じじぃの「高血圧症と分子標的薬・実は腎臓は血圧をコントロールしていた!シリーズ人体」

How do we pee? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Pt8071n9RHI
腎臓 腎糸球体

NHKスペシャル 「シリーズ人体〜腎臓があなたの寿命を決める」 2017年10月1日
【MC】タモリ山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長)
1日におしっこは1〜2リットル。でも腎臓は1日に180リットル作る。
腎臓が寿命を決めているという。
●実は血圧をコントロールしているのは腎臓。
腎臓がレニン(血圧をあげようというメッセージ物質)を出し、血圧コントロールしている。
高血圧患者はレニンが多すぎる。手術でそれを改善しているのだ。手術で正常範囲に戻った。
腎臓はあらゆる臓器と語り合いながら重要な仕事をしている。
急性腎障害(AKI)が起きた。
入院患者の5人に1人は急性腎障害になっていた。そして、多臓器不全が生じる。
実は、原因がわからなかったのは腎臓のせいである可能性が出てきている。
http://www.nhk.or.jp/kenko/special/jintai/sp_3.html
腎傍糸球体におけるレニン分泌制御機構:細胞間コミュニケーションの役割 2016-04-21 KAKEN
腎傍糸球体細胞からのレニン産生・分泌は血圧、血流量の恒常性維持に重要な役割を果たしている。レニンの分泌は神経、血管作動物質、成長因子、サイトカインなど多くの因子のパラクライン作用により調節されている。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-20590953/
『コンパス分子生物学 創薬テーラーメイド医療に向けて』 荒牧弘範、大戸茂弘/著 南江堂 2010年発行
テーラーメイド医療 より
治療の現場でも同様に、経験や試行錯誤に基づく治療に対して、疾病の原因となる分子すなわち疾患関連遺伝子産物を特定し、原因となっているという証拠を固めた上で、その分子を狙い撃ちする方法で治療を行うことをEBM(evidence-based medicine、証拠に基づいた医療)という。
分子標的薬の開発は、まさにEBMの考え方に沿った薬剤開発である。分子の特定にまでは至っていない場合でも、疾病の原因となる経路を明らかにした上でその経路を対象に行う治療や、網羅的発現パターンに基づいて複数の治療法から最適なものを選択するような医療をEBMとよんでいる場合もある。
また、同様の疾患であっても、患者1人ひとりで発病の要因が異なる可能性がある。EBMを進めていくとこの疾患の多様性が明らかになり、患者個人ごとに適した治療法を選択することの必要性が生じる。患者における疾患関連遺伝子情報を把握し、患者1人ひとりに最適な治療を行うことをテーラーメイド医療とよぶ。すなわち、遺伝子診断や分子レベルの診断によりそれぞれの患者に固有の疾患関連分子の移譲を特定し(遺伝子診断、分子診断)、その分子を狙い撃ちした分子標的薬物療法を行うことが究極のテーラーメイド医療である。
●高血圧症と分子標的薬
生体内における血圧の調節にはレニンアンジオテンシンが関与している。
したがって、レニン阻害薬、ACE阻害薬、AⅡ受容体拮抗薬(ARB)が有効な降圧薬となる。キマーゼのような、、レニン、ACEを介さないアンジオテンシン合成酵素によりAⅡの阻害が不完全になること、ミニナーゼⅡ(ACEと同一)の阻害がブラジキニンの分解を防げ空咳の副作用を引き起こすことがレニン阻害薬、ACE阻害薬の問題点である。このことから、ARBが今後重要な降圧薬になると考えられている。代表的なACE阻害薬としてカプトプリル、代表的なARBとしてロサルタンがある。

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どうでもいい、じじぃの日記。
10月1日、NHKスペシャル 「シリーズ人体〜腎臓があなたの寿命を決める」を観た。
全身の臓器と語り合い、深く結ばれている腎臓。
私たちの寿命を決めているのも腎臓なのです。
実は、血圧を監視しコントロールするのも腎臓の仕事です。
そのために腎臓が全身に送っているメッセージ物質がレニン
レニンの放出をきっかけとして、全身の血管に変化が起こり血圧が上がります。
「肝心要」という言葉。「肝心」は心臓の心と書くことが多いが、もともとは腎臓なのです。
これまで単に多臓器不全と言われて亡くなった多くのケースで、実は腎臓が引き金となっていた可能性があるといいます。
腎臓を守りさえすれば救えたかもしれない命が、数多く失われていることも分かってきました。
だそうです。