じじぃの「新型がんワクチン・いつかは免疫の力でがん治癒を!免疫細胞治療」

自家がんワクチン 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=v6tOpYMdquo
人工アジュバントベクター細胞 (qlifepro.com HPより)



新型がんワクチンの治験開始 東大・理研 2017.7.5 産経ニュース
がん患者の免疫力を活性化し治療効果を高める新たながんワクチンを、急性骨髄性白血病の患者に投与する治験について東京大と理化学研究所は5日、患者の募集を始めたと発表した。従来と比べ効果の持続と向上が期待できるという。
理研の藤井真一郎プロジェクトリーダーは「治療効果が飛躍的に向上するだろう。目印物質を変えれば他のがんにも利用できる」と話す。
http://www.sankei.com/life/news/170705/lif1707050050-n1.html
理化学研究所
●免疫細胞治療研究チーム チームリーダー 藤井眞一郎 (M.D., Ph.D)
がんワクチン開発を目指した基礎研究を行い、その成果を応用展開し、臨床現場での実用化を目指したトランスレーショナル・リサーチ研究(橋渡し研究)を推進しております。
がん、感染症に罹患しますと、がん細胞や病原微生物など異物に対する自然免疫応答が開始します。特にがんに対しては、自然に排除することは容易ではありませんので、生体防御によりこれらを異物として認識、排除するためには効率の良い自然免疫、獲得免疫の誘導が必要です。
我々は、この両者の免疫システムを誘導しうる方法としてナチュラルキラーT(NKT)細胞リガンドとがん抗原から構成される 「人工アジュバントベクター細胞」 を開発してきました。これは、人工細胞を投与すると、まず自然免疫リンパ球の活性が惹起され、次に樹状細胞の成熟化が促され、最終的に獲得免疫誘導の免疫カスケードが働く新規ドラッグデリバリーシステムです。現在、本研究は文部科学省橋渡し研究加速ネットワークプログラム(シーズB)に採択され、臨床応用に向けて医薬品機構と薬事戦略相談を進めつつ、非臨床試験を行っております。
http://www.riken.jp/research/labs/ims/immunother/
『免疫細胞治療―がん専門医が語るがん治療の新戦略』 武藤徹一郎/監修 幻冬舎 2009年発行
がんと免疫の専門家が語る 九州大学病院教授 谷憲三朗 (一部抜粋しています)
当科では、がんに対する免疫治療に焦点を当てて研究を進めており、2009年2月現在、トランスレーショナル・リサーチとして、ペプチドを樹状細胞で強化し、患者さんの体にワクチンとして投与するという「強化養子免疫細胞療法」を東京大学医科学研究所との共同研究として実地しています。
ペプチドとは、アミノ酸が鎖のようにつながったタンパク質の断片です。細胞ががん化すると、がん特有のタンパク質(がん抗原)がつくられ、そのがん抗原由来の8〜10個のアミノ酸からなる特有のペプチドは、抗がん活性を引き出す可能性があることがわかっています。養子免疫細胞療法とは、リンパ球を一度対外へ取り出して活性化し体内に戻す療法の総称で、免疫細胞治療はその代表的なものです。
当科ではこのほかに、ペプチドワクチン療法の臨床試験も行っています。概要としては消化器がん、肺がん、子宮頸がんに対して多く発現しているとされる5種類のがん抗原由来のペプチドワクチンをそれぞれの患者さんに投与するという治療です。
先ほども触れましたが、ペプチドとはアミノ酸がつながったタンパク質の小断片のことで、がん化するとがん抗原タンパク質がつくられ、そのタンパク質由来の8〜10個のアミノ酸からなる、正常細胞にはないがん特有のペプチドががん細胞から免疫細胞に情報を送ります。この機構をがん治療に昂揚できないかということで開発されたのが、がんペプチドワクチンです。
がんペプチドワクチンは、正常細胞にはなくてがん細胞だけが持っている特有のペプチドを患者さんに投与することで、その患者さん自身の免疫力を高めてがん細胞を攻撃することを目的としたワクチンです。つまり、ワクチンを投与することで、そこに含まれているがん抗原を特異的に攻撃する免疫細胞(CTL)が刺激されて増え、がん細胞を排除するように作用するというわけです。
CTLはそのペプチドを持つがん細胞だけをターゲットにし、正常細胞には何もしませんから、副作用も少なく、患者さんにやさしい治療法としてペプチドワクチンが期待されています。

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どうでもいい、じじぃの日記。
暇なもので、病気に関する本をよく見ている。
今、再生医療とともに、免疫療法が脚光を浴びている。
ワクチンは、一度出会った抗原を記憶し、再び出会ったときには強い免疫応答によって病原体の感染を防いでくれる。
がんをワクチンでやっつける「がんペプチドワクチン」はその代表的な免疫療法のようだ。
がんを早期発見できたとしても、微小のがんがすでに転移していることがある。
私はもう歳だし、そんなにじたばたしてもしょうがない。
とりあえず、ブロッコリー、納豆を食べて、免疫力をつけておこうと思います。