することになった。