じじぃの「どこかで見たような・ふてぶてしい顔つきのアカウアカリ!霊長類」

【衝撃】キモカワ系!?見た目が変わってる動物たち 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=l0x2meZGVhM
どこかで見たような顔のアカウアカリ

ハゲウアカリ ナショナルジオグラフィック日本版サイト
ウアカリは南米に生息する小型の霊長類で、毛のない頭部と鮮やかな赤色をした顔が特徴的な動物だ。
マラリアなどの病気にかかると顔色が青白くなるので、顔が赤いということがウアカリの間では魅力なのかもしれない。体はボサボサの長い毛で覆われていて、毛色は赤茶からオレンジまでさまざまである。アマゾン川流域だけに生息し、雨林や川、湖といった水辺を好む。
アカウアカリは絶滅の危機に瀕している。すみかとするアマゾンの森で、食用として狩られたり先住民に捕獲されたりする上に、森の伐採が行われ続け、生息地が減っているのだ。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/428785/
『霊長類 消えゆく森の番人』 井田徹治/著 岩波新書 2017年発行
残された聖地――アマゾン (一部抜粋しています)
アカウアカリは鋭い前歯を持っていて、顔は華奢に見えるがあごの力は強い。アカウアカリの生息地には多種のサルも多くすんでいて、一緒に移動することもある。アカウアカリは他のサエうガ食べられないようなブラジルナッツという硬い木の実や、熟して柔らかくなる前のきの実でも強い歯を使って食べることができる。後で紹介するテングヤシの実もその1つである。
アカウアカリは、20頭前後、時には100頭もの群れを作ってかなりの距離を移動すること、寝るときは互いに呼び合って集まるが、森の中でえさを取るときは数頭のグループに分かれて森の中に広がることが普通だ。日中の森を歩いていても、彼らが大きな声で鳴かないと、簡単には見つけられないのはこのためだ。群れにはリーダーとなるオスがいるが、詳しい社会構造などは未解明で、移動のパターンや理由などよく分かっていないことだらけのサルである。
アカウアカリを見て、誰もが抱く疑問は、なぜ、あんな真っ赤な顔をしているのだろう、というものだろう。実は、この問いへの答えはまだない。アカウアカリを飼育している動物園はごく数が限られていることも一因だ。マーク・ボウラー(霊長類学者)によると、アカウアカリの顔色は健康状態や彼らが感じているストレスによってかなり変化するらしく、人間と同様に顔色を見ていると健康状態がわかることもあるという。顔色の変化が、繁殖や交尾のシグナルの役割を果たしているとの仮説もあるが、これは今後の研究課題である。もちろん、そのためには野生のアカウアカリを守ることが先決だ。
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南米ペルー、アマゾン川の交易都市、イキトスから車とボートを乗り継いで約1時間。アマゾンの支流、ナナイ川沿いの小村、パドレコチャにある野生生物の救護センターに足を踏み入れた途端、1頭のサルが高い木の上から肩に飛びかかり、カメラバッグをひったくろうとしてきた。
「あわてずに、関心がないふりをして」と施設を運営するグドラン・スぺーラーが言う。
サルの名はフェリックス。アマゾン川流域にのみ生育する絶滅危惧種の霊長類で、先に紹介したアカウアカリのオスだ。
ペットとして売られていたもの、レストランで見世物になっていたもの、違法に輸出される直前に警察に押収されたものなど、センターには政府や環境保護団体から託された多数のサルが収容されている。3年半前に、警察が近くの農民が飼育していたところを押収し、瀕死の状態で運ばれてきたフェリックスも、その中の1頭だ。一時はエサも口にできないほど衰弱していたが、幸いなことに獣医師の治療が功を奏して一命を取り留め、今では施設内を我が物顔で飛び回るまでになった。この施設にはフェリックスと同じような形で運ばれてきたアカウアカリが他に9頭もいる。これほどの数のアカウアカリを飼育している施設は他にない。アカウアカリの違法な捕獲が今でも続いていることの証明だ。
スぺーラーによると、元気になった個体を野生に返すことも検討されたが、もともと群れで行動するサルである上、どこで捕獲されたのかも分からない。野生のアカウアカリが持っていない病原菌を持っていることへの懸念もあって、彼らが森に帰ることはもはやできない。
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研究グループによると、近年、ペルーでペット目当てやブッシュミート(野生動物の食肉)のための違法な捕獲や取引が確認された霊長類の数は6800頭を超える。「摘発されるのは氷山の一角で、殺されたり、捕獲されたりしている霊長類の数は年間20万頭近くに上る」というのがグループの推定だ。もっとも多いのはクモザルの仲間だ。
このほか、ペルーやその周辺国では、ヨザルの仲間が大量に捕獲されて海外にペットや実験動物として輸出されているし、ベネズエラの固有種で、個体数が300頭程度しかいなくなったフサオマキザルの1種が違法に捕獲され、売られていることなどが報告され、いずれも種の保全に与える悪影響が懸念されている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
昔、新宿のションベン横丁を歩いていたら、真っ赤な顔したおっさんがゲロを吐いていた。
アカウアカリ。どこかで見たような顔だ。