じじぃの「歯舌・おろし金のように植物を削り取るカタツムリの歯!ミクロの世界」

Teeth of snail 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=3c_Zdik3_e8
  カタツムリの歯

『不思議で美しいミクロの世界』 ジュリー・コカール/著、林良博/監修 世界文化社 2016年発行
野菜を削り取るおろし器 カタツムリの歯 SNAIL TEETH 400倍 より
野菜畑をカタツムリが這いずり回るだけで、農作物に大きな被害が出るのはなぜだろうか。その原因は、「歯舌(しぜつ)」と呼ばれる器官にある。無数の歯が剛毛のように張り出しているカタツムリの歯は、おろし金のように植物を削り取ることができる。それゆえ、カタツムリは豪勢な食事にありつけるわけだ。
赤くて少し光沢もある無数の物体が整然と列をなしている。いったい何だろうか。答えはカタツムリの歯だ。カタツムリは野菜畑を荒らすことで有名な軟体動物の1つだ。その口内器官はご覧のとおり。おろし金状のこの器官の名前は「歯舌」といい、軟体動物だけでなく、タコやイカなどの頭足類にも見られる。ごみや植物、動物の死骸のみならず、共食いをする種であれば仲間の体に至るまで、あらゆる食物を摂取するために歯舌が使われる。
タツムリには他にも珍しい特徴がある。オスとメスの生殖器を併せ持っていること、つまり雌雄同体である点だ。しかし、1匹では交尾ができないので別の相手が必要になる。カタツムリの交尾行動は非常に長く、まったりとしている。春と秋の月夜に落ち合い、4時間あまり体を密着させる。それから約10日後には、地面を掘った穴で「女房役」が産卵する。
タツムリはミミズと同様に、水中や大気、土壌から汚染物質を体内細胞に吸収することでも知られる。

                            • -

どうでもいい、じじぃの日記。
『不思議で美しいミクロの世界』という本に、いろいろな生物の一部を拡大した写真が載っている。
タツムリの歯って、ノコギリの歯が束のようになっているんですね。
「カタツムリの交尾行動は非常に長く、まったりとしている」
「まったり」と「べったり」とは、どう違うんですかね。