ジム・アルカリリ:量子生物学は生命の最大の謎を解明するか? 動画 digitalcast.jp
http://digitalcast.jp/v/23104/
眼鏡探し
man looking for a break and lost glasses
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15年間植物状態の男性の意識を回復、定説覆す 2017.09.27 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
植物状態にある人間は自力での呼吸が可能で、目を覚ましたりすることもある。だが、周囲の状況を認識できず、意思疎通もなく、外界からの刺激に反応する意識もない。
フランスのリヨンにあるマルク・ジャンヌロー認知科学研究所所属で、今回の研究を率いたアンジェラ・シリグ氏は、「意識がこの世に存在しない状態」と説明する。覚醒と意識が完全に切り離されている状態とも言える。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/092700365/
量子力学で生命の謎を解く 量子生物学への招待 ジム・アル=カリーリ、ジョンジョー・マクファデン/著、水谷淳/訳 Amazon
古典物理学では解明できなかった生物の謎(渡り鳥の磁気コンパス、酵素、臭い、遺伝子や進化、心、生命の誕生など)について、量子力学の理論(飛び飛びのエネルギーレベル、波動と粒子の二重性、コヒーレンス、トンネル効果など)を適用させようという試みが見える。
量子力学は熱による外乱のない、非常に微小な領域でしか成立しないはずだが、それがなぜ「温かく湿った」細胞に表出してくるのか仮説を述べている。仮説レベルの話も多いが、量子力学が謎を解く鍵になるかもしれないと感じさせてくれる。
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『量子力学で生命の謎を解く - 呼吸、光合成、嗅覚、磁気感覚…。生命の秘密は、量子の世界に隠されていた!』 ジム・アル=カリーリ、ジョンジョー・マクファデン/著、水谷淳/訳 SBクリエイティブ 2015年発行
心 より
おそらくほとんどの人は、心や魂や意識は物理的な身体とは別物だとする「二元論」の考え方を、何らかの形で受け入れていると思う。しかし20世紀の科学界では二元論は支持を失い、いまではほとんどの神経生物学者は、心と体は1つのものだとする「一元論」の考え方のほうを好んでいる。たとえば神経科学者のマイケル・キンズブルンは、「意識があるというのは、神経回路がある特定の相互機能状態にあるようなものだ」と主張している。しかし先ほど話したように、コンピュータの論理ゲートは神経細胞にかなり似ている。だとしたら、およそ10億のインターネットホストから構成されているワールドワイドウェブ(1000億個の神経細胞からなる脳に比べたらまだ小さいが)のような、高度に連結に連結したコンピュータは、なぜ意識の兆しさえも示さないのだろうか? なぜ、シリコンでできたコンピュータはゾンビで、肉でできたコンピュータは意識を持っているのだろうか? 単に、ワールドワイドウェブが我々の脳の複雑さや「相互連結性」にまだ到達していないというだけの問題だろうか? それとも、意識はまったく違うたぐいの計算活動なのだろうか?
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脳の電磁場によって神経発火が同期するという現象は、神経活動の特徴のなかでも意識と関係があることが知られているごく少数の例の1つである。そのため、意識の謎について考える上でもきわめて重要だ。たとえば、視界のなかに置かれている自分の眼鏡などの物体を探していて、散らかったほかの物体に混じってそれを見つけたときに誰もが経験する現象について考えてみよう。散らかった場所を見ているとき、探している物体をコードしている視覚情報は目を通じて脳へ伝えられているが、なぜかその探している物体を見ることはない。それを「意識」していないのだ。しかししばらくすると、その物体が見えるようになる。はじめ気づかなかったときと、同じ視野のなかにその物体があることに気づいたときとで、脳のなかでは何が変化しているのだろうか? 驚くことに、神経発火そのものは変化しないらしく、眼鏡が見えていようがいまいが同じ神経細胞が発火する。しかし眼鏡を見つけていないときには、神経細胞の発火は互いに同期しておらず、見つけると同期する。電磁場は、脳の互いに離れた場所にあるコヒーレントなイオンチャンネルをすべて1つに結びつけることで、無意識から意識的思考への移り変わりに何らかの役割を果たしているのかもしれない。
強調しておくべきだが、意識を説明するめたに脳の量子コヒーレントなイオンチャンネルといった概念を持ちだしてきたところで、けっしてテレパシーのようないわゆる「超常現象」の存在が裏付けられることにはならない。電磁場もイオンチャンネルも、1つの脳のなかでおこなわれる神経プロセスにしか影響を与えることができず、異なる脳のあいだで意思疎通することはできないのだ! さらに、ゲーデルの定理に基づくペンローズの主張について考察したときのように、酸素活性や光合成など本書で取り上げたほかの生物現象と違い、そもそも意識を説明するのに実際に量子力学が必要であるという証拠はまったくない。しかし、生命に欠かせないあれほど多くの現象に関係していることがわかっている量子力学の奇妙な性質が、生命のもっとも謎めいた産物である意識にはまったく関係していないなどということが、はたして考えられるだろうか?
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どうでもいい、じじぃの日記。
意識と無意識の間で何が起きているのか?
たとえば、自転車に乗っていてペダルを踏むときにペダルを意識して踏んでいるわけではない。散歩をしていて、右足の次に左足を出してとかは意識しない。
しかし、眼鏡を探している状態で、目の前に眼鏡が無いにもかかわらず脳では見える状態にあるのだそうだ。そして、実際に見えたときに見えたと「意識」するのだそうだ。
脳にあるニューロン(神経細胞)はアナログとデジタルの両方を並行に行っているらしい。
脳のなかで、無意識の目的意識(眼鏡を探す)にあるニューロンが量子論的な振る舞い(イベント)をしたときが、「意識」したことになるのだろうか。
「Brain Science Of Illusion Magic」画像検索
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