7 Simple Magic Tricks With Household Items 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=PytQASvCKk4
ボタン マジック
NHKドキュメンタリー 時空を超えて「この世界は仮想現実なのか?」 2017年12月7日 NHK Eテレ
【語り】モーガン・フリーマン
映画『マトリックス』のように、この世界は仮想現実かもしれない。
もしすべてがプログラミングされているとしたら? さまざまな科学者が展開する、奇抜な理論を紹介する。
https://bh.pid.nhk.or.jp/pidh07/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20171207-31-17951
『ぼくと数字のふしぎな世界』 ダニエル・タメット/著、古屋美登里/訳 講談社 2014年発行
アインシュタインの方程式 より
アルベルト・アインシュタインの息子は、父親についてかつてこう述べた。「父に備わっていたのは、私たちが普通考えるような科学者の資質というより、芸術家に近い資質でした。たとえば、優れた理論や立派な研究に対する父の最高の賛辞は、『正確だ』とか『厳密だ』とかではなく『美しい』でした」。大勢の知人も、アインシュタインが美を第一に考えていた、と述べている。数学者ヘルマン・ボンディが統一理論の式をアインシュタインに見せたとき、「うーん、見苦しいなあ」という答えが返ってきたという。
・
手品でも数学でも、思いがけない新しい経験を生みだすためになくてはならないのは、独創的な洞察力と手際の良さだ。たくさんある手順の中のひとつでも間違えると、定理やトリックはぎこちなく見苦しいものになる。
手品師は観客に複雑な手さばきを見せないように大変な苦労をしている、という話をときどき聞く。じつは、そんなに神経を使わなければならないのはトリックがお粗末だからで、みごとなトリックは、その美しさですべてを隠してくれる。それを妙技と呼んでいいかもしれない。
ロンドンでぼくがその夜観たショーの中に、まさに妙技としか思えないものがあった。観客席から大人しそうな女性がステージに呼ばれた。ステージ中央には台座があり、その上に置かれたガラスの器にはさまざまな色の大きなボタンがたくさん入っていた。ボタンは全部で100個ある、と手品師は言った。ステージに上がった女性は指示に従って、器の中に手を入れて好きなだけボタンをつかんで取り出した。つかんだボタンをトレイの上に移し、それをティータオルで覆った。手品師はそのトレイに近づいていき、ティータオルの下をちらっと見てから、観客のほうを見た。
「74個」と彼は大きな声で言った。
女性はトレイの上に散らばっているボタンをひとつひとつ数え始めた。数え終るのにしばらく時間がかかった。1分くらいして、最後のボタンにたどり着くと、彼女は納得のいかない表情をした。ボタンはきっかり74個あったのだ。まわりで息を飲む音がし、すぐに歓声が湧き上がった。「ボタンを数える」手品はその日のハイライトだった。
人々はこの超人的な能力に驚いて喝采を送ったのだろう。確かに、ほんの2秒くらいのあいだに74個という数を一瞬にして認識するのは(73個や75個と間違って言わずに)、尋常なことではない。脳神経学者によれば、人間の脳が即座に把握できる数は4から5だという。この数はあらゆる人に適用される。いくら訓練を積んでも、シナプスの動きが独特であっても関係ないし、数学者や自閉症サヴァンの人も例外ではない。きわめていい目をした人なら、2秒間で8から10個を数えられるかもしれないが、それ以上は無理だ。
これは予知能力とは関係がない、とぼくは思った。たとえそういう能力があると認めたとそても(ぼくは信じていないが)、面白くない感じがした。ボタンひとつひとつ数えるなどということは。たとえすごいスピードでおこなっても、手際よさや美しさが少しもない。ぼくは想像力を駆使してこの手品の手法を探ってみた。
・
夜のうちに頭の中をいろいろな考え方の中から、あるイメージがしっかりと定着したのだ。それはぼくが毎日使っている地味な家庭用品――料理用計量器だった。「どうして正確な個数がたちまちわかったのか?」という疑問からこの答えを導き出したのだ。計ればいい!
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
どうでもいい、じじぃの日記。
アインシュタインが尊敬されているのは、複雑な現象を単純な数式で表現したことにある。
シンプル イズ ビューティフル。
12月7日、NHK Eテレ NHKドキュメンタリー 時空を超えて「この世界は仮想現実なのか?」を観ていたらこんなことを言っていた。
「僅か10行にも満たないコードで全宇宙をプログラムすることが可能です」
シンプルだったら、見せてくれ〜。