NASA TESS deployment 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=-CC6VkOtpxU
ALIENS
【解説】NASAの新衛星TESS、宇宙で何を? 2018.04.18 ナショナルジオグラフィック日本版サイト
系外惑星探査を目的としてNASAの新たな宇宙望遠鏡が、4月18日、スペースX社のファルコン9ロケットによって打ち上げられる。
この宇宙望遠鏡「トランジット系外惑星探索衛星(TESS)」は、地球を周回しながら、太陽系近傍にある明るい恒星の周囲をめぐる惑星を探す。そうして、生命の兆候を探すのにより適した系外惑星のリストを作ろうとしている。
「TESS(テス)の打ち上げから数カ月もすれば、地球と似た惑星をもつ恒星を見つけ始められるでしょう」と、米コーネル大学のリサ・カルテネガー氏は言う。
TESSはケプラーと同じように、主星の前を惑星が通過する際に、主星の光が一時的に暗くなる現象を観測する(トランジット法)。主星の減光からは、そこに惑星があるということだけでなく、その惑星の直径や公転周期も推測できる。
星空のほぼ一角のみを見つめ続けたケプラーとちがい、TESSは全天を観測の対象とする。地球の周りを周回しながら、4台のカメラを使って特定の恒星群を最低27日間ずつ観測し、全天の85%を網羅する予定だ。最初の1年間は南の空を観測し、翌年には北の空に移る。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/041700174/
『広い宇宙で人類が生き残っていないかもしれない物理学の理由』 チャールズ・L・アドラー/著、松浦俊輔/訳 青土社 2014年発行
知的エイリアンに関する3つの見方 より
宇宙旅行と並び、エイリアン種族や文明とのコンタクトもSFの主題だ。本章では、エイリアン種族との通信という問題を取り上げる。もちろん、知的エイリアンとのどんな通信でも、乗り越えるべき、ハードルは多い。まず、そもそもエイリアンは存在するのか。SF作家はだいたい、次の3つの世界観のうちのいずれかをとるものだ。
1 異星の生命は銀河のあちこちにふつうにいる。
2 知的エイリアンはまれでも存在する。
3 異星の生命は存在しない。
この3つの見方を順に取り上げてみよう。
●異星の生命は銀河のあちこちにふつうにいる
異星の生命は銀河のあちこちにふつうにいるという見方はたぶん、20世紀初頭から1980年代に書かれたSFを、何より代表する見方だろう。大衆文化では、1960年代のテレビドラマ『スタートレック』がその典型となる。このドラマは、常連のバルカン人、クリンゴン人、ロミュラン人とともに、ほとんど毎週、新しい異星の文化や文明を登場させていた。新シリーズが出るたびに新しい知的エイリアン種族が登場し、今やおそらく「スタートレック」シリーズ全体では数百種にまでなっているだろう。そうなった理由の一端は、最初のシリーズの脚本家が、ノーマン・スピンラッド、セオドア・スタージョン、デーヴィッド・ジュラルドなど、多くが有名なSF作家で、テレビドラマの脚本は初めてという人たちだったからだ。
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光速の何分の1かでも星間旅行ができる種族がいたとすれば、それが銀河を探検するのには何百万年、何千万年しかかからないはずだ。ではどうしてそのエイリアンが地球にまで来ていないのだろう。あるいは星間旅行が不可能でも、電波通信を介してでもこちらに話しかけたい種族がたくさんいるのなら、まだコンタクトがないのはなぜか。SETI(地球外知的生命体による宇宙文明を発見するプロジェクト)は何らかの形でこの50年間行なわれてきたが、沈黙はまだ破られていない。
●知的エイリアンはまれでも存在する
たぶん銀河には何千何万も他の種族はおらず、他に1つか2つというところかもしれない。このアイデアによる作品の最高峰は、ラリイ・ニーヴンとジェリー・パーネルの『神の目の小さな塵』で、これは人類と「モーティ」という、人口爆発の問題からほとんど恒久的に戦争状態にある人類型のエイリアンとのファーストコンタクトを描いている。人類がモーティを発見するまでに、宇宙に乗り出してから1000年以上かかる理由は、「ハイパースペース」推進の特徴と関係している。
異星人の種族が1つだけという小説は多くない。理由は単純で、1ついるとするなら、好きなだけたくさんいると考えて当然だからだ。
●地球人しかいない
エイリアンが明らかにいない作品として主要なものの1番手は、アシモフの『ファウンデーション』3部作で、これは「銀河帝国」の衰退と滅亡、そしてその後の再生をめぐる話だ。アシモフは、エイリアンが出て来ないのはおかしいと思ったようで、ロボット小説をファウンデーションと融合させた後のほうの話では、銀河系に人類以外の知的生命がいない理由を長々と説明している。
しかし、人類が銀河系の中で唯一の知的種族だという考え方は、1980年代以後のSF作家の中では、多数派とまでは言わなくても、少なくとも有力な少数派であり、もしかすると比較多数の地位は得ている。ここでも大衆文化の傾向はそれを反映している。「再想像」された『ギャラクティカ』には、最近の回になるまで、エイリアンの生命がいない宇宙を描いていた。このドラマはもっぱら、人類とサイロンという、人類自身が生み出したエイリアン種族と呼べるものとのやりとりの話になっている。
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ほとんどの物理学者や天文学者は、惑星上で生命がいったん誕生すれば、恒星間通信ができるような何らかの種が進化することはほとんど必然だと思う傾向がある。みそは、進化は生き残りやすい形質に有利にはたらくランダムな変化で進み、(人間の経験からは)知能と道具使用は生き残りに大いに役立つので、時間とランダムな淘汰があれば、知的種族の進化はほとんど不可避だったということだ。
進化生物学者は別の考え方をしており、人類が進化するには、確率の低いできごとがいくつも集中する必要があることを指摘する。たとえば、6500万年前にユカタン半島に衝突して恐竜を滅ぼした小惑星がなかったら、哺乳類は地球で有力な系統になっていなかったかもしれないといったところだ。
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どうでもいい、じじぃの日記。
地球に似た惑星をどうやって探すのか?
たとえば、太陽の周りを回る地球の場合太陽の光が一時的に暗くなる。この現象を観測するのがトランジット法だ。
ケプラーの場合は一定方向だけだったが、NASAが18日に打ち上げた新衛星TESSは全天の85%を網羅するのだそうだ。
宇宙に知的生命体は存在するのか?
3つの考え方がある。
なぜ、エイリアン(知的生命体)は地球に対してコンタクトしてこないのか?
これは、天文学者、進化生物学者の間で大きな謎なのだという。