じじぃの「中国と台湾・蔡英文総統の米国訪問の波紋!米中関係の行方」

<台湾>蔡英文総統が英語と日本語でツイート 内外に波紋 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=BqJDDz6GTvU

中国から見た太平洋

ニューズウィーク日本版 2017年1月10日
●米中断交さえ!? 台湾総統の米国経由外交
蔡英文総統の米国経由による中米訪問に対し、北京は米共和党議員に蔡総統と会わないよう警告。中国共産党系新聞環球時報は米中国交断絶さえちらつかせた。しかし蔡総統はトランプ陣営シンクタンクとも会っていた。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/01/post-6685.php
ニューズウィーク日本版 2016年12月16日
●トランプ時代の米中対立、中国の報復シナリオを予想する
米国のドナルド・トランプ次期大統領が中国を怒らせている。台湾の蔡英文総統と電話会談を行い、米国が長く維持してきた「1つの中国」原則と言う立場を必ずしも堅持する必要はない、と発言したためだ。
台湾問題は、米中関係における最も難しい要素であると言える。中国は台湾を反乱地域と見なしており、これを支配下に置くための武力行使を放棄したことはない。
トランプ氏が台湾問題をめぐって強硬姿勢を維持する場合、米国に対する中国の報復措置として、想定されるシナリオは以下の通り。
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/12/post-6552.php
蔡英文総統が英語と日本語でツイート 内外に波紋 (追加) 2017年1月29日 毎日新聞
台湾の蔡英文総統が27日、春節旧正月)に合わせて新年のあいさつをツイッターに英語と日本語で投稿したところ、日本語での投稿に中国から批判が殺到する騒ぎに発展した。
台湾メディアによると、総統府は「ツイッターのユーザーの3分の1程度が日本語を使っている。総統はユーザーに旧正月のお祝いを述べた」と説明した。
http://mainichi.jp/articles/20170129/k00/00e/030/107000c
プライムニュース 「2017年の世界情勢 歴史視点から読み解く トランプ現象の大波は」 2017年1月24日 BSフジ
【キャスター】秋元優里、反町理 【ゲスト】五百旗頭真熊本県立大学理事長)、細谷雄一慶應義塾大学法学部教授)
アメリカ・ファースト」を掲げたトランプ氏のアメリカ大統領就任、イギリスのメイ首相によるEU単一市場からの離脱宣言など反グローバリズム時代の到来に、世界は戸惑いを隠せない。
まさに今、大きな転換点を迎えつつある世界は、これからどこへ向かい、日本はどう対応していけば良いのか。
●歴史視点から読み解く・トランプ旋風と欧州
自国第1の政治家たちがヨーロッパで連携したりしている。
細谷雄一 「ドイツのメルケル首相がアメリカに代わってリベラルなデモクラシーでヨーロッパのリーダーになっている。軍事力ではなくモラルの点でだが、たとえば国際法を無視してもトランプならいいじゃないか、というかもしれないが、メルケル首相は厳しい批判をする。実はメルケル首相が一番期待しているのは安倍総理なのです。ドイツは中国の企業と関係がよかった。ところが去年、中国はドイツのIT企業を買収しようと攻撃をかけてきた。今ドイツでは中国は信頼できるパートナーではない。日本だということになった」
提言 「世界の変革期に日本はどう対応すべきか」
五百旗頭真 「アメリカは大きく振るが、必ずやり直す」
 アメリカはきちんと精査している。ブッシュからオバマへ、そしてトランプに移った。大きく揺れるが必ずやり直す。日本はあわてることはない。アメリカは必ず正気を取り戻してくれる。
細谷雄一 「自助と自立」
 相互依存されグローバル化されている時代なので、安全保障や経済が完全に自立することはできないが、精神や知的なものを日本人が自ら考えて、自立する。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d170124_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d170124_1
プライムニュース 「トランプ×1つの中国 台湾海峡に再び危機?」 2017年1月13日 BSフジ
【キャスター】松村未央、反町理 【ゲスト】金美齢(評論家)、朱建栄(東洋学園大学教授)、古森義久産経新聞ワシントン駐在客員特派員 麗澤大学特別教授)
アメリカのトランプ次期大統領は先月、台湾の蔡英文総統と異例の電話会談を行い、経済・政治・安全保障で密接な関係があることを確認した。さらにアメリカFOXニュースのインタビューに応え、歴代政権が維持してきた「1つの中国」の原則にとらわれない考えを表明し、中国は反発を強めている。
予測不可能とされるトランプ氏の言動に、中国は今後どう対応していくのか?今後の米中関係と国際社会における日本の立ち位置を考える。
トランプ次期大統領は昨日の会見で、米国の貿易不均衡の問題を論じる中で「中国との貿易では、何千億ドルもの不均衡を被っている」、国家ぐるみのハッキングに関しては「この国の2200万件の個人情報が中国によりハッキングされている」、さらに「中国は南シナ海でも人工島を建設し、米国に対し優位な立場に立とうとしている」と発言した。
