Ice Age 2 ending scene 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hWc2mAtDDbE
デイ・アフター・トゥモロー (The Day After Tomorrow) 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YgwwAMUlAz0
1万5000年前から現在までの気温の変化
水月湖の年縞 福井県里山里海湖研究所
水月湖は、三方五湖の中でも一番大きな湖です。この湖の底には、7万年以上の歳月をかけて積み重なった「年縞(ねんこう)」と呼ばれる縞模様があります。
水月湖の年縞は、いくつかの奇跡が重なってできた世界的に珍しい貴重なもので、考古学や地質学における年代測定の「世界標準ものさし」に採用されました。
http://satoyama.pref.fukui.lg.jp/feature/varve
『人類と気候の10万年史』 中川毅/著 ブルーバックス 2017年発行
氷期の終わり (一部抜粋しています)
私たちが湖に注目した理由は、湖が氷床や海洋よりもひとの暮らしの近くにあり、私たち自身の将来に対して示唆に富んでいるからだった。とくに年縞堆積物は、数年ないし、数十年といった「人間が実感できる」時間スケールの出来事を復元するのに適した資料として価値が高い。水月湖の堆積物は、人間の時間スケールで見たときには何を記録しているのだろう。
そこで私たちが注目したのが、氷期の終わりである。氷期は全世界的に寒い時代であり、その後には暖かい時代が来た。つまり氷期の終わりには、全世界で大規模な「温暖化」が起こった。もちろんこのときの温暖化は自然に起こったものであり、人間活動が強く関与している現在の温暖化と直接比較できるわけではない。しかし、人間が実感できる時間スケールで見た場合に、地球の気候はどのように変動する「可能性」があるのか、知っておくことは重要である。
最後の氷期は、今からおよそ1万1600年前に終わった。それから現在に至るまで、地球はそれほど大規模な気候変動には見舞われていない。つまり氷期の終わりは、大規模な地球温暖化の事例としては現在にいちばん近い。ただし、近いといっても1万年以上も昔のことである。当時の出来事はいかなる歴史文書にも記録されていない。ならば、化石などの地質学的証拠を調べる必要がある。
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水月湖の堆積環境は、おそらくある1年を境にとつぜん変化した可能性が高い。つまり氷期は、まるでスィッチをぱちんと切ったかのように、本当に急激に終ったらしいのである。スイッチが切り替わった後では、水月湖のまわりの気温は温暖になり、しかも数十年スケールで激しく変動することをやめて安定になった。それは、人間にライフスタイルや価値観の変更を迫るほどの本質的で急激な変化だった。
ちなみにグリーンランドの氷床の研究からも、氷期の終わりが本当に急激な変化だったことは示唆されている。2005年に「ネイチャー」誌に発表された論文によれば、グリーンランドを取り巻く大気の流れが完全に切り替わるのに要した時間は、「長くても3年程度」だったらしい。これは水月湖の年縞堆積物に明瞭な境界線が見えることと基本的に合致している。また、水月湖とグリーンランドのそれぞれの年代目盛りを用いて変化のタイミングを推定すると、両者は実質的に同時だったらしい。おそらく氷期の終わりは、一瞬で北半球全体、ひょっとすると世界をも巻き込む、本当の意味での大事件だったのだろう。
ある年を境に世界の相貌がまるで別のものになってしまうような大事件を、有史以来の人類は一度も目撃していない。未曽有と思われるIPCCの将来予測にすら、氷期の終わりほど劇的なスイッチの切り替わりは含まれていない(100年かけて徐々に進行する変化と、長くても3年、場合によっては1年で完結してしまう変化は質的にまったく別のものである)。しかも氷期が終った当時、温室効果ガスの排出や森林伐採といった大規模な人間活動はまだ始まっていない。つまり自然は、人間が引き起こすよりももっと激しい気候変動を、内部から発生させる力を潜在的に持っているのである。
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どうでもいい、じじぃの日記。
地球は約1万年前を境に、氷河期が終わり温暖な気候になったといわれている。
徐々に暖かくなっていったのではなく、ある年を境に劇的な変化が起きたのだという。
確か、そんな感じの映画『デイ・アフター・トゥモロー(The Day After Tomorrow)』があったなあ。