じじぃの「科学・芸術_231_オーストラリア人気質」

China Rising: The challenges for Australia as China and the US struggle for supremacy in Asia 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=q1W5NchTZjg
オーストラリアで広がる中国の影響力

オーストラリアで広がる中国の影響力 2016年11月2日 NHK BS1
安全保障の分野で日米と連携してきたオーストラリア。
今、中国が経済的な影響力を強める中で、揺れています。
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2016/11/1102.html
未来世紀ジパング 「みんなの人気者オーストラリアが突如、自国ファーストに!」 2017年7月24日 テレビ東京
【司会】シェリー、秋元玲奈 【沸騰ナビゲーター】太田泰彦((日本経済新聞社 論説委員) 【ゲスト】パックン、坂下千里子鈴木ちなみ、福富満久(一橋大学教授)
美しい自然に恵まれ、資源も豊富な“ラッキーカントリー”オーストラリアが突如、自国ファーストに!オーストラリア版トランプまで登場。
いまオーストラリアでホームレスが増加しているという。
●米軍基地の監視か…中国が港町を99年間借り上げ
オーストラリアはアメリカの同盟国。北部の街ダーウィンは、アメリカ海兵1250名が駐留し、南シナ海などを監視する安全保障の重要拠点だ。そんな二国間の絆の街に、衝撃のニュースが…去年、中国がダーウィンの港を99年間借り上げてしまったのだ。これにはアメリカも怒り心頭。
アメリカ軍を監視する目的なのでは」との声も…。いま、オーストラリアで何が起こっているのか?
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20170724/
『オーストラリア人のまっかなホント』 ジョゼフ・ケネス・ハント/著、高野 昌子/訳 マクミランランゲージハウス 2000年発行
オーストラリア人の本音 より
「あんたがたは犯罪者の末裔じゃないか。」オーストラリア人に向ってこんな台詞を吐くイギリス人は、頭のネジがいかれている。あんたがたの国(イギリス)から送り込まれてきたのがほとんどじゃないか、即座位に切り返されるのがおちなのだから。これには続きがある。どうせなら、もっとまともな国から送られてくればよかったんだと、彼らはいまでも愚痴をこぼしているのだ。
いずれにしても、70年の移送期間中にオーストラリアにやってきた囚人は16万人。自分の意志で渡ってきた移民の数にくらべれば、大海の一滴でしかない。
とはいえ、今日のオーストラリアに開墾の鍬(くわ)を入れたのが、おもに国外追放者や一攫千金を夢見た山師たち(19世紀の金鉱堀り)だったというのも確かな事実だ。政治の腐敗と無能ぶりが日常と化しているのを見ても、それはあまりにも明らかだろう。
それでも彼らは、愛する母国を囚人の入植地と見るすり切れたイメージを返上したいと願っている。たしかにオーストラリア人は悪人ではないし、独創性にあふれている。そういう意味では、自分たちを世界のリーダーとして認めてほしい――彼らの胸には、こんな思いがわだかまっているのだ。
信念と価値観 より
オーストラリア人にとって、なによりも大切なのは、自分自身の個性に対する揺るぎのない信念だ。
彼らは、自分たちの国がきわめて特異であることを知っている。外国からの観光客が、ある種の驚きを抑えられないでいるのを見て、やっぱり自分たちの国はほかとは違っているという思いを新たにする。
この国の人種的背景がきわめて多様なことを示す統計を見れば、誰でも、オーストラリア人は国際的だと思うだろう。1つの集団を取り上げて構成員の出身国に注目すれば、そういうこともいえるかもしれない。だが、オーストラリア人なら重々承知のとおり、統計は政府が数字を集計したものであり、政府を動かしているのは政治家で、政治家は信用がおけないものである。
この国がコスモポリタンだというイメージは、オーストラリア人の一人ひとりに着目すれば、かき消えてしまう。外国生まれの人間でさえ、海外とのつながりといえば、おそらく出身国だけだろう。大部分の国民は国際情勢に関心が薄く、海外旅行もめったにしない。
生粋のオーストラリア人なら、海外旅行に出かけるのは20歳(はたち)になってから。それも、そそくさと学窓を巣立っていく必要がない場合に限られる。初めての旅行先に選ばれるのは、アジアの近隣諸国が多い。ビールも食べ物も宿代も安く上がり、波の打ち寄せるビーチもある。これ以上の何を望もう? だが、楽しい旅にはなるだろうが、こうした土地では西洋文明に触れる機会はほとんどない。
やりくり上手に自身があれば、道中に最後の1セントまで残らずつぎ込んで、ヨーロッパへ渡る物もいる。もしそこまでたどり着けたら、ヨーロッパを隅から隅まで「堪能」しようというつもりなのだ。オーストラリアと比べたら大した広さでなないのだから。