じじぃの「アインシュタインの脳・近親交配で超天才児が生まれる?絶滅の生物学」

ラスメニーナスに描かれた王女、マルガリータ

アインシュタインの子供や子孫について!呪ったり悪口言ったり散々なアインシュタイン

2019年1月5日 歴ペディア
アインシュタインには3人の子供がいます。
長男:ハンス・アルベルト・アインシュタイン
次男:エドゥアルト・アインシュタイン
長女:リーゼル・アインシュタイン
●ハンス・アルベルト・アインシュタイン(長男)
つまり両親ともにとても頭が良い…
そんな両親の血をしっかり受け継いだのか、ハンス・アルベルト・アインシュタインは、カリフォルニア大学バークレー校の水理学者となりました。
開水路中の流砂、特に掃流砂の移動形態に関する研究などで有名であり、「アインシュタイン型掃流砂量式」などに名を残しています。
エドゥアルト・アインシュタイン(次男)
優等生で音楽の才能に恵まれており、精神科医に成るべく、大学の医学部に進学しました。しかし、20歳頃から統合失調症を患うようになり、最初の発病から2年後に精神病院に収容されることとなった。
発病後、エドゥアルトは父のアルベルトに対し憎んでいる旨を伝え、アルベルトは生涯この次男に会うことはありませんでした。
●リーゼル・アインシュタイン(長女)
子供が生まれたのは1902年。ミレヴァと正式に結婚をしたのは1903年でした。生まれた女児は「リーゼル」と名付けられましたが、アインシュタインは生涯にわたって彼女とは会いませんでした。
一説によれば誕生後にすぐに養子に出され、1903年の9月に猩紅熱に感染し亡くなったとも言われています。
https://rekisi-omosiroi.com/ainsyutain-sison/

『もうすぐいなくなります 絶滅の生物学』

池田清彦/著 新潮社 2019年発行

近親交配はなぜダメなのか より

人間の社会では近親交配(近親相姦)はインセスト・タブーとして忌避されますが、社会的な根拠はここでは措くとして、その生物学的な根拠は「近交弱勢」に求められることが多いようです。たくさんある遺伝子の中にはいわゆる有害遺伝子も多く、有害遺伝子が優性の場合は、程度にもよりますが、短期間で自然選択によって除去されるのが普通なので、優性の有害遺伝子を持っている人は少ないのです。有害遺伝子が劣勢の場合は、ホモ(同じ遺伝子が相同染色体の同じ位置に存在すること)にならないとその遺伝子は発現しませんから、ある家系の中にこの遺伝子が存在するとして、近親で交配すると、ホモになる確率が高く、結果的に近交弱勢が現れる、というわけです。
ヒトに限らず、哺乳類や鳥も、近交弱勢が現れる確率が高いと言えるでしょう。動物の野生個体群の個体数がある限度以下になると絶滅が不可避になってしまう原因のひとつは、この近交弱勢だと考えられます。
ただし、家系の中に劣勢の有害遺伝子が存在しなければ、近親交配で子孫を作っても、近交弱勢は現れません。有益な遺伝子がホモになって素晴らしい子孫をつくることも可能なわけで、近親交配は生物学的に常に悪い結果をもたらすとは限らないのです。
ちなみに、競走馬のサラブレッドの父系の血統はすべて3頭の牡馬に辿り着けるといわれています。近親交配とはいわないまでも、遺伝的には極めて近縁です。速く走るという優れた能力が現れる一方で、劣勢の有害遺伝子のあるに違いなく、サラブレッドの寿命がポニーに比べはるかに短いのもそのせいだと思われます。
哺乳類や鳥だけではなく、たとえば昆虫でも、有性生殖(自家受精を除く)をする生物には、近交弱勢が現れやすいのです。
昆虫の例で有名なのは、シロモンヤガです。実験室で近親交配させると第1世代から近交弱勢の影響が現れ、世代を追うごとに奇形の割合や幼虫の死亡率が増大し、わずか5世代で卵を受精させることができなくなり、絶滅するといいます。
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私が近親交配による培養に用いたハセガワカミキリの中にも、「悪い遺伝子」がもともと入っていたのかもしれません。
そういう「悪い遺伝子」はなぜ抜けてなくならないのでしょうか。一般的には悪い遺伝子は淘汰されていくはずなのですが、なくなってしまわずにそれがあるということは、その遺伝子には何か「良いこと」もあるのかもしれません。良い面もあるから維持されつ「悪い遺伝子」もあるのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
近親交配はなぜダメなのか。
近親交配で有名なものは、一族内での近親婚が繰り返されたスペイン・ハプスブルク家だ。
ハプルブルク家は、「高貴なる青い血」を守るために近親婚を繰り返していた。
スペイン・ハプスブルク家は、わずか5代で滅亡した。
12月12日、NHKニュース情報番組で、「ブラックホール」のことが取り上げられていた。
今年4月、世界の科学者が協力し史上初めてブラックホールの姿を捉えた事が発表された。
100年前にアインシュタイン相対性理論で予言された「仮想」の天体を、人類は初めて目にしたのだ。
この番組で紹介された「ブラックホール」は、2020年1月26日にドキュメント「スペース・スペクタクル」で放送されるとのこと。 ↓
https://www.nhk.or.jp/special/space/
20世紀の最大の天才、アインシュタイン
このような、天才は再び現れることがないのだろうか。
近親婚と超天才は、どこかでつながっているような気がする。