じじぃの「ハンディキャップ理論・クジャクの羽のきらびやかさ!すごい進化」

Peacock Dance Display - Peacocks Opening Feathers HD & Bird Sound 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qDvFdj-pFMc
ど派手なクジャクの羽

進化論について。ハンデキャップ理論というものを読んだことがあります。 2016/1/18 Yahoo!知恵袋
回答
>このハンデキャップ理論は、現在の進化論では認められていますか?
「ハンデキャップ理論」自体は認められていません。
しかし、より整理され 拡張された「シグナル理論」となって生物学者には 認められています。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11154580751
『すごい進化 「一見すると不合理」の謎を解く』 鈴木紀之/著 中公新書 2017年発行
適応の進化――非効率の不完全な進化 (一部抜粋しています)
進化は派手で無駄に満ちた生物も創り出してきました。派手な生物の定番としてはクジャクが挙げられます。ダーウインが考察して以来、クジャクは生物の求愛行動を研究する者にとってシンボリックな存在となっています。
本来、鳥の羽は効率よく飛び回るために機能しているはずです。季節の変わり目に何千キロメートルも飛ぶ渡り鳥と、花の蜜を吸うためにホバリングするハチドリとでは、羽に求められる性能は違うでしょうが、いずれにせよ飛ぶことを目的に羽を使っているのは違いありません。ところが、クジャクのオスのあまりにも長い羽は、飛ぶのにかえって邪魔になっています。また、メタリックに輝く目玉模様は、むしろ捕食者に狙われるリスクが高まってしまいそうです。
ご存知の通り、こうした派手さは繁殖のために進化した形質です。求愛の際、オスのクジャクは羽をふるわせてメスにアピールし、メスはじっくりと観察して交尾相手にふさわしいオスを選んでいます。異性の気を引く派手で目立つ形や行動は、効率よくエサをとり、効率よく成長するという観点から見ると、はなはだ非経済的ですが、一方で、動物は成長するだけでなく、成熟したパートナーと交尾して子孫を残さなければなりません。だからこそ、成長のためには無駄なことに見えても、繁殖に必要な形質にも惜しみない投資をするのです。オスと違って、異性にアピールする必要のないメスが地味な見た目をしているのは、派手な姿が無駄であるあることの証拠にほかなりません。
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生存力の高いオスと交尾したいのであれば、なぜメスは体の大きさや運動能力といった生存力を反映する形質でオスの価値を評価しないのでしょうか。オスにしたがって、なぜ生存力そのものをアピールしないのでしょうか。あえて無駄に満ちたアピール手段に頼る必然性はどこにあるのでしょうか。生き物たちの派手な模様は私たちに楽しみを与えてくれますが、自然界の原則である効率性という観点からすると、はなはだ不思議な現象なのです。なぜ生きる力とは無関係なところでモテ/非モテが決まるのかという問いが、アモツ・ザハヴィの「ハンディキャップ理論」以前には謎として残っていました。
アモツ・ザハヴィの提唱したアイデアは、無駄こそ信頼の証になる、というものです。
あらゆるコミュニケーションでは、情報を発信する側から受け取る側に何なかのメッセージが伝わります。
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ザハヴィの仮説で重要なポイントは、メッセージを正しく伝えるシグナルにはコストがかかっているということです。ここでいうコストとは、成長や生存のために何らかの犠牲を払っているという意味です。つまり、メスにモテるからといって、すべてのオスが派手な姿になれるわけではなく、他のオスよりうまく成長する能力のあるオスだけが、派手に着飾る余裕をもてるのであり、だからこそメスは安心して派手なオスを選べるというわけです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
オスのクジャクの羽がど派手なことの理由、知ってましたあ。
「ハンディキャップ理論」で説明がつくのだそうです。
ハンディキャップというと、モテない男がお金の力でと思いますが、あれだけど派手にできるのは、余裕があるからなのだそうです。
確かに、余裕(包容力)のある男は魅力がありますねえ。