The Drake Equation After Sixty Years | Part 1 of 2
Where is everybody?
The Drake equation
Scientists use this formula, called the Drake equation, to explore the chance we'll make contact with intelligent aliens
Jul 3, 2018
Even the most optimistic, better-than-average values were depressing: The authors calculated that there's a 41% chance we're alone in the galaxy and a 32% chance we're alone in the visible universe.
"We find a substantial probability that we are alone in our galaxy, and perhaps even in our observable universe," they said.
https://www.businessinsider.com/drake-equation-formula-alien-life-calculation-2018-7
『生物はなぜ死ぬのか』
小林武彦/著 講談社現代新書 2021年発行
第1章 そもそも生物はなぜ誕生したのか より
生物の誕生は地球限定イベントか?
宇宙にはおよそ10の22乗個(1000億の1000億倍)以上の恒星があると推定されています。これはざっくり言って、広い砂漠の砂つぶの数に匹敵する量です。恒星とは太陽のように燃えている。夜空に見えるいわゆる「星」です。高温で燃えているので生物はおそらくいません。生物がいるのは、その周りを回っている地球のような惑星です。惑星は、それ自体では光らないので見つけるのが簡単ではなく、その数は正確にはわかりません。
遠くの惑星を見つける方法の1つに、恒星を横切るときにできる星の「影」を捕えるというのがあります。しかし、惑星の影が地球から見えるのは、恒星と惑星と地球がほぼ一直線上に並んだときだけ。軌道次第なので、みつけるのが難しいです。
1つの恒星系にある惑星の数も、太陽系だと8個ですが、これは例外的に多く、惑星が1つも見つかっていない恒星のほうが一般的です。現在までに発見されている惑星は4400個程度で、恒星の数に比べればかなり少ないです。
宇宙人はいない!?
それでも、古くから地球外知的生命体を探すことは人類の夢でもありました。最初に科学的に行われた調査は、1960年に天文学者のフランク・ドレイクが行ったオズマ計画です。
オズマ計画では、電波をキャッチする電波望遠鏡を用いて地球外知的生命体(宇宙人)の探査を試みました。知的生命体は電波を通信手段として使っている可能性があるので、それを捉えてやろうというわけです。
ドレイクの試算(ドレイクの方程式)では、銀河系には約1000億個の恒星があり、その中で予想される惑星の数、生命が発生する確率、文明を持つ確率、通信を行う確率、その文明が持続される期間などを加味して計算すると、電波を使えるような知的生命体の存在する惑星は銀河系内に10個程度とはじき出されました(図.画像参照)。結構ありますね。
ただこの式の中で、もっとも幅があり議論の余地が大きいのは、文明の持続す期間です。図ではGの「知的な生命体が通信を行える年数」に相当します。ドレイクは1万年と予想していますが、それが長すぎるのではないか、というのです。
人間は電波を使い始めてからわずか100年の間に、2度の世界戦争をし、ものすごい勢いで環境破壊を進めました。とてもこのまま1万年もつとは思えません。仮に1000年で人類のような文明を持った知的生命体は滅びる運命にあるとすると、今この時点で銀河系に知的生命体が存在する惑星数はほぼ「1」となってしまい、地球以外に1つあるかないかという寂しい値になってしまいます。
ドレイクの時代から天文学はかなり進歩しましたが、知的生命体の存在確率の予測にそれほど大きな違いは出ていません。つまり、人類のような知的生命体いわゆる宇宙人に遭遇する確率はゼロに近いでしょう。もちろん、人類よりもっと科学的に進歩した宇宙人が地球を訪れる可能性が遠い将来にないわけではありませんが、それ以前に人類が滅びている可能性のほうがだいぶ高いのかもしれません。
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どうでもいい、じじぃの日記。
約10年前、頼藤和寛著『わたし、ガンです ある精神科医の耐病記』を読んだ。
「さらば友よ、むすびに代えて Adieu,l'ami 少々若死にするであろうことは、なんとか諦められる。なにしろ古往今来、洋の東西を問わず、わたしより若く死んだ人々はいくらでもいる。つい数十年前まで、今のわたしの年齢が平均寿命だった。(省略)いや、まったく半死半生の者の繰り言には際限がないのでこのあたりで筆をおくことにする。名残は惜しいが、また出会える日が未来永劫やってこないと決まったわけでもなかろう。人間にとって3分間待つのは容易である。3年、5年だと長くて待ち切れない。これが100億年ということになると逆に存外短いものなのかもしれない。少なくとも宇宙の太初から個人的に物心つくまでは一瞬だった。してみると、死んでから次になにかを体験するまでだとて一瞬だろう」
著者の頼藤和寛さんは52歳で直腸がんになり、入院、手術後翌年平成12年(2000年)に亡くなった。
「また出会える日が未来永劫やってこないと決まったわけでもなかろう」
「ドレイクの試算(ドレイクの方程式)では、銀河系には約1000億個の恒星があり、その中で予想される惑星の数、生命が発生する確率、文明を持つ確率、通信を行う確率、その文明が持続される期間などを加味して計算すると、電波を使えるような知的生命体の存在する惑星は銀河系内に10個程度とはじき出されました」
宇宙は加速膨張を続けているそうだが、いつか収縮に向かうときがくるかもしれない。
「さらば友よ!」
(もう少し生きています (^^;;)