じじぃの「最強の鉱産資源国・南アフリカ・白金(プラチナ)!経済は地理から学べ」

沖縄で発見 最大規模の鉱物資源の“熱水鉱床”(15/01/28) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=W016UADYYVQ


プライムニュース 「海の日 スペシャル レアメタル天然ガス 海洋資源大国への戦略」 2017年7月17日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】片山さつき自由民主党政調会長代理)、山田吉彦東海大学海洋学部教授)、平沼光(東京財団研究員 政策研究調整ディレクター)
排他的経済水域EEZ)の面積では「世界第6位」という海洋大国・日本。
日本の周辺海域では精密機器の原料となるレアメタルの鉱床発見や、エネルギー資源「メタンハイドレート」の生産成功など“新たな希望” も相次いで報じられている。
海洋資源」は今どこまで開発が進み、活用されているのか?
さらなる“眠れる資源”を掘り起こし、「海洋資源大国」の実現に向けた『政官学民』それぞれが果たすべき役割を考える。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d170717_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d170717_1
『経済は地理から学べ!』 宮路秀作/著 ダイヤモンド社 2017年発行
希少金属レアメタルが生んだ悲劇とは? より
南アフリカ共和国の鉱産資源の産出量の世界順位を見てみると、鉄鉱石は世界7位、白金族は世界1位、金は世界6位、石炭は世界7位、ダイヤモンドは世界8位です。
石炭の輸出量はインドネシア、オーストラリア、ロシア、アメリカ合衆国、コロンビアに次いで世界6位。しかも埋蔵量が豊富で、可採年数は116.6年もあります。もちろん、南アフリカ共和国の1次エネルギーの中心は石炭(69.3%)です。
金の採掘は、1880年代のゴールドラッシュに起源を持ちます。1970年には世界の70%のシェアを誇っていました。
近年は、手が届くところの金を採り尽くしたため、深く掘らないと金が採掘できなくなったという事情で産出量は減少傾向にあります。コスト高となって採算が合わなくなってきたということです。ちなみに、ダイヤモンドで有名なデビアス社の本社は、南アフリカ共和国にあります。
白金族は聞き慣れない用語ですが、ルテニウム、ロジウム、パラジウムオスミウムイリジウム、白金(プラチナ)の総称で、レアメタルの一種です。水と反応せず、酸や塩基に浸食されにくいという特徴を持っています。
白金族の産出は、ロシア、南アフリカ共和国アメリカ合衆国、カナダ、ジンバブエで世界全体のほぼ100%を占めています。主な用途は、自動車触媒や電気・電子工業用と宝飾品です。
南アフリカ共和国レアメタルの産出量が世界的に多い国なのです。
一般的なレアメタルの定義は次の通りです。
・地球上に存在量が少ない
・技術的に純粋金属として取り出すのが困難。
・精錬コストが高い
レアメタルは埋蔵に遍在性が大きい金属であり、アフリカ大陸南部、旧ソビエト地域、中国などに遍在しています。
冷戦時代は、東西間交流が非常に困難でした。そのため、西側諸国はレアメタルの輸入を南アフリカ共和国に依存していました。南アフリカ共和国レアメタルの供給国として国際的地位を高くしていったのです。だからこそ、西側諸国は南アフリカ共和国アパルトヘイト(人種隔離政策)を強く非難することができませんでした。
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1989年のマルタ会談によって、冷戦構造は終わりを告げました。これによって東西間交流が進み、西側諸国はロシアからのレアメタル輸入が可能となりました。南アフリカ共和国からレアメタルを輸入する必要がなくなったのです。
ここからさらにアパルトヘイトに対する経済制裁は強まります。これを受けて、ついに1991年、南アフリカ共和国アパルトヘイト政策の撤廃を宣言しました。1994年には全人種が参加した初めての総選挙が実地されます。ここで勝利したのが、アフリカ民族会議という黒人政党でした。そしてネルソン・マンデラが大統領になるのです。
門戸が閉ざされていたスポーツの国際大会への参加も認められるようになり、1998年FIFAワールドカップフランス大会に初出場、2010年には開催国になりました。
資源を持つ国は声が大きい。資源を外交カードとして利用できるからです。南アフリカ共和国は冷戦時代、レアメタルを利用し、アパルトヘイト政策を強硬に推進し続けました。
しかし、そういった歴史を乗り越え、南アフリカ共和国は新しい国へと生まれ変わり、1994年4月27日、新しい国旗が制定されました。

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どうでもいい、じじぃの日記。
7月17日、BSフジ プライムニュース 「海の日 スペシャル レアメタル天然ガス 海洋資源大国への戦略」を観た。
日本の排他的経済水域EEZ)は世界第6位で、この排他的経済水域の海底にはレアメタルなど鉱物資源が眠っている。
日本は、これらの海底鉱物資源を採掘する技術を持っているが、採算が合わないので放置している状態なんだとか。
中国が、太平洋に出たがっているのは、これらの海底資源を狙ってのことらしい。
しかし、「白金族」という鉱物資源は南アフリカ共和国に集中しているのだとか。
ロシアでも白金族は産出している。まあ、ロシアは国が広いからなあ。
中国はなんでもありだが、白金族はあまりないようだ。
今年になって中国は、尖閣諸島で海底の泥採集を始めた。