量子もつれと意識 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=pS6P0FyW7mE
ゾウリムシ
脳と心の関係
Various Mind/ Brain theories. Red arrows indicate presumed
Fig. 2: Various Mind/ Brain theories. Red arrows indicate presumed causative power that is either mind- down (on the left, dual aspect monism) or brain-up (theories assuming emergence, epiphenomenon, and supereminence). The mind is a non-existing entity in eliminative materialism. Gray arrows indicate the emergence of some physical or non-physical mind. Emergent identity theory assumes that some brain configuration is identical with the mind. More details are discussed in the main text.
https://www.researchgate.net/figure/275017249_fig2_Fig-2-Various-Mind-Brain-theories-Red-arrows-indicate-presumed-causative-power-that
『心は量子で語れるか―21世紀物理の進むべき道をさぐる』 ロジャー・ペンローズ/著、中村和幸/訳 ブルーバックス 1999年発行
心の神秘 より
「1つ1つのニューロンは何をしているのか? 単なる計算装置として作動しているだけなのか?」ニューロンは細胞であり、細胞は非常に精巧にできている。実際、あまりにも精巧なので、たとえその1つを取り出したとしても、なお非常に複雑なことをやってのけるだろう。
たとえばゾウリムシは単細胞生物だが、食物に向って泳いでいったり、危険から遠ざかったり、障害物を回避したり、さらに一見したところでは経験によって学習することもできる。こうした特性は、どれも神経系を必要とすると思えるだろうが、ゾウリムシに神経系はない。
せいぜい考えられることは、ゾウリムシがニューロン自身かもしれない、ということだろう! しかし、ゾウリムシにニューロンはない――単一の細胞があるだけである。同様の話がアメーバにも当てはまるだろう。問題は「ゾウリムシやアメーバが、それをどのような手段で行っているのか?」という点である。
1つの考え方は、”細胞骨格”――これは主として、細胞に形を与えている――が単細胞生物の複雑な行動を制御している。というものである。ゾウリムシの場合、泳ぐために使う短い毛(繊毛)は細胞骨格の先端であり、繊毛の大部分は、”微小管(マイクロチューブル)”と呼ばれる小さな管状構造からできている。細胞骨格はアクチンフィラメントや中間径フィラメントのほかに、こうした微小管からできているのである。やはりアメーバも仮足を出すために、微小管を効率的に利用して動き回っている。
微小管は驚くべきものである。ゾウリムシが泳ぎ回る繊毛は、根本的には微小管の束である。さらに微小管は有糸分裂(すなわち細胞分裂)にも、非常に深くかかわっている。だが、このことは普通の細胞にある微小管に関しては言えるが、ニューロンの中の微小管については明らかに正しくない。それはニューロンが分裂しないからであり、おそらくこれは重要な特徴だろう。
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私には、意識というものが何か大域的(グローバル)なものだと思われる。したがって意識の原因となるどんな物理過程も、本質的に大域的な性質をもっているの違いない。量子的干渉は確かにこの点での要求を満たしている。そのような大規模な量子的干渉が可能であるためには高度な隔離が必要とされ、微小管の壁によって、それが実現されているのかもしれない。しかしチューブリン(小さな管)の構造が関与するとなると、さらに多くのことが必要となる。
こうして要求される周囲からの隔離は、微小管のすぐ外側にある”秩序化された水”によってなされるだろう。(生きた細胞には存在することが知られている)秩序化された水は、管の内部で起こる干渉性量子的振動の重要な構成要素でもあると思われる。このことはいささか難しい要求かもしれないが、以上のことがどれも事実だということは、たぶん全くの不合理というわけではないだろう。
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どうでもいい、じじぃの日記。
ゾウリムシに意識はあるのだろうか?
ゾウリムシは単細胞生物で、人間のようなニューロン(神経細胞)はないのだそうだ。
数学者・ロジャー・ペンローズによれば、人間の意識は量子論的な振る舞いなのだそうだ。
少し、ペンローズの本を読むことにした。