じじぃの「木の切り株からわかる気温変化!樹木たちの知られざる生活」

World’s Top 10 Oldest Trees in 2016 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=euSlq0kEI9Q
Age: 4,846 years old

圧巻!紀元前から存在する世界最古級の12の樹木 2012年11月20日 カラパイア
●樹齢4765年のメトシェラ 米カリフォルニア州
カリフォルニア州インヨー国立森林公園内の、海抜3000メートルのの場所にある、樹齢4765年という驚異的な記録を持つ木。エジプトで最初のピラミッドが建てられた時、この木はすでに100歳を迎えていたことになる。
http://karapaia.com/archives/52108650.html
『樹木たちの知られざる生活 森林管理官が聴いた森の声』 ペーター・ヴォールレーベン/著、長谷川圭/訳 早川書房 2017年発行
進化 (一部抜粋しています)
樹木はどうして長生きなのか? 草花のように、暖かい時期に生長し、鼻を咲かせて種をつくり、それば終われば枯れて土に還る、という生き方を選んでもよかったのではないか?
草花のような生き方には1つの大きな利点がある。世代交代ごとに遺伝的に変化する、つまり突然変異する機械が訪れるからだ。突然変異がもっとも起こりやすいのは交配や受精の瞬間だ。環境が変わりつづけるなか、確実に生き延びるには突然変異による適応が欠かせない。ネズミは数週間に一度は繁殖し、ハエにいたってははるかに頻繁に子孫を残す。繁殖のたびに遺伝子になんらかの異変が起こり、運河よければそれが優れた特徴として役に立つ。
これがいわゆる”進化”だ。進化のおかげで、変わりつづける生活環境にも適応できる。つまり生き残ることができるのだ。世代交代の間隔が短かければ短いほど、適応のスピードも速くなる。適応の大切さに疑いをもつ学者はいない。
それなのに、樹木はそんなことにはおかまいなしだ。何百年も、ときには何千年も生きつづける。もちろん、少なくとも5年に一度は繁殖をするが、これは本当の意味での世代交代ではない。なぜなら、1本の木が何百、何千年と子をつくったところで、その子のために生きる場所を譲り渡さないのだから。すでに何度も説明したように、母親が光の大半を奪いつづけるかぎり、子どもたちはひもじい生活が強いられる。たとえ変異によって子どもたちに新しい特性が備わったとしても、彼らが生長してその遺伝子を次の世代に譲り渡せるようになるまで数百年も待またなければならないのだ。これではあまりに時間がかかりすぎる。ほかの生き物ならとても耐えられない長さだ。
機構の歴史を振り返ると、これまでに何度も大きな変化があったことがわかる。チューリップの工事現場でこんなことがあった。作業員が比較的新しく見える切り株を見つけた。作業員たちはそれを掘り起こし、工事現場のかたわらに放置した。それをたまたまある研究者が見つけ、樹齢を調べてみた。その結果、それはマツの切り株で、およそ1万4000年前にそこに立っていたものだとわかったのだ。
これだけでも充分に驚きに値するが、本当の驚きは当時の気温の変化だ。わずか30年という短期間に気温が6度も低下し、そして同じぐらいの期間でまた上昇していたのだ。私たちが生きる今世紀も、最悪の場合、世紀末までに同じぐらいの気温の変化があるかもしれないと考えられている。前世紀も、凍てつく40年代、70年代の記録的乾燥、90年代の高温、と自然界にとってはとても厳しい時期だった。このような激しい環境の変化を樹木は堪え忍ぶことができたのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
進化を突然変異からみれば、動物は頻繁に子孫を残す方法を選び、樹木は長寿を選んだのだろうか。
樹齢4000年という木もあり、その切り株を調査すれば4000年間の気候・温度が分かるのだとか。
それでも、じっとしてれば長生きできるのかというと、樹木は動物のように動けないので、火事や水害には弱いらしい。
私は、じっと死を待つだけです。