じじぃの「単細胞生物・悔しかったらゾウリムシかアメーバを作ってみろ!理系の話」

Michael Dickinson: How a fly flies 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=e_44G-kE8lE
ゾウリムシ

NHKドキュメンタリー 時空を超えて「この世界は仮想現実なのか?」 2017年12月7日 NHK Eテレ
【語り】モーガン・フリーマン
映画『マトリックス』のように、この世界は仮想現実かもしれない。
もしすべてがプログラミングされているとしたら? さまざまな科学者が展開する、奇抜な理論を紹介する。
細胞一つ一つに至るまで完全な体を作ることができたとしたら。
作られたキャラクターは生身の人間の完全なコピーとなりうるのでしょうか?
カリフォルニア大学の生物工学者スティーブン・ラーソン氏は生身の生物の完全なレプリカをデジタルで作りたいと考えています。
まずは小さな生物からです。モデルにしているのは長さ1ミリの小さな「線虫」です。
肉眼ではほとんど見えませんが、世界中に生息していて「C・エレガンス」と呼ばれています。
生物学と神経科学の分野では重要な研究対象になっている生物です。
ラーソンの研究チームは世界一リアルなデジタル生物を作るためC・エレガンスに関する膨大な資料を集めました。
C・エレガンスはおよそ1000個の細胞と300個のニューロンからできています。
そんな単純な生物なら作るのも簡単そうですが、簡単ではありません。
各細胞がそれぞれ固有のプログラムを実行し、全て一緒に機能しなくてはならないのです。
それが実現すれば見た目も行動も本物そっくりになるはずです。
彼が目指すのは、見た目も機能もそっくりで、食べ物を見つけ、排泄もし、子孫も残すようなデジタル線虫です。
https://bh.pid.nhk.or.jp/pidh07/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20171207-31-17951
『世の中の裏が面白いほど見える理系の話』 話題の達人倶楽部/編 青春出版社 2011年発行
アメーバの裏 「寿命がない生き物」の知られざる正体は? より
生物の寿命には限りがある。どんなに科学が発達しようと、ヒトを含めて動物は老化し、やがて死を迎える。何百年、何千年と生きた古木も、やがては朽ち果てる。それは生物の宿命であり、自然の摂理でもあるが、その宿命、摂理から免れているといえそうな生物がいる。原生動物のアメーバである。
アメーバは、1個の細胞からなる単細胞生物であり、大型のオオアメーバでも、体長0.
4〜0.6ミリ程度。アメーバは有性生殖もするが、多くは細胞分裂によって増殖する。細胞が2つに分かれることもあれば、より多くの個体に分裂することもある。
細胞分裂によって増えていくかぎり、アメーバの寿命は無限ともいえる。細胞分裂で、1体のアメーバが2体のアメーバとなったときは、どちらも同一の遺伝子をもつもとのアメーバの分身である。その分裂したアメーバがさらに分裂して多くのアメーバとなったとき、それももとの1体のアメーバの分身といえる。
アメーバは自分の分身を次々と増やしていけるので、分身が何体死のうと、別の分身がどこかで生きている。そこで、いまのアメーバは、大昔を生きたアメーバと同じと考えることもできる。地球がアメーバの生存に適さないような環境にならないかぎり、アメーバには寿命がないということもできるのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
少し古い本だが、養老孟司著『真っ赤なウソ』という本を読んでいたら、「悔しかったらハエか蚊を作ってみろ!」というのがあった。
「火星探査機って何かというと、実は鉄砲玉が進化したものにすぎない」
12月7日、NHK Eテレ モーガン・フリーマン 時空を超えて「この世界は仮想現実なのか?」を観ていたら、こんなことを言っていた。
「彼が目指すのは、見た目も機能もそっくりで、食べ物を見つけ、排泄もし、子孫も残すようなデジタル線虫です」
ゾウリムシとかアメーバのような単細胞生物でも、食べ物を見つけ、排泄もしているんだ。
悔しかったら、ゾウリムシとかアメーバを作ってみろ!