じじぃの「赤色矮星トラピスト1・ハビタブルゾーンに3つの惑星!地球まるごとふしぎ雑学」

世紀の大スクープ NHKサイエンスZERO 太陽系には7つの地球が存在している!? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=DpSHAZ6ke54
The 7 wonders of TRAPPIST-1 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=oxOlgZyLiGs
地球に似た7つ惑星 (gigazine.net HPより)

NASAが地球に似た惑星を7つを「TRAPPIST-1(トラピスト1)」の周りで発見 2017年02月23日 GIGAZINE
地球から39光年離れた場所にある赤色矮星「TRAPPIST-1(トラピスト1)」を周回する「地球と同サイズの」系外惑星7つをNASAが発見しました。
7つの惑星のうち、3つは表面に水が存在しており、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境と言われる「ハビタブルゾーン」に存在する惑星であることも明らかになっています。
http://gigazine.net/news/20170223-nasa-trappist-1-7-planet/
サイエンスZERO 「7つの地球を大発見!?“トラピスト1”惑星系」 2017年5月28日 NHK Eテレ
【キャスター】南沢奈央竹内薫 【ゲスト】渡部潤一国立天文台 副台長)
今年2月、地球から40光年の距離にある恒星「トラピスト1」に、7つの惑星が存在することが発表され、大きな注目を集めている。
太陽系の外に存在する惑星“系外惑星”はこれまで4000以上の候補が見つかっているが、今回の発見が特別とされる理由は、地球と似たサイズで初めて詳しい観測が可能だからだ。また7つのうち3つは、水が液体の状態で存在しうる位置にあり、生命の存在の可能性もあるという。
赤色矮星トラピスト1に近い場所を周回する7つの惑星。実は、恒星に近い惑星は同じ面が常に恒星の方を向くという現象が起こります。
これは恒星の重力によって惑星の自転と公転の周期が同期することで起こります。
潮汐ロックと呼ばれる現象で、地球に対する月と同じ状態です。恒星を向いた片面は常に昼。
一方、片面は常に夜の世界が広がります。昼夜が逆転しないこの極端な環境で生命は暮らしていけるのでしょうか?
シカゴ大学のドリアン・アボット博士は独自に開発した計算モデルで気候のシミュレーションを行いました。
その結果、惑星に分厚い大気と大量の水があれば潮汐ロックがかかった惑星の表面は15℃から35℃の温暖な環境になることが分かったのです。
その理由は大量に発生する雲です。
赤色矮星に向き合っている部分では海水が温められ、分厚い雲が出来恒星からの熱を吸収します。
さらに、その熱を海水と大気が循環させることで惑星全体が温暖になるというのです。40光年先にある7つの惑星のどこかに未知なる生命が存在しているかもしれません。
南沢奈央、「温暖な気候だけど昼夜逆転しないっていうのはちょっと地球とは違います。トラピスト1の惑星も潮汐ロックがかかってるんですか?」
渡部潤一、「この惑星系は恒星に非常に近い所を回ってますので、潮汐ロックがかかってる可能性が高いです」
南沢奈央、「トラピスト1の惑星系のハビタブルゾーンに入ってるあの3つの惑星の環境はどういうものだと考えられてるんですか?」
渡部潤一、「ビデオの最後にありましたけど、何となく全体が赤っぽい惑星が出てました。そのために惑星全体が赤い色に照らされてますから赤い世界の中に。その赤い色を識別する生命がいたりする可能性があるんです。地球の場合は太陽のエネルギーが一番高い黄色に一番感度を持つように人間の目なんかは進化しましたから。一方、違う星ではその星の色に合わせた進化をしている可能性が高いので、生命がいるとするとやっぱり地球とは違う生命がいる可能性が大きいです」
南沢奈央、「何か本当に、生命が存在するっていう気もする」
渡部潤一、「昼夜が逆転しないといつ寝るんだろうなとか。でも、そういう世界にもし進化をした生命がいるとすると、昼活動をする時は昼側に行ってですね休息する時は夜側に行くというようなそういうサイクルを自分で生み出して進化している可能性もあります。むしろその数から言えば、こういった潮汐ロックがかかってる惑星が宇宙には多いことがだんだん分かってきました。でも、知的生命まで進化しているとすると、彼らは地球を観測して、何かあんな熱い星の周りで365回もくるくる回りながら公転してるなんてそんな不安定な所に知的生命なんか生まれそうもないな、というふうに思っているかもしれないです。どちらがメジャーかマイナーか分かんなくなってきたんですよ」
南沢奈央、「そうなってくると、大気がどうなってるのかすごい気になるんですけど」
渡部潤一、「このトラピスト1という恒星は、実はみずがめ座という星座にあります。この夏から秋に見えてくる星座なので、実は今は見えない。だから、この夏から秋にかけて世界中の望遠鏡が競うように、このトラピスト1の観測をするんじゃないかと思います」
南沢奈央、「それで酸素があるとか分かったら、もうすごいことになりますね」
http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-06-03/31/19626/2136638/
『思わず人に話したくなる 地球まるごとふしぎ雑学』 荒舩良孝/著 永岡書店 2014年発行
系外惑星って何? より
地球外生命がいる可能性があるのは、何も太陽系だけではない。太陽系の外にも生命がいる可能性がある。というよりも、太陽系の外にこそ、生命は確実にいると考えられているといった方がいいかもしれない。太陽系の中と外では天体の数が圧倒的に違うからだ。
太陽系が所属している銀河系の中には2000億個もの星があるといわれている。そして、この宇宙には、大きさの大小があるにせよ銀河が1000億〜1兆個もあるという。宇宙全体にある星の数は、数えようがないほどだ。
最近の観測によると、たいていの星は太陽のように自分の周りを回る惑星をもっているので、地球と同じような条件の惑星を見つけることができれば地球外生命が存在する確率が高いはずだ。そのような観点から太陽以外の星の周りを回る惑星の研究が進められている。ちなみに、このような惑星のことを系外惑星とよんでいる。
系外惑星の中でも、地球外生命のいる可能性のあるものは、ハビタブルゾーンに入っていて、地球のように小さな岩石系の惑星であると考えられている。ハビタブルゾーンは生命居住可能域ともいわれ、惑星の表面で水が液体として存在することのできる温度になっている。
系外惑星は1995年にはじめて発見されて以来、加速度的にみつかっている。そして、2014年には系外惑星の候補は3600個以上にもなり、そのうちの1700個近くが確認された。

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どうでもいい、じじぃの日記。
地球から約40光年ほどの距離に、地球によく似た惑星3個見つかったらしい。
太陽系でいえば、ハビタブルゾーン(生命居住可能域)は地球と火星だが、今度見つかったトラピスト1には、3個存在することが分かった。
光速で40年、光の半分のスピードの宇宙船で80年かかる。
今から、500年以上も前の人たちは地球の周りを天体が回っていると思っていた。
だから、どうなるってもんでもないけど。