じじぃの「人の生きざま_733_西田・敏行(俳優)」

もしもピアノが弾けたなら/西田敏行(流れる歌詞付) HD 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GeHqiGVyZ1w

西田敏行 コトバンク より
西田敏行(にしだ-としゆき、1947 − ) 昭和後期-平成時代の俳優。
昭和22年11月4日生まれ。45年青年座公演「写楽考」で注目され,「北の家族」「西遊記」などのテレビドラマでユーモラスな個性を発揮,人気をあつめた。のち「敦煌(とんこう)」などの映画に出演,「釣りバカ日誌」シリーズのハマちゃんが当たり役となる。平成22年「釣りバカ日誌」シリーズで日本アカデミー賞会長功労賞。福島県出身。明大中退。

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週刊ポスト 2017年3月10日号
笑刊ポスト 歌手、司会、審査員、応援、ナレーション客でも紅白歌合戦出場! 【編集長】高田文夫 より
あれこれ大病をし昨年は頸椎亜脱臼に胆のう摘出と満身創痍。それでも天下の西田敏行である。先日、本当に久しぶりに私のラジオ番組で対面した。杖はついていたものの頭の方は相変わらずすこぶる快調。持ち前のユーモアと機転と笑顔でホッとひと安心。このキャリア、芸のひきだしの多さ、なによりもこのおかしみ。すべてひっくるめて今もっとも森繁久彌渥美清の位置に近いのは西田敏行だと思う。
釣りなんて本当は対して好きでもないのに『釣りバカ日誌』を22作も撮り、NHK大河では歴代徳川家の将軍を多分一番多く演じているのではないか。『八代将軍吉宗』では吉宗、『葵徳川三代』では徳川秀忠、『功名が辻』では家康。すっかり徳川役者である。『探偵!ナイトスクープ』では上岡龍太郎に代わり2代目局長もつとめれば「もしもピアノが売れたなら、ピアノ売ってちょうーだい」違った「弾けたなら」という大ヒット曲を持っている歌手でもあるのだ。
NHKの『紅白歌合戦』史上、様々な記録を持っている人もいると思うが「歌手」「司会」「審査員」「応援」「ナレーション」とも5パターン、それに「客」の経験もあるときくので6パターンをこなしたエンターテイナーは此の世にいないだろう。あとはセットの電球にでもなるしかない。
小さい頃から大勢の人間を喜ばせることが大好きな団塊世代(昭和22年生まれ、私は昭和23年生まれ)。福島から東京へ出て劇団での役者修行。このあたりの体験、若き日の行動範囲がほとんど一緒で笑ってしまった。
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金もないから夜な夜な酔いつぶれていたのは新宿の西口、俗称ションベン横丁に渋谷ののんべい横丁。まったく同じ頃、同じ場所で呑んでいてよく出くわさなかったものである。ラジオのゲストなどでは何回と来てもらっているが、テレビドラマで一度共演したことがある。宮藤官九郎の『タイガー&ドラゴン』。
あちらは主役級の噺家の師匠役。私は荒川良々の師匠にあたる”高田亭馬場彦”役。マニア間で”ピスタチオの師匠”として超有名。西田敏行のすべてを知りたかったら『役者人生、泣き笑い』(河出書房新社)をどうぞ。