古森義久、「トランプは軍事、安全保障、人権と国際社会が気にしていることについて選挙中発言しなかった。経済問題はやるが肝心の政治、安全保障、国防に関しては甘いのではないかという推測があったが、事実と違っていたことが今の段階で確認された」
提言 「一つの中国」今後のあるべき姿
金美齢 「一つの台湾、一つの中国」
 中国が1つであることには間違いはない。だが、台湾が国として存在していることも確かなことだ。
朱建栄 「微妙な均衡、崩すリスク」
 中国が1つであることは国際社会が認めている。それを認めることで東アジアの平和が保たれてきた。このことを崩すリスクを壊すべきではない。トランプも昨日の記者会見で台湾について言わなかった。
古森義久 「日本も新鮮な発想を」
 トランプという新鮮な発想を持つ人間が出てきた。日本も台湾に対する言い方、たとえば閣僚が言ってはいけないとか、台湾総統と会ってはいけないとか、硬直した枠を変えた新しい発想を政策に移していくべきだ。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d170113_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d170113_1
ワイドスクランブル 2017年1月10日 テレビ朝日
【司会】橋本大二郎大下容子 【コメンテーター】遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)、水谷修(教育評論家)、牛窪恵マーケティング評論家)
●有力者と次々接触・台湾・蔡英文総統・米国訪問に中国が反発
中米4ヵ国を歴訪する台湾・蔡英文総統、8日には外遊の経由地として米国・ヒューストンに宿泊した。
去年12月に行われたトランプ次期大統領との異例の電話会談以来、米中間は緊張状態が続いている。
そんな中、蔡英文総統と米国の大物たちが次々と接触
共和党の重鎮・マケイン上院議員テキサス州アボット知事など共和党の実力者たちを始め、去年の大統領選で指名争いを繰り広げた共和党・クルーズ上院議員とも会談を行った。
さらに、クルーズは中国から圧力を受けたことを明かした。
米国の国会議員にも蔡英文総統と会談しないよう、なおかつ、1つの中国政策を支持するよう求めるものだったという。
急接近する米国と台湾の政治家達、中国共産党機関紙「環球時報」は怒りを露わにして「中国はいざとなったら米中国交断裂の自体だって恐れてはいない」と社説で書いた。
遠藤誉、「環球時報の内容は米中国交正常化して以来初めての表現」
蔡英文総統はさらに2つのシンクタンクのトップ エドウィン・フルナー氏と面会していた。
遠藤誉、「トランプ次期大統領と蔡英文総統の電話会談のお膳立てをした人。1つの中国について懐疑的な意見を持っている」
http://www.tv-asahi.co.jp/scramble/
『国際関係がウラ読みできる ライバル国と友好国』 国際時事アナリスツ/編 河出書房 2016年発行
中国・台湾 独立は認めないが経済協力は盛ん。政権交代で関係はどう変わる? より
2016年1月の台湾総統選挙は、政権交代の結果を得た。2008年に政権に返り咲いた国民党は中国との蜜月を享受し、「1つの中国」策が進められたが、台湾独立を志向する民主進歩党の政権が誕生。中台関係は停滞すると見込まれ、さまざまな影響が懸念されている。
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一方、中国は台湾の独立を認めていない。台湾も中国の一部とする「1つの中国」の原則を貫いている。2000年に誕生した民主進歩党政権は台湾独立を目指し、国際社会に台湾と中国は異なる国と訴え続けた。
だが、2008年に再び国民党が政権を奪取。馬英九総統は中国との間で貿易、移動、郵便の自由(三通)を容認する「経済協力枠組み協定」を終結した。「1つの中国」を確認し合い、中国との直接取引を認める政策を採ったのである。
中国も台湾に歓迎の意を示す。年末には、中台に定期直行便が就航したことで中国から台湾へ200万人の観光客が押し寄せ、台湾の観光業を潤した。
さらに中国は台湾の輸出品の3割を受け入れ、台湾経済の上昇を手助けする。関税を引き下げ、中国企業と合弁事業を興すことを推奨。台湾の企業に対して税制を優遇する約束をするなど、経済交流を促進する策に出た。
台湾の人々は、中国マネーを呼び込む馬英九総統の政策を、当初は歓迎していた。だが、悪いことに中国経済は減速し、これを背景に不満が高まった。
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蔡英文は対中政策について現状維持としているが、中国との間で「1つの中国」の原則確認はしていないし、中国との間のパイプもない。台湾の有権者の間では”台湾意識”が高まっているとされ、良好だった中台関係の行方が注視されている。

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じじぃの日記。
1/10、テレビ朝日ワイドスクランブル』を観た。
【有力者と次々接触・台湾・蔡英文総統・米国訪問に中国が反発】
台湾新総統になった蔡英文主席がもともと台湾独立派であることにふれて、コメンテーターの人がこんなことを言っていた。
「今回の行為が台湾のためになるとは全く思えない」
この発言は、台湾だけでなく日本にも向けているようにとれる。
そうかもしれない。よくわからない。