じじぃの「アリに寄生するゾンビアリ菌・コルディセプスとは!時空を超えて」

Cordyceps: attack of the killer fungi - Planet Earth Attenborough BBC wildlife 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=XuKjBIBBAL8
Cordyceps - Mind Controlling Zombie Fungus 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=r4TeOa4liDs
ゾンビ化したアリからキノコの菌糸が

モーガン・フリーマン 時空を超えて 「人間が“ゾンビ”になることはあるのか?」 2017年10月5日 NHK Eテレ
恐ろしい新種の病原体が毎年現れています。
今や、人の脳を支配する方法も解明されつつあります。
いつか私たちが肉体のコントロールを失うような事はあるのか?
ゾンビによる世界の終わりは起こりうるのでしょうか。
ペンシルバニア州立大学の昆虫学者デビッド・ヒューズは、科学が持つ不気味な側面を身をもって知っています。
ヒューズ、「私は子供の頃菌類にまつわる強烈な体験をしました。私の頭皮についた菌類が数ヵ月のうちにはうように広がって髪の毛がほとんど抜け落ちてしまったのです」
幸いヒューズは生き延びましたが、自然界にはより恐ろしい脅威が存在します。
菌類の中には宿主の体を腐らせ自在に操るものがあるのです。
ヒューズはそうした菌類の研究の第一人者です。
ヒューズ、「この菌類は学名をオフィオコルディケプス・ユニラテラリスといいますが、一般的にはタイワンアリタケとして知られています。食べ物を探し回るうちにアリは何の疑いもなくアリタケの胞子を拾います。アリタケはアリの体に穴を開け体内で増殖。脳に感染して思考を制御する強力な化学物質を脳内に放出します。ゾンビ化したアリは植物の茎によじ登り葉に噛みついて死にますが、これで終わりではありません。この菌類にとって宿主の死はスタート地点です。死んだ組織から成長し、繁殖するという点が興味深いところです」
この段階で既にアリの全身は菌に侵されて変わり果てています。
タイワンアリタケは死んだアリを制御し続け、そのあごを葉に噛みついた状態に保ちます。
増殖したアリタケはアリの頭部の圧力を高め、ついにはこじあけます。
こうしてアリの頭から伸びたアリタケの菌糸が、また次の犠牲者に向けて胞子をまき散らすのです。
アリタケはアリが食べ物を探し回るルートのはるか上から胞子をまくために宿主をコントロールする能力を進化させたのです。
アリはふだんは巣に守られていますが、外で食べ物を探している間は感染に対して無防備です。
アリタケはこの瞬間を狙って攻撃する能力を進化させたと、ヒューズは考えています。
人間の脳はアリの脳とは違うのでタイワンアリタケに操られるおそれはないといいますが、似たような病原体に支配される可能性はないのでしょうか。
アリタケは明らかに生物の行動を制御する能力を進化させてきました。
理論上は、いつか私たちもこうした菌類に狙われるおそれがないわけではありません。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3452/1988033/index.html
『ふしぎな生きものカビ・キノコ―菌学入門』 ニコラス マネー/著、小川真/訳 築地書館 2007年発行
昆虫と菌の関係 より
もし、あなたが昆虫やクモになったとしたら、コルディセプス(核菌類・チベット冬虫夏草)は恐ろしい敵に見えることでしょう。この菌が昆虫のキチン質の外骨格を突き破り、いったん菌糸が中に入ると、すぐ病気の症状が現われてきます。
コルディセプスに侵されたアリは絶え間なくグルーミングを続け、脚が異様に引きつり、変な足どりで動きまわります。苦痛がひどくなると、この行動がひどくなり、ひきつけを起こしたアリは痙攣しながら植物の茎によじ登り、口器から粘液を吐き出して弱っていきます。死ぬほどの激痛から、脚で茎の端をつかみ、缶切りのような口で噛みついたまま死にます。時に、死んだアリの体が別種のアリの餌になることもありますが、あとに残っているのは、その強いあごで茎にしっかりとくらいついた頭だけです。
他の昆虫は菌に感染すると逆の行動を取り、木の幹を下って材の中にもぐりこみます。しかし、病原菌の動きはまったく変わりません。昆虫が死んで数日たつと、外骨格のつなぎ目から菌糸が生え、虫の体を包み、その後、子嚢果とよばれる長く伸びた子実体を作ります。時々虫の頭から子嚢果が突き出てくることがあります。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ふわっと、体に降りそそいだキノコの菌。
菌はアリに胞子を植え付けると、アリのゾンビ化が始まる。
菌は徐々にアリの脳を支配し、ひきつけを起こす。アリを絶命させると、頭から子実体を伸ばし、さらに胞子を拡散する。
恐いですねえ。恐ろしいですねえ。