じじぃの「未解決ファイル_292_がん免疫薬・キイトルーダ」

キイトルーダ (keytruda)
(stat.ameba.jp HPより)

ひるおび! (追加) 2017年2月1日 TBS
【司会】恵俊彰 【ゲスト】上昌広医師(医療ガバナンス研究所理事長)、牧嶋博子(TBS解説者)
●高額がん治療薬・半額に・「オプジーボ」 どんな薬?
オプジーボは外科手術、放射線抗がん剤治療と並んで第4のがん治療法と言われている。
点滴タイプで国内で1万人以上が使用している。
従来の抗がん剤が効かなかった患者のがんが小さくなるケースもあり、専門家は今後期待が寄せられる画期的な薬である。
オプジーボ」・・・1人当たり年間約3500万円の医療費。
今日から価格が半額に引き下げられる。
昨日まで、1回の使用量180ミリグラム使うと133万円で2週間に1回×年26回で3458万円。今日からは半額になったので1729万円に。
自己負担額は、70歳未満で年収370万円〜770万円の人の場合 高額療養費制度適用で年間71万1960円に。
http://www.tbs.co.jp/hiru-obi/
【UPDATE】5陣営がしのぎを削る免疫チェックポイント阻害薬、最新の国内開発状況まとめ 2016/12/27  AnswersNews
画期的な作用機序と一部患者に対する高い治療効果、そして高額な薬価で注目を集める免疫チェックポイント阻害薬。がん領域で急速に開かれていく新市場をめぐり、▽小野薬品工業と米ブリストル・マイヤーズスクイブ▽米メルク▽英アストラゼネカ▽スイス・ロシュ▽米ファイザーと独メルク――の5つの陣営が開発競争を繰り広げています。
がん細胞は、免疫細胞からの攻撃を逃れるために、PD-L1というタンパク質を出し、これが免疫細胞のPD-1に結合すると、免疫細胞の働きが抑制されます。抗PD-1抗体は免疫細胞のPD-1に結合し、PD-L1との結合を阻害。抗PD-L1抗体は、がん細胞が出すPD-L1に結合し、PD-1との結合を阻害します。小野薬品工業の「オプジーボ」(ニボルマブ)や米メルク(MSD)の「キイトルーダ」(ペムブロリズマブ)は抗PD-1抗体です。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/7342/
週刊ポスト 2017年2.3月号
●健康長寿の新常識 「がん新薬」続々上陸へ−オプジーボのライバル薬が間もなく日本で処方スタート
2014年に日本で承認され、一部の末期がんにも効き目があり「夢の新薬」といわれた小野薬品工業のがん免疫療法薬「オプジーボ」だが、さらに今、その”ライバル薬”が登場しようとしている。この「新薬ラッシュ」は患者にとって朗報か――。
http://www.weeklypost.com/170203jp/index.html
週刊ポスト 2017年2.3月号 より
●健康長寿の新常識 「がん新薬」続々上陸へ−オプジーボのライバル薬が間もなく日本で処方スタート
がん治療の最前線で、ある新薬が注目を集めている。
昨年、「オプジーボ」と同じ悪性黒色腫(皮膚がんの一種)と肺がんに対する治療効果で厚労省から承認を得た「キイトルーダ」で、製薬大手のメルク社が開発した免疫治療薬だ。
医療経済ジャーナリストの室井一辰氏が解説する。
「がん細胞に直接作用するこれまでの抗がん剤と異なり、キイトルーダは患者の免疫機能を高めることでがん細胞を縮小させます。オプジーボに似た効果を持つため、ライバル薬とされています。 さらに、イトルーダは個別のがん細胞を狙い撃ちにするのではなく、体内の免疫細胞に作用するため、発症部位に関係なく様々ながんに効く”汎用性”の点で、オプジーボを上回る可能性があるとの指摘がある。この2つの薬が揃うことで、1つの治療薬で多くのがんを治せる可能性が一気に広がった。がんは『薬で治す』時代に向っていくといえるでしょう」
胃がんや大腸がん、食道がん、肝がん、前立腺がんなどを対象とした臨床試験が国内で進められており、さらなる治療効果が期待されるキイトルーダだが、「薬価」はまだ決まっていないため、現在は一部の医療機関に限って無償提供されている。今月2月にも薬価の確定が予想されており、その後短期間で広く処方されるようになる見込みだ。
これまでとは違ったアプローチで”がん細胞を殺す”新薬は、ほかにも続々と日本に”上陸”すると機体されている。
昨年12月、大手医薬品メーカー・ヤンセンファーマが多発性骨髄腫(血液細胞の1つである形質細胞ががん化した状態)の治療薬として「ダラツマムブ」の製造販売承認を厚労省に申請した(アメリカでは15年11月に承認済み)。
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こうした新薬が普及するうえで高いハードルとなるのが薬価の問題だ。
オプジーボは高額がゆえに医療財政を圧迫するとして議論が起こり、厚労省は今年2月から、年間3500万円(体重60キロの患者)かかったオプジーボの薬価を1750万円に半減することに決めた。
キイトルーダの予想価格は、薬価算定の基準が「類似の医薬品に合わせる」(厚労省保険局医療課)ため、オプジーボと同額程度になると予想されている。

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どうでもいい、じじぃの日記。
免疫療法は、人間のもつ免疫力の力で病気を治すという療法である。
最近では、3大療法(手術、抗がん剤放射線治療)の他に、第4のがん治療としての免疫療法が注目されいる。
これまでの免疫療法は、免疫機能の攻撃力を高めてがん細胞をやっつけるという方法だった。しかし、がん細胞は免疫の働きにブレーキをかけて、免疫細胞からの攻撃を阻止することがわかってきた。ブレーキを外せばいいのだ。
ブレーキをはずす薬、免疫チェックポイント阻害薬 「オプジーボ」は、悪性黒色腫(メラノーマ)に対する新薬として登場した。2015年12月に、肺がんへの適応拡大が承認された。
オプジーボは高額がゆえに医療財政を圧迫するとして議論が起こり、厚労省は今年2月から、年間3500万円(体重60キロの患者)かかったオプジーボの薬価を1750万円に半減することに決めた」
去年あたりから、オプジーボと似た薬「キイトルーダ」などがぞくぞくと登場しているらしい。
これらの競合薬品は、オプジーボの薬価に合わせた価格になるとのこと。
年間1750万円 → 500万円(50万円?)ぐらいにならないものか。