じじぃの「科学・芸術_91_韜光養晦(鄧小平)」

【都市伝説】中国か描く2050年の世界地図...これは怖い 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=D48Isese19c
第一列島線第二列島線

第一列島線」「第二列島線」戦略のオリジナルは中国か? 2007/8/15 Yahoo!知恵袋
回答
人民解放軍近代化計画のなかの概念で1982年に訒小平の意向を受けて腹心の劉華清提督(1997年まで中央軍事委員会副主席)が打ち出したそうです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312473638
中国、次は第二列島線!――遼寧の台湾一周もその一環 2017年1月12日 Yahoo!ニュース
1月8日、人民日報や国営テレビCCTVが「次に狙うのは第二列島線、東太平洋だ!」と一斉に報じた。第一列島線における中国海軍の活動はすでに常態化し、第二列島線は時間の問題で、空母・遼寧は「お宅ではない」と。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20170112-00066491/
矛盾に満ちた中国の軍事戦略
中国がフィリピンなどと領有権を争っている南シナ海で大規模かつ急速な埋め立て(人工島の建設)を行っている。
中国によるスプラトリー(南沙)諸島における人工島の建設は、中国が多用するサラミ・スライス戦術(salami- slicing tactics) の一環である。中国は領土問題において、非軍事的な手段を使い権益を徐々に拡大し、最終的な目的を達成する戦術を採用している。中国にとって最も賢明な対外的なアプローチは、訒小平が唱えた韜光養晦(とうこうようかい)であろう。韜光養晦は、「光を韜(つつ)み養(やしな)い晦(かく)す」であり、才能や野心を隠して、周囲を油断させると共に力を蓄えようとする処世術である。
http://www.jfss.gr.jp/news/20150616/20150616-1.htm
習近平はいったい何を考えているのか』 丹羽宇一郎/著 PHP新書 2016年発行
中国100年の野望 (一部抜粋しています)
中国の歴史を振り返ると、殷や周の時代を経て初めて中国を統一した秦の始皇帝以来、数々の王朝があった。紀元後、最も長期の王朝が289年間続いた唐王朝。次に長いのは275年続いた清朝である。
この歴史のなかで異民族が確立し、全土を支配した王朝は2つしかない。100年近く続いた蒙古族元朝(1271〜1368年)、そして、満州族が275年間支配した清朝(1636〜1911年)だ。
この清朝から、中国の苦渋の歴史が始まる。ロシア、イギリス、ドイツ、アメリカの列強が次々に清朝を侵略・進出してきたのである。イギリスが密輸出する阿片の輸入禁止をきぅかけに勃発する「阿片戦争」(1840〜42年)。広州に停泊したイギリス国籍の船員を清側が逮捕したことを口実に、英仏が清に戦争を仕掛けた「アロー号事件」(1856〜60年)。
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習近平の言う「中国の夢」とは、言ってみれば「漢民族の夢」である。56の民族からなる中国を漢民族のもとに統一し、香港と台湾も併合する。
国境を接するインド、ミャンマーベトナム、ロシアとはおおむね領土問題は解決した。しかし、海上のほうはいまだカタがついていない。現在の中国は尖閣諸島南シナ海に進出し、周辺の国や地域との関係を緊張させている。
中国の立場からみれば、それはアジアでの影響力を取り返す「領土・権力支配回収のプロセス」であり、建国以来の悲願と言っていいだろう。そして、対外的に強硬であればあるほど国民には支持されるという現実がある。
訒小平は「韜光養晦(とうこうようかい)」と言った。すなわち「爪を隠して研(と)いで表に出さない」、国力が整わないうちは国際社会で目立つことをせず、じっくりと力を蓄えておくという戦略である。歴代の中国指導部はこの考え方を踏襲し、対外的には中国の意志を明確に示してこなかった。
ところが、中国が世界の覇者として台頭しつつあるいま、習近平は「中国の夢」を大きく打ち出したのである。その「夢」の実現は、国際秩序に根底的な影響を及ぼすことになる。