じじぃの「科学・芸術_235_ギリシャ人気質」

Never on Sunday(日曜はダメよ)−"Melina Mercouri" 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=2Wap_KyNF_s
Ancient Greece

ギリシャ人はセックスする回数が世界一らしいのは本当何ですか? 2016/11/1 Yahoo!知恵袋
回答
イギリスの避妊具会社の有名な統計でギリシャは1位でした。
当時は、日本がビリだったことが話題になりましたね♪
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13166292758
ギリシャ人のまっかなホント』 アレキサンドラ・フィアダ/著、加藤洋子/訳 マクミランランゲージハウス 1999年発行
いくら金があっても、あの世にまでは持っていけない より
ギリシャ人は濡れ手に粟(それも指1本も動かさずに)の夢が大好きだ。だが現実は厳しい。それでも涼しい顔で言う。「いくら金があっても、あの世にまでは持っていけない」。
金が欲しいのは見栄を張りたいからだ。高級車、輝く(本物の)宝石、デザイナーブランドの服、毛皮のコート、別荘、ナイトクラブの贔屓(ひいき)の芸人に投げてやる籠いっぱいの花。あとのこと――立派な経歴、幸せな結婚に子どものいる家庭――は二の次だ。
クレタ島の老人が、乾杯のグラスを掲げ仲間に言う。「われわれが未来の愉しみのために、乾杯。願わくは、美しき乙女にかどわかされんことを。それも金持ちで短命な乙女に。」
愛の狩人 より
旅行好きで身持ちの悪い女の子(よい女の子は天国に行き、悪い女の子はどこへでも行く)を対象にした最近の調査によれば、「ラテンの恋人」の栄冠はギリシャ人の巻き毛の上に輝き、2位に甘んじたイタリア男を大いに腐らせたそうだ。
すでに周知の事実であるが、ヨーロッパの寒い国々の女性たちが、夏になるとギリシャの島々に押し寄せる目的はただひとつ。セックス。彼女たちを待ち受けるのは同じ目的の若者たち――名うてのカマキア(女を「釣る」ので捕鯨用の「銛」とでも訳すことができる)だ。普段はふつうの会社員や労働者や学生だが、夏が来ればセックスの饗宴にギリシャ全土から馳せ参じる。愛の営みを人類への奉仕と考える連中だ――浜辺にビロードの帳(とばり)が降りる頃、陽に焼けた逞しい若者たちが、禁断の白い素肌の露わな北欧の娘たちを快楽の高みへと連れ去る。
ギリシャ人はとても官能的だ。中産階級のたしなみでセックスもほどほどに見えるが、これほど大きな誤解もない。ひと皮剥けば欲望の塊。色気も何もないマザーグースではなく、不義密通が当たり前の神話を生み出したお国柄だ。
友だち同士(男同士でも、女同士でも、男女が同席していても)の「熱い」会話を盗み聞きしてみるといい。耳を疑わずにはいられないだろう。だれと何をどんなふうに何回やったかを、どぎつく粉飾して派手に喋りまくるものだから(ギリシャの男も女も暴露趣味がある――極秘事項ならなおのこと)、アテネの喜劇作家アリストファネス[紀元前5世紀のアテネの喜劇作家]の戯曲の無修正版ですら、子どもだましいに見えてくる。
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ギリシャ人にとって、セックスは「神からの賜り物」だから、ないがしろにしたら罰があたる。(そんなこんだで、人工中絶はヨーロッパ一だ。)もしだれかがギリシャ人に向って、西ヨーロッパの教会の教えを持ち出し、「生殖を目的にしないセックスは罪である」などと言おうものなら、笑い飛ばされるのがおちである。「べらぼうめ。もし神さまにそんな御意思があるなら、人間にも動物並みに年に一度の発情期を与えていたはずじゃないか。」
ありていに言って「ギリシャ人、ひと皮剥けば無宗教」。「罪」の意識は希薄である。