じじぃの「思春期・新天地へと旅立った人類!わが子がキレる本当のワケ」

NHKスペシャル キレる子供たちの脳の秘密 わが子がキレる本当のワケ 動画 dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/x5qs5e2
思春期 「喉仏」

ネアンデルタール人のDNAが我々の「身長と統合失調症」に関連か!? 遺伝子「ADAMTSL3」の最新研究が面白い! 2017.03.13 TOCANA
ネアンデルタール人由来の統合失調症のリスクを減らす遺伝子「ADAMTSL3」
最新の研究ではRNA配列データセットに着目。対立遺伝子に特有の発現を定量化するプロジェクトを立ち上げて調査を開始し、ネアンデルタール人由来の遺伝子と現代人の遺伝子とがそれぞれ52の異なる組織においてどう発現しているのかを検証した。
その結果、両者間にはおよそ25%に違いが見られたといい、特にネアンデルタール人由来の脳と精巣に関わる対立遺伝子に下方制御がはっきり見てとれたという。これにより70万年前頃にネアンデルタール人ホモ・サピエンスの系統が分岐した後に、脳と精巣に急速な進化があった可能性があり、両系統の違いが生まれたのではないか、と研究チームのメンバーである前述のジョシュア・エイキー氏及び同大学のラジブ・マッコイ氏はコメントしている。
http://tocana.jp/2017/03/post_12570_entry_2.html
NHKスペシャル 「ニッポンの家族が非常事態!?第1集 わが子がキレる本当のワケ」 2017年6月10日
【司会】恵俊彰 【ゲスト】三田寛子池田美優、レッド吉田、【専門家ゲスト】明和政子(京都大学教授)、渡辺久子(精神科医
いまニッポンの思春期に異変が起きている。家庭内暴力はこの10年で倍増。不登校や引きこもり、ネットいじめの増加も社会問題になっている。
子どもたちが突然キレる理由を最新科学で探ると、脳の中で性ホルモンによる劇的な変化が起きていることが明らかに。しかも、厄介な問題行動には、人類の進化にさかのぼる「重要な意味」があったのだ。思春期の子をもつ親タレントたちの赤裸々トークを交えながら、思春期の謎に迫る!
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170610
6月10日、NHKスペシャル 「ニッポンの家族が非常事態!?第1集 わが子がキレる本当のワケ」 より
●思春期の脳の不思議な仕組み
驚きの事実を発見したのは、世界的な脳科学者 カリフォルニア大学サンディエゴ校教授ジェイ・N・ギードさんです。
100人以上の子どもの脳を調べ、思春期に脳がどう成長するか、初めて突き止めました。
8歳の脳を真上から見た画像です。青や緑が未発達な部分。成熟すると赤くなります。思春期に入ると脳は後ろから前へと成熟が進みますが、○で囲んだ前頭部の2ヵ所は未発達なまま。
16歳頃から、ようやく成熟し始めます。
20歳になった脳では、最後に成熟しないこの脳の部分は前頭前野。あの感情爆発を抑える抑制機能の中枢です。「脳のブレーキ」がある前頭前野を最後まで成熟させない。
実はこれこそが、人間の思春期の戦略だとギードさんは言います。
ギード、「前頭前野の成熟に時間がかかることは短所だと考えられてきた。しかし、それによって起こる思春期の衝動はとても重要です。リスクを恐れずに新しいことにチャレンジするからこそ、多くを学び、自立できるのです」
解明された脳の発達の全貌です。画像で説明。
思春期に性ホルモンが作用で活発になるのは、脳の中心部分の側坐核扁桃体、海馬。
感情を司る扁桃体や記憶力を司る海馬や快感、報酬を司る側坐核があります。これらの活動を抑えるのが前頭前野です。しかし、脳の表層は後ろから前に成熟するため、前頭前野は最後まで充分に働きません。
そのおかげで、思春期の高い学習能力やチャレンジ精神が存分に高められるのです。
しかしその後、前頭前野は充分に働く始めるのはなんと25歳過ぎであることが分かってきています。
あえて長い期間ブレーキを効かせないという、思春期の戦略。
これは人間の進化においてとても重要な役割を果たしたと、ギードさんは考えています。
およそ6万年前のこと。私たちの祖先は住み慣れたアフリカを飛び出し、さまざまな危険が待つ新天地へと旅立っていきました。
人間の繁栄につながったこの無謀な大冒険を成し遂げたられたのは、やっかいな思春期のおかげだと考えられるのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
最近読んだ本、イアン タッターソル著『ヒトの起源を探して 言語能力と認知能力が現代人類を誕生させた』に、こんなことが書かれていた。
「最初のオーストラリア人がその新しい故郷にたどり着くために外洋を80キロメートルも渡海したに違いないと考えると、これはなおさら驚くべきことである。それは小舟――あるいは少なくとも高度な筏――のみならず、すぐれた航行技術を必要とする大仕事だっただろう」
約6万年前に、アフリカを出た現生人類が短い期間にオーストラリアにたどり着いたことに驚きをもって書いていた。
そういえば、男の子が思春期に「喉仏」が発達するのは現世人間だけだとか。
一説に、ネアンデルタール人が滅びたのは現世人間のような思春期がなかったからというのがあります。