じじぃの「科学・芸術_161_金の歴史・貨幣」

The misfortunes of Croesus the historical king of Lydia 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=dT5pYmiY6SI
 金

地球に存在する金属の金は、すべて超新星爆発でできた金ですか。 2014/12/23 Yahoo!知恵袋
回答
最近では、連星中性子星の合体がr過程の主要なプロセスではないかという意見が強くなり、こちらもシミュレーションでは上手く示すことができている
なので地球にある金は、すべて超新星爆発で出来たと考えるのは早計で、ある程度の割合、あるいは大部分は中性子星の合体によって合成されたものであるかもしれない。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13139759023
『もののはじまり 雑学大全 どこを読んでも必ず誰かと話したくなる!』 なるほど倶楽部/編 だいわ文庫 2013年発行
最初のオリンピックでは金メダルが授与されなかった? より
金メダルは勝利の代名詞にもなっていますが、第1回オリンピック大会では、優勝者に金メダルは授与されなかったのです。
当時の大会で優勝者に授与されたのは、銀メダルとオリーブの小枝。2位には銅メダルと月桂樹の小枝で編んだ冠、そして3位には賞状のみが授与されました。
また、この大会のみ、マラソン優勝者にはメダルではなく銀カップが、フェンシングのフルーレ優勝者には花瓶が、射撃優勝者には戦闘銃が、そして決闘ピストル優勝者にはピストルが授与されました。

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『図説 金の文化史』 レベッカ・ゾラック、マイケル・W・フィリップス・ジュニア/著、高尾菜つこ/訳 原書房 2016年発行
貨幣としての金 より
現在のトルコ西部にあったリュディアの王クロイソスは、as rich as Croesus (クロイソスくらいの大金持ち)という表現があるように、今も大富豪の代名詞になっている。これはギリシャの歴史家ヘロドトスによるところが大きく、クロイソスの死から100年後に『歴史』を書いた彼は、お金で幸せは買えないというお決まりの教訓を証明するため、この王の富裕さを詳しく記した。ヘロドトスは、重さ10タラント(227キログラム以上)の純金をはじめ、リュディアがデルフォイの神託に捧げた途方もない奉納金を列挙する一方、クロイソスがアテナイの哲学者ソロンと会見した場面についても記している。この世で誰がもっとも幸福かと尋ねたクロイソスに対して、ソロンはアテナイの死んだ庶民の名を挙げ、巨万の富を誇る王を憤慨させた――王は自分の名が挙がると期待していた。ソロンは、人間は死ぬまで本当に幸福かどうかはわからないと答え、それは何か恐ろしいことがその人の身に降りかかるかもしれないからだと説明した。
そして実際、ヘロドトスが得意げに語ったように、クロイソスの身にまさに恐ろしいことが起こった。彼は狩猟中の事故で跡継ぎの息子を亡くし、つぎに自分の帝国をペルシャに滅ぼされた。ちなみに、裕福な隣国をけなしたギリシャの歴史家は、ヘロドトスだけではなかった。紀元前7世紀、ギリシャの抒情詩人アルキロコスは、クロイソスの祖先のひとりであるギュゲス王について、「ギュゲスのこうした黄金の数々やその財宝に私は少しも関心がない。(中略)そんなものは私の目にはまったく魅力的ではない」と述べている。
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紀元前546年にクロイソスがペルシャのキュロス王に滅ぼされたことで、ペルシャ帝国がギリシャの玄関口まで勢力を拡大した。つまり、クロイソスの伝説的な富はリュディアを敗北から守れなかったばかりか、ギリシャをその共通の敵から守ることもできなかった。一方、クロイソスは最初に金貨と銀貨の複本位制を生み出した人物であり、これはヘロドトスでさえ賞賛するような功績である。
ただし、これらは最初の硬貨ではなかった。リュディアの先の王たちは、エレクトラム(琥珀金)と呼ばれる金と銀の自然合金から硬貨を鋳造し、これに一定の割合まで銀をくわえて、エレクトロン貨として発行していた。また、中国の周王朝は、紀元前900年頃からコスヤガイの貝殻を模した青銅貝貨を鋳造していた(これらが「硬貨」としてみなされていたかどうかは議論の余地がある)。それにこうした硬貨は、金が商業に利用された最初の例というわけではなく、そうした習慣は少なくともさらに2000年前までさかのぼる。
しかし、ハーヴァード大学大学とコーネル大学が後援するサルディス調査隊――かつてリュディアの首都があった古代遺跡でおこなわれている発掘調査――の証拠によれば、クロイソスは一定の重量や価値をもつ金貨と銀貨を発行した史上初の王だった可能性が高い。その証拠は宝物庫や貨幣鋳造所の遺跡からではなく、金属細工職人の複数の作業場から出土し、彼らはそこで金の粒子や粉を処理し、石英や銀、銅を含む自然金から金を分離させる作業を行っていた。クロイソスの時代の金細工職人は、純金や純銀の硬貨を製造することができた最初の職人だが、それは彼らが金属の分離に最初に成功したことを意味する。