エド・ボイデン:脳の見えない秘密を調べる新しい方法 動画 ted.com
https://www.ted.com/talks/ed_boyden_baby_diapers_inspired_this_new_way_to_study_the_brain/transcript?language=ja#t-16709
脳の地図を作る
MIT scientists find way to more easily map the brain JANUARY 15, 2015 The Boston Globe
Massachusetts Institute of Technology scientists examining the intricate network of brain cells that underlie sight, thought, and psychiatric disease had a running joke in the laboratory: let’s just make everything bigger. If they could simply enlarge brain cells, they reasoned, the task of mapping the circuits would be easier.
https://www.bostonglobe.com/news/science/2015/01/15/instead-zooming-mit-scientists-blow-brain-cells/ahqpkctFFKJsER5xcNEQXO/story.html
サイエンスZERO 「ミクロの限界を超えろ!解き明かされる生命の神秘」 2017年9月24日 NHK Eテレ
【キャスター】南沢奈央、竹内薫 【ゲスト】西村智(自治医科大学教授)
ミクロの世界をとらえる顕微鏡に、革命が起きている。
自治医科大学の西村智教授は、8Kの高精細画像センサーを顕微鏡に活用。これまでにない広視野を確保し、謎の多い生命現象の相関関係を捉え始めた。
MITメディアラボのエドワード・ボイデン教授は、観察限界よりも小さな対象を、紙おむつに使われる素材にヒントを得て拡大。マウスの脳の神経細胞を、詳細に浮かび上がらせた。生命現象の解明へ道を開く、最新技術に迫る。
http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-09-24/31/826/2136649/
MITが選ぶ2017年に注目すべき革新的技術10選まとめ 2017年2月24日 GIGAZINE
マサチューセッツ工科大学(MIT)が出版している技術誌MIT Technology Reviewが、「2017年に知っておくべき10個の革新的技術」をピックアップしています。2016年版と同じように、2017年も期待の次世代技術をGIGAZINE内の記事を中心にまとめてみました。
08:The Cell Atlas(細胞の地図帳)
「細胞」の名付け親であるロバート・フックも驚愕すること間違いなしな、何百万とある個々の細胞を現代の最先端技術を用いて撮影・観察するという次世代のメガプロジェクトが計画されています。このプロジェクトの目的は「人体は実際にどのように作られているのか」を包括的に明らかにすることで、そのために「細胞の地図帳」つまりは「人間の体細胞マップ」を構築することが計画されているそうです。
このような地図を作ることは人体の特徴をより正確に分析するのに役立つそうで、何百人もの脳データを基に、脳を180の部位に分けた新しい脳地図を作る、というマッピング計画も存在します。
http://gigazine.net/news/20170224-10-breakthrough-technologies-2017/
『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論』 ジュリオ・トノーニ、マルチェッロ・マッスィミーニ/著、花本知子/訳 亜紀書房 2015年発行
小脳と視床―皮質系 より
われわれの頭蓋骨になかには、合わせて約1000億個のニューロンがある。それが、視床―皮質系と小脳というふたつの部位のどちらかに入っている。視床―皮質系は、大脳皮質と視床からなり、頭蓋内の大部分を占めている。一方、小脳が占めている空間はずっと小さく、頭蓋骨の後方に位置する。だいたい、うなじのあたりだ。比較的小さく、非常にコンパクトでエレガントな小脳のなかに、ニューロンの総数の大半がつまっているとは驚きである。事実、小脳には800億個ものニューロンが行儀よく並んでいるのだ。視床―皮質系といえば、大脳皮質を含めて、たった200億個のニューロンしかない。
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確かに小脳は視覚、聴覚、その他もろもろの情報を受け取り、処理するのだか、小脳自体は視覚的、聴覚的な感覚を感じられない。「小脳であるお気持ちは?」とインタビューされたところで、たいしてなにも、あるいはまったくなにも感じないのだ。事実、小脳がなんらかの動きをつかさどるとき、それは意識のレーダーにひっかからない。
そして、小脳が摘出され、外科手術用の廃棄物容器に捨てられても、意識は残る。小脳には、頭蓋内の総ニューロン数のうち、4分の3以上がつまっているのにかかわらず、闇も、光も、赤も、青も見分けられない。正真正銘のゾンビなのだ。なぜそうなのか、理由はよくわからない。小脳の解剖学的な知識は十分にあり、ニューロンやシナプスのひとつひとつが手にとるようにわかっても、説明の下描きすら描けない。この例ひとつとっても、哲学者や科学者が「意識と脳の関係はわからない」とすっかりあきらめてしまう気持ちがわかろうというものだ。
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どうでもいい、じじぃの日記。
9月24日、NHK Eテレ サイエンスZERO 「ミクロの限界を超えろ!解き明かされる生命の神秘」を観た。
マサチューセッツ工科大学(MIT)の科学者たちは、脳細胞の高解像度画像を撮ることを目的とした「拡張顕微鏡法」と呼ばれる技術で、脳細胞を拡大して「脳の地図」を作ることを始めた。
そのヒントは紙おむつにあった。
紙おむつに使われる吸水性ポリマーポリアクリル酸ナトリウムは、高い吸水力を持ち水分を吸う事で元の数百倍にも膨らむ素材だ。
脳内にはニューロン(神経細胞)が幾重にも重なって、個々のニューロンとニューロンのつながりが見えにくい。
紙おむつのように、水を吸着させ膨らませてしまえば、ニューロン間のつながりの全体像が見えるようになる。
小さすぎて見えないものを見える大きさにして観察する膨張顕微鏡法。
回折限界という物理的限界を超えたこの技術は、脳の研究に革命をもたらすという。
「わたしはだ〜れ」。脳のどこが働いているのでしょうか。