じじぃの「中国とアフリカ諸国・中国がアフリカへ多額の経済援助をする訳」

【日本ニュース】中国が圧力か アフリカの島国が台湾との外交断絶 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=DnneURYjJmE
中国経済崩壊】南シナ海、アフリカでは中国支持?! 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=51a3lctxf5o

2015年8月17日 テレビ東京 未来世紀ジパング 「池上彰SP!知られざる注目国・第3弾 奇跡の復活 エチオピア より
【司会】シェリー、秋元玲奈 【沸騰ナビゲーター】池上彰(ジャーナリスト) 【ゲスト】坂下千里子、パックン、鈴木ちなみ
急成長するエチオピアで、東アフリカ初となる高速道路や高速鉄道など大規模インフラ建設の攻勢をかけるのが中国。日本VS中国は新たな戦いに突入。日本が目指すべき未来を、池上彰が解き明かす。
●中国の世界戦略がここに・・・巨大インフラ投資の隠された戦略とは!?
アフリカの首都と呼ばれるエチオピア。その理由がアフリカ大陸54の国と地域が加盟するアフリカ連合本部だ。実は中国政府が本部ビル約150億円を、全額無償投資して建設したのだ。
エチオピアでは今、中国企業による巨大なインフラ建設が加速。全ての現場で目にしたのは投資先の中国の、アフリカ戦略の核となる金融機関「中国輸出入銀行」。
中国政府が100%出資している。実はニュースでも話題となっている中国が主導するAIIB(アジアインフラ投資銀行)の先行モデルと言われ、エチオピアで広く展開。これまで批判を浴びてきた「現地に金も雇用も生まない」“中国式”が変貌していた。
中国が建設していたジブチの首都ジブチ区間のレール敷設工事が今年6月に完成した。ジブチの港とエチオピアの首都アディスアベバを結ぶ全長766キロの国際鉄道のレール敷設工事が全面完成したのだ。
「中国の夢」の実現をめざし、軍事強国化を進めながら、「一帯一路(新シルクロード構想)」が着々と進んでいる。
中国の新たな世界戦略 一帯一路に、日本はどう挑むのか。
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20150817/
『国際関係がウラ読みできる ライバル国と友好国』 国際時事アナリスツ/編 河出書房 2016年発行
中国とアフリカ諸国 アフリカへの多額の経済支援から透けて見える中国の野望 より
中国のアフリカ諸国との関係の結び方について、「ネオ・コロニアリズム新植民地主義)と揶揄(やゆ)する欧米の声がある。
第二次世界大戦前にアフリカ諸国を植民地化し、資源などを貪(むさぼ)った過去を持つ欧米列強は、このところの中国の動きに過去の自分たちを重ね合わせているのかもしれない。
中国は日本やヨーロッパを抜き、米国に次ぐ世界の経済大国になって以降、”国際貢献”や”経済支援”の名目のもと、アフリカ各国へ巨額の投資を展開している。
2015年には南アフリカヨハネスブルクで「中国・アフリカ協力フォーラム」を開催。習近平国家主席は首脳会議で、2015年からの3年間でインフラ整備や農業の近代化、貧困対策など10分野で600億ドル(約7兆3900億円)を拠出すると発表。その大盤振る舞いぶりは世界を驚かせた。
欧米の経済大国は、そうした中国の積極的なアフリカ支援に眉をひそめる。先進国が、人道上の観点で問題ありと判断し経済取引を自重しているアフリカの国にも、中国が経済支援を行っていることがその理由である。
かつては、中国の目的は、アフリカの石油やレアメタルなどの天然資源の獲得といわれていた。最近ではさらに、世界における発言権を強めるため、アフリカ諸国との関係を強化しようと経済支援を強化しようとしていると考えられている。
開発資金を求める国々にとって、中国のODA(政府開発援助)はありがたい。資金を受け取る代わりに、中国支持の姿勢を鮮明にするということだ。
欧米のように人権問題で支援を抑制しない中国の姿勢が、独裁国家が少なくないアフリカ首脳陣にとって好ましいともいえる。それが露骨にあらわれたのが、2003年、スーダン西部のダルフール地方で発生したダルフール紛争への対応だった。
4年半の紛争で約20万人が死亡し、「史上最悪の紛争」といわれたこの紛争に、国連をはじめとすr国際社会は、スーダン政府が殺戮を繰り返していると非難。制裁を強化するなどの策に出ていた。
ところが、スーダンで豊富に採掘される石油に目をつけた中国は、欧米諸国におかまいなしに数十億ドル単位の投資を行ない、石油を確保。さらに、早くからスーダンに大量の武器を輸出し、兵器工場の建設を手助けするなどして、大虐殺を助長していたともいわれる。反人道主義にひと役買っていたことになる。
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習近平国家主席は、600億ドルもの支援を表明した際、支援中の中にアフリカ諸国の産業育成を掲げているが、それも国際社会からの批判をかわすためのポーズだという。今後、中国のアフリカ政策が変化を見せるのか、今のところは不透明だ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2015年12月、ヨハネスブルクで開かれた中国・アフリカ協力フォーラムで中国は3年間で総額約600億ドルの支援を表明した。
2016年9月、ケニアなどアフリカ諸国は、南シナ海について中国の立場を支持することを表明した。
2016年12月、台湾はアフリカのアフリカのサントメ・プリンシペと外交関係を断絶したと発表した。サントメ・プリンシペは、近く中国と外交関係を樹立するとみられる。
ある日本の評論家は、中国が南シナ海で強硬なのは、中東から台湾や日本へ石油を運ぶ南シナ海シーレーンを遮断するのが目的なのだろうという。
中国の最終目標は太平洋2分割なのだろうか。
習近平がこれからどう行動するのか、不気味だ。