じじぃの「科学・芸術_417_ヒトの秘密・地球外生命体(エイリアン)」

ダイアモンド博士の“ヒトの秘密” 9▽地球外生命体(エイリアン)も進化する? 動画 Dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/x6fjigs
Kepler-78b planet 'similar' to Earth discovered by astronomers 動画 YuTube
http://www.youtube.com/watch?v=euCq8RkYNA8
Jared Diamond The Third Chimpanzee

地球と同サイズの天体 「ケプラー452b」

 ユーリー・ミラー実験

サイエンスZERO 「7つの地球を大発見!?“トラピスト1”惑星系」 2017年5月28日 NHK Eテレ
【キャスター】南沢奈央竹内薫 【ゲスト】渡部潤一国立天文台 副台長)
今年2月、地球から40光年の距離にある恒星「トラピスト1」に、7つの惑星が存在することが発表され、大きな注目を集めている。
太陽系の外に存在する惑星“系外惑星”はこれまで4000以上の候補が見つかっているが、今回の発見が特別とされる理由は、地球と似たサイズで初めて詳しい観測が可能だからだ。また7つのうち3つは、水が液体の状態で存在しうる位置にあり、生命の存在の可能性もあるという。最新研究を伝える。
7つの惑星のうち、3つは表面に水が存在しており、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境と言われる「ハビタブルゾーン」に存在する惑星であることも明らかになっています。
http://www4.nhk.or.jp/zero/x/2017-06-03/31/19626/2136638/
ダイアモンド博士の“ヒトの秘密 「9 地球外生命体(エイリアン)も進化する?」 2018年3月2日 NHK Eテレ
第9回目は、地球から宇宙の話に飛び出す。
地球の外にも、私たちと同じように進化と発展を遂げた生物がいるかもしれない。そんな地球外生命体=エイリアンについて、みんなで議論する。エイリアンについて自由に考えることで、このシリーズで学んできた動物からヒトへの進化を見つめ直す。今回の講義の場所は、宇宙への好奇心を刺激し続けてきたウィルソン山天文台
ケプラー宇宙望遠鏡は2009年にNASAアメリカ航空宇宙局)が打ち上げました。
地球が太陽の周りを追いかけるように回る。同様に太陽系の外で、恒星とその周りを公転する惑星の探査を続けています。
これまで4000を超える惑星を発見しました。
ハビタブルゾーンは、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境と考えられている天文学上の領域。
ケプラー452bのようなハビタブルプラネットがいくつもあってそこに生命体が存在する可能性が高いと思われます。
どのような条件が整えば生命が誕生するのか?
誕生間もない地球にあったとされる水、アンモニア、メタン、水素があれば実際に生命が生まれるのでしょうか。
私が注目しているのは、ユーリ・ミラー実験です。
1953年に、スタンリー・ミラーは23歳の大学院生でした。シカゴ大学のハロルド・ユーリー教授の下で実験をしていたのです。ミラーは世界中の科学者が注目する実験を行いました。ミラーは生命のいない地球上でもアミノ酸が合成できることを初めて示したのです。
ミラーの実験は、初期の地球においてはアミノ酸の合成のエネルギー源として、雷の他に、紫外線の照射が関係していたものと考えました。
http://www4.nhk.or.jp/diamond-hakushi/x/2018-03-02/31/33614/2753029/
『若い読者のための第3のチンパンジー ジャレド・ダイアモンド/著、秋山勝/訳 草思社文庫 2017年発行
一人ぼっちの宇宙 より
私たちの宇宙には何十億という数の銀河があり、さらにそれぞれの銀河には何十億、あるいは何兆という数の星々が存在する。現在知られているこうした星の多くは、周囲を回転している惑星をしたがえている。そして、この数字が頭に入ったところで、そろそろこんな質問が浮かんでくるはずだ。
この宇宙のなかで、唯一人類だけが特別な存在ということがありうるのだろうか。宇宙の向こう側から私たちを見返している、私たちと同じような文明をもつ知的な存在がいったいどれだけいるだろう。そうした彼らと交信したり、彼らのもとを訪ねたり、あるいは彼らが私たちのもとにやってくるようになるまでには、いったいどれだけの時間がかかるのだろうか。
地球上において私たち人間は、ほかに類を見ない存在だ。複雑さにおいて、人間のような言葉や芸術、農業にいささかなりとも近いものをもつ種は存在しない。こうした人間の特質の大半は、何光年もの距離を隔てた星でも見つけ出すことはできないだろう。(星と星との距離は「光年」によって計られる。1光年とは光が1年のあいだに通過する距離で、約9兆5000億キロ)。しかし、地球以外に知的な生き物が存在するとするなら、その存在のしるしをこの地球にいて調査できる方法が2つある。宇宙探査機と電波信号だ。すでに私たちは2つとも送り出すことは可能だ。同じように、ほかの星の知的な存在も送り出しているのかもしれない。とすれば、彼らの空飛ぶ円盤はいまどこを飛んでいるのだろうか。
この問題は私にとって、科学における最大の謎のひとつである。何十億という星の数、私たち自身の種で発達してきた能力のことを考えれば、同様な能力を発達させたほかの種の宇宙船を見つけてしかるべきだし、少なくとも電波信号ぐらいは発見していてもおかしくない。しかし、そんなふうにはならなかった。この地球だけではなく、宇宙においても私たちは本当に特異な存在なのだろうか